名古屋で一番の老舗!和菓子店「両口屋是清」の愛されみやげ3選

2017年8月12日 12:00更新

東海ウォーカー 町田拓郎

Twitterで
シェア
Facebookで
シェア
全ての画像を見る(5件)

両口屋是清の始まりは1634(寛永11)年。創業380年を超え、名古屋でもっとも歴史の古い和菓子店として知られる。言わずと知れた名古屋みやげの定番「千なり」はもちろん、「をちこち」や「二人静」など数々の銘菓がそろっているので、手みやげ選びには欠かせないスポットだ。

歴史の始まりは江戸時代

創業者の猿屋三郎右衛門が摂州大阪から、新天地を求めて名古屋で饅頭を作り始めたのが歴史の始まり。2代目の三郎兵衛が、2代尾張藩主・徳川光友より「御菓子所 両口屋是清」の表看板を得たのが 1686 (貞享3)年のこと。歴史と伝統が受け継がれ、1934(昭和9)年には株式会社を設立。11代目の大島清治が初代社長に就任し、続々と新商品を生み出していった。

ひょうたんの焼印が入った定番銘菓

同店の代表銘菓といえば、やはり「千なり」だろう。北海道産小豆を丹念に炊き上げたこだわりの餡を、ふっくらとした香りの良い焼皮に合わせたどら焼きだ。昭和初期に発売された際は菊紋の焼印だったが、皇室と同じ菊の紋様を使用することを禁止され、初代社長の清治が思い悩んだ結果、菊紋がひょうたんに似ていることを発見。それから豊臣秀吉の馬印「千なりびょうたん」の焼印に変え、「千なり」と名付けられることに。「小豆粒あん」のほか、地元の抹茶を使った「抹茶あん」と国産白小豆粒入りの「紅粒あん」がそろう。

職人の技とこだわりが光る「をちこち」

しっとりとした程よい甘さの棹菓子「をちこち」も、1959 (昭和34)年に登場して以来、長く親しまれている。「をちこち」という言葉は、古文の中で「遠い近い」という意味に使われており、初代社長が「庭から見える山々を表現できないだろうか」と思い立ち、誕生した。口に入れるとほろほろとほどける生地が特徴で、間に挟まれた餡には丹波の大納言小豆が贅沢に隠れている。家族や友人と集まる時や、贈答用にもぴったりの逸品だ。

五感で味わう季節の生菓子

自分へのみやげに選ぶなら、生菓子がオススメ。季節の生菓子(313円~)は半月ごとに内容が替わり、毎回5種類が登場。基本的には毎年内容は替わるが、「荒磯(あらいそ)」(334円)だけは例外で、これを目当てに訪れる客が多いことから、今では夏の生菓子の定番になっている。

進化を続ける商品にも注目を

創業380余年という長い歴史をもつ両口屋是清。歴史と伝統を守りながらも、時代とニーズに応えることを心がけ、「ささらがた」のようなひと口で味わえる和菓子なども生み出してきた。常に挑戦し続け、今後も進化していく商品に注目していきたい。【東海ウォーカー/町田拓郎】

この記事の画像一覧(全5枚)

大きなサイズで見る

キーワード

関連記事