絵画や和歌に優れた殿様の作品展、佐賀市の徴古館で「元禄の殿様-文人大名 鍋島綱茂」開催

東京ウォーカー(全国版)

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佐賀県佐賀市にある県内の博物館第一号として1927年(昭和2年)に開館した「徴古館」で、鍋島家の伝来品を公開する「元禄の殿様-文人大名 鍋島綱茂」展が10月31日まで開催中。

文人大名と呼ばれ、芸に優れた佐賀の殿様「鍋島綱茂肖像」公益財団法人鍋島報效会 所蔵


江戸時代前期、元禄の時代(1688年~1704年)は、平和な世相を背景に、文芸・学問・芸術などさまざまな文化が花開き優れた作品を数多く生み出した。この時期の佐賀藩主は、初代藩主鍋島勝茂公の孫にあたる2代光茂公とその嫡男3代綱茂公。光茂公は佐賀城内に孔子を祀る二の丸聖堂を創建し、綱茂公は池泉(ちせん)回遊式庭園「観頤荘(かんいそう)」の中にこれを移すなど文教を振興した。親子そろって和歌を好み、綱茂公は書画や能楽にも長じた。

【写真】「八仙人図」鍋島綱茂筆公益財団法人鍋島報效会 所蔵


本展では、「三十六歌仙絵(さんじゅうろっかせんえ)」や「八仙人図(はっせんにんのず)」といった綱茂公自筆の絵画、和歌や漢詩文の書、綱茂公所持と伝わる能装束、また二の丸聖堂にあった扁額や聖像などを展示。それらを通じて、歴代藩主の中で屈指の「文人大名」といえる綱茂公が力を注いだ文事の世界を垣間見られる展覧会だ。

鍋島綱茂公にスポットを当てた「元禄の殿様-文人大名 鍋島綱茂」展で、佐賀に吹いた元禄文化の風を感じてみよう。

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