北海道ド定番! あの「白い恋人」の裏側に迫る

北海道ウォーカー

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「白い恋人」は札幌のお菓子メーカー・石屋製菓が1976年に発売した商品で、北海道の定番土産のひとつ。誰もが一度は食べたことがあるのではないでしょうか。白い恋人専用にブレンドされたホワイトチョコレートは、その甘さとなめらかさでラングドシャーと相性抜群です。

長い間多くの人から愛される「白い恋人」


でも、ロングセラーのこのお菓子には様々な秘密や工夫があります。まず、ホワイトチョコレートをはさんでいるラングドシャークッキー。生地に白い恋人専用ブレンドの小麦粉、そしててんさい糖を使い、それにバター、卵白、バニラエッセンスなどを加えています。でも、原料だけではありません。さらにこれを3段階の温度で焼くことで、白い恋人ならではのサクサク食感が生まれるんです。

それから、ラングドシャークッキーからホワイトチョコレートが少しだけはみ出していますが、これも実は工夫のひとつ。開発当初、ラングドシャーでホワイトチョコレートをサンドすると、クッキーの端が崩れてしまうという問題がありました。そこで、あえてチョコレートをはみ出させてみたところ、ラングドシャーが割れにくくなっただけでなく、チョコレートとの密着度がアップ! ホワイトチョコをあえてはみ出させる白い恋人ならではの形状がこうして生まれたんです。

リニューアルされた包装紙。ユニバーサルデザインを取り入れ英語表記も


昔から変わらないデザイン。写真は9枚入り(576円)


また、パッケージに描かれた山は一見ヨーロッパのようですが、実は北海道に実在する山なんです。それは、利尻島にある利尻山。別名、利尻富士とも呼ばれ、多くの人が優美な姿を見に来る観光名所でもあります。なぜこれがパッケージに使われたのかと言いますと、石屋製菓の当時の社長が利尻島を訪問した際に、利尻山がまるでスイスの山並みのようだと感動したこと、そして西洋風のお菓子を作りたいという思いから、とのことです。

ロングセラーの人気お菓子の隠された裏側を知ると、さらにおいしさが増すような気がしませんか? お土産で配るときにそんなエピソードも話すと、喜ばれること間違いなしです!

【北海道ウォーカー編集部】

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