絶対にハズさない! 名古屋の定番みやげ5選

東海ウォーカー

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いわゆる“なごやめし”と呼ばれる個性的なグルメが多い名古屋で、おみやげというとピンと来ない人も多いのでは?しかし、創業300年越える老舗のロングセラー商品や名古屋人に愛される喫茶店のかわいいおみやげなど、味も見た目も抜群の逸品がたくさんある。今回は、絶対にハズさない定番の名古屋みやげを5つご紹介!

名古屋で歴史を重ねる和菓子店


創業380年を超える両口屋是清


「両口屋是清(りょうぐちやこれきよ)」の始まりは寛永11(1634)年。創業380年を超え、歴史の古い老舗和菓子店として知られる。言わずと知れた名古屋みやげの定番「千なり」はもちろん、「をちこち」や「二人静」など数々の銘菓がそろっているので、手みやげ選びには欠かせないスポットだ。

千なりびょうたんの焼印が入った定番銘菓


【写真をみる】名古屋でもっとも歴史の古い老舗和菓子店の「千なり」


同店の代表銘菓といえば、どら焼きの「千なり」(5個入り820 円~)だ。千なり専用の小豆を丹念に炊き上げたこだわりの餡を、ふっくらとした香りのよい焼皮に合わせている。昭和初期に発売された際は菊紋の焼印だったが、皇室と同じ菊の紋様を使用することを禁止され、初代社長の清治が思い悩んだ結果、菊紋がひょうたんに似ていることを発見。それから豊臣秀吉の馬印「千なりびょうたん」の焼印に変え、「千なり」と名付けられることに。「小豆粒あん」のほか、地元の抹茶を使った「抹茶あん」と国産白小豆粒入りの「紅粒あん」がそろう。

ういろうを名古屋名物に定着させた名店「青柳総本家」


“柳に飛びつくカエル”のロゴマークが特徴的な「青柳総本家」


創業1879(明治12)年、130有余年の歴史を誇る老舗の「青柳総本家(あおやぎそうほんけ)」。創業後数年後に販売を開始した「青柳ういろう」や、ロゴマークの“柳に飛びつくカエル”をモチーフにした「カエルまんじゅう」など、ロングセラーの銘菓が並ぶ。もともとは蒸し羊羹の製造をしていた同社が「ういろう」の製造に乗り出し、1931年(昭和6)年には国鉄名古屋駅構内で販売を開始。それまで和菓子の一枠であったういろうを、“名古屋名物”として売り出すことに。転機が訪れたのは、東海道新幹線が開通した1964(昭和39)年。当時、東海道新幹線の車内販売の許可が下りたのは「青柳ういろう」のみ。新幹線の車内販売を通してその知名度は全国へ広がり、ういろう=名古屋名物としてのイメージを定着させる立役者となった。

ロゴから生まれたカエルまんじゅう。その愛らしい表情に注目!


ロゴマークにちなんで誕生した「カエルまんじゅう」


「青柳総本家」のロゴマークである“柳に飛びつくカエル”のデザインは、1951(昭和26)年に洋画家・杉本健吉によって誕生した。柳を英語でWillow(ウィロウ)と発音するのも、おもしろい語呂合わせだ。このロゴマークにちなみ製造されたのが、「カエルまんじゅう」(3個入り270円)。1989(平成元) 年の製造開始後、その愛らしい見た目も好評を博しロングセラー商品に。今では同社の看板商品として定着し、4月中旬〜8月下旬の抹茶あん、9月初旬〜12月中旬のおいもあん、12月中旬〜2月中旬のチョコあん、2月中旬〜4月中旬のさくらあんなど、季節のフレーバーも登場している。

海老せんべいへと共に歴史を刻む「坂角総本舖」


海老せんべい一筋を貫く「坂角総本舖」


「坂角のゆかり」と言えば、名古屋みやげとして真っ先に頭に浮かべる人も多いのではないだろうか。「ゆかり」は新鮮な海老の身を丹念に焼き上げて作る海老せんべい。創業以来、今日まで海老せんべい一筋を貫く「坂角総本舖(ばんかくそうほんぽ)」が手掛ける銘菓だ。

名古屋を象徴する、装い華やかな「ゆかり黄金缶」


“坂角のゆかり”でおなじみの「ゆかり黄金缶」


ゆかりを“名古屋みやげ”としてのイメージをさらに押し上げたのが、「ゆかり黄金缶」(10枚入り918円~)の存在だろう。金色に輝く華やかなパッケージは「金鯱」に代表する名古屋の歴史を象徴し、表面のイラストには名古屋城と徳川家康公の姿が描かれている。パッケージだけではなく、包装紙、個包装、手提げ袋まで黄金缶特有の特別なあしらいが。購入し、持ち運び、個包装を開封するその時まで、黄金缶の特別さを演出し続けてくれる。

名古屋の喫茶店らしい伝統的なカフェ「CAFÉ TANAKA 本店」


幅広い年代から愛されている「café TANAKA 本店」


1963年に自家焙煎珈琲専門店として創業した「CAFÉ TANAKA 本店」。名古屋の喫茶店らしい伝統的なカフェの営業を続けつつ、女性シェフパティシエによるフランス仕込みのマカロンやケーキなどのスイーツを販売している。創業当時は客のほとんどが男性だったが、ケーキの販売を始めたことにより、女性ファンが増加した。いまや珈琲専門店時代の男性客が家族や娘、孫を連れて来たりと、幅広い年代から愛されている。

女性シェフパティシエが生み出す名古屋銘菓


シェフ独自のオリジナルレシピで焼き上げた「名古屋フィナンシェ」


名古屋銘菓としても人気の「名古屋フィナンシェ」(5個入り/1,242円)はシェフ独自のオリジナルレシピで焼き上げたフランスの焼き菓子。愛知ならではの西尾産抹茶&岡崎産八丁味噌テイストの2種類があり、店頭では1個単位から販売する。生地にバターとアーモンドパウダーをふんだんに使用し、しっとりした食感が特徴だ。

かわいらしいプリンが大人気のカフェ「カフェ ジャンシアーヌ」


名古屋駅コンコース内にあるカフェ「カフェジャンシアーヌ」


名古屋駅コンコース内にあるカフェ「カフェジャンシアーヌ」。名古屋コーチンの卵を使ったキュートなひよこ形プリン「ぴよりん」(320円)が看板商品で、名古屋駅のおみやげとして大人気。ケーキはすべて女性パティシエが1品ずつ丁寧に手作りしている。

名古屋名物になるものを発信したいという考えから生まれた「ぴよりん」


見た目がとってもキュートな「ぴよりん」


「ぴよりん」(320円)は名古屋コーチンの卵を使ったプリンをババロアで包み、スポンジを粉末状にしてちりばめたひよこ型のスイーツ。手作りのためぴよりんの表情はどれも少しずつ異なっている。持ち運びは2,3時間が限度で、「ぴよりんは生まれたての赤ちゃんなので、長距離の移動は苦手。大切に運んでね」と説明されるが、ぴよりんファンからは「崩れた姿もかわいい」という声も。長距離移動のおみやげには「ぴよりんサブレ」(10枚入り、822円)がオススメ!

【東海ウォーカー/町田拓郎】

町田拓郎

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