大阪・梅田「ポンガラカレー」ファストフード感覚で味わえる本格的スリランカカレー

関西ウォーカー

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大阪でブーム加熱中のスパイスカレーの名店を紹介するWEB連載「大阪スパイスカレー名店ファイル」第19回は大阪・梅田の「ポンガラカレー」。カレーが旨すぎるバーで知られる「アノニマス」の黒田 健さんが監修し、ファストフード感覚で本格的なスリランカカレーが食べられるという新しいタイプの店。スパイスを愛しすぎる男、黒田 健さんに「ポンガラカレー」出店の経緯や将来の展望について聞いてみた。

甘口から激辛まで多種多様なカレーレシピは100種超え


スリランカプレート(1,100円)。ココナッツミルクで作る豆カレーとスパイシーなキチンカレー(キチンはマトンに変更可。+100円)。スパイシーな副菜5種が付く


ポンガラプレート(1,280円)。多様なラインナップから月替わりのおすすめカレー5種に3種のスパイシーな副菜が付く


地下鉄御堂筋線や阪急梅田駅からすぐ、向かいは阪急百貨店(地下食品売り場)という、このうえなく便利な場所“阪急サン広場通り”に2016年4月にオープンした「ポンガラカレー」。ファストフード感覚というだけあり、メニューが出てくるのも早く時間に余裕がない人たちにもとてもありがたい存在だ。

ファストフード感覚といえども、黒田さんがレシピ監修をしているだけあり、スリランカカレーをルーツに完成させた本格スパイスカレー。メニューは、おまかせ5種に副菜3種がのるポンガラプレート(1,280円、日本米1,180円)、スリランカプレート(1,100円、日本米1,000円)、選べる2種のカレープレート(980円、日本米880円)、SPICE魂ビーフカレー(780円、日本米使用)の4種。基本、米はバスマティライスを使用。カレーは肉・魚介・野菜ベースなど約10種そろうレギュラー以外にも月替わりのカレーなどがあり、そのレシピは100を超えるそうだ。

スリランカ特有のスパイスを使い独特な風味やコクを残しつつ、日本人に合うようにアレンジしたポンガラのカレーは、甘口から辛口まで多種多様。ライス&カレーというシンプルなものから、2種以上のカレーと副菜を混ぜ合わせ、複雑に絡み合う味の深さを楽しめるものまで、その日の気分で選べる楽しみがある。

月曜のランチタイム限定でスリランカの伝統料理を提供


ランプライス(1,200円)。ライスやスリランカのおかずを葉っぱで包んだスリランカのお弁当のようなもので、内容は毎週変わる。テイクアウトもOK(カリー フォニケーション)


「ポンガラカレー」を監修する黒田さんは、心斎橋のロックバー「アノニマス」のマスター。飲んだ後の締めのカレーとして「ランプライス」や「スリランカプレート」を提供し、その本格的な旨さに悶絶する人が続出するほど、カレーが旨すぎるバーとして知られている。そして、ついに2016年12月「カリーフォルニケイション」という店名で月曜のランチタイム限定でオープンし、夜しか食べられなかった、あの激旨本格的スリランカカレーが食べられるように! 「カリーフォルニケイション」といえば、葉っぱに包まれて出てくる「ランプライス」&「スモールパッケージホールド」。あの葉っぱを開ける時のワクワク感が、とにかくたまらない。使用しているスパイスは年に1度、直接スリランカへ行き、日本では手に入りにくい、天日干しのスパイスなどを仕入れてくる。

黒田さんは、ロック大好き少年だった15歳の頃から食べ歩きを始め、学生時代は飲食店でアルバイト、大学卒業後は、飲食とは関係のない職に就いたものの、1年ほどで飲食の世界に戻り、28歳で独立し「アノニマス」をオープンした。「ポンガラカレー」の話は、黒田さんの作るカレーに魅せられた、十数年来の知り合いの社長からの誘いだったそう。「ポンガラカレー」はセントラルキッチンでの製造になるが、「とても忠実にレシピを再現してくれていること」「梅田の中でも、非常にアクセスのいい場所にあること」など、条件がよかったこともあり黒田さんは「ポンガラカレー」への協力を惜しまずレシピを提供している。「中には僕が作るものより、おいしく仕上がっているものもありますよ」と笑う。

「ポンガラカレー」では、黒田さんのレシピを忠実に再現したカレーが食べられるが、やっぱりご本人に直接会いたいという人は、ぜひ心斎橋にある黒田さんのセカンドブランド「カリーフォルニケイション」へ。

東京やサンフランシスコにも進出!?


大好きな「メタリカやレッドホットチリペッパーズのメンバーに会えないかなぁ」と、サンフランシスコ進出がとても楽しみだという黒田 健さん


「ポンガラカレー」は、来年あたり東京に進出する予定があるそうだ。こちらもうれしい話だが、それよりも楽しみにしているのがサンフランシスコへの出店(店名は未定)。少年の頃からロックにハマり、今でもロックをこよなく愛している黒田さん。特にメタリカやレッドホットチリペッパーズが大好きで「彼らの本拠地であるサンフランシスコなら、メンバーに会えるかも。店名は彼らに関わる店名をつけたいな~、そしたら気づいてくれるかな」とワクワクしているそう(笑)。

※本連載はムック「KansaiWalker特別編集 関西カレー’17新時代!」(現在発売中)の発売を記念した連載記事です。大阪スパイスカレーの名店・新店を多数紹介した本です。ぜひ興味のある方は書店・コンビニでチェックしてください。

【関西ウォーカー編集部/ライター惣元美由紀】

惣元美由紀

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