共に力を合わせ街の再生へ。南三陸さんさんせんべい誕生

2017年3月2日 17:30更新

東京ウォーカー(全国版) 高橋千広

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宮城県本吉郡の株式会社ヤマウチは、東日本大震災後、継続的な交流を持つ山形酒田市の酒田米菓株式会社の協力のもと、南三陸産の海鮮パウダーを使用した「南三陸さんさんせんべい」(全4種、35g入り、450円)を共同開発し、3月3日(金)の「さんさんの日」に新しく生まれ変わる「南三陸さんさん商店街」の開店記念として、山内鮮魚店の店内および、南三陸町の他店舗で販売を開始する。

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それぞれワカメらしい磯の香りと海藻特有の粘りが感じられる「わかめ塩」、ホヤ独特の香りと旨みが感じられる「ほや塩」、とびうお(アゴ)特有の出汁の上品な味わい、すっきりとした旨みが特徴の「とびうお塩」、かつお特有のしっかりとした旨みが口の中で広がる和風な味わいの「宗田かつお塩」があり、南三陸湾で取れた海産物をパウダー状にして振りかけたサクサク食感のせんべいになっている。パウダーは原料を仕入れるところからすべて自社で行い、パウダー化まで一括で管理することで風味を逃さず、食材の良さをそのままパウダーに閉じ込めた。

パッケージデザインには、それぞれ「わかめ、ホヤ、とびうお、かつお」のモチーフを南三陸に古くから伝わる「切子」にしたためたデザインを使用している。「切子」とは、神棚に飾る装飾した和紙のことで、お供え物の代わりに魚などをモチーフに宮司が制作しているもの。震災後は町おこしの一環としても、切子をモチーフにした商品が多数生まれ、デザイン看板を被災した店舗跡に設置している。

東日本大震災による大津波で、甚大な被害を受けた宮城県南三陸町。2012年に完成した仮設商店街「南三陸さんさん商店街」が賑わいを見せたが、2016年12月31日(土)で商店街は閉店。そして今年3月3日(金)の「さんさんの日」、新たに10mかさ上げした土地に「新商店街」として生まれ変わる。山内鮮魚店では、南三陸の商店主たちが再び共に力を合わせ、町の再生へと向かう気持ちを込めた、新しい商品を開発したいという想いから、震災後継続的に交流があった山形県酒田市の「酒田米菓株式会社」の協力を仰ぎ、海鮮パウダーとせんべいの相性を模索。配合率などの調整を繰り返し商品販売へとたどり着いたという経緯がある。

南三陸の魅力詰まった食材と強い思いのこもったせんべいはいかが?【ウォーカープラス編集部/高橋千広】

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