味も見た目も古都らしい「鎌倉紅谷」の手みやげ“あじさい”

2017年8月13日 9:00更新

横浜ウォーカー 濱口真由美

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鎌倉の新定番と言えば、「鎌倉紅谷」のクルミッ子。実はそれよりも以前から人気だった商品がある。それが、“あじさい”だ。

鎌倉の象徴、アジサイに見立てたラスク

あじさい486円(3枚)。ラスクのような焼き菓子。ザクザクとした食感が楽しい。こちらも、“クルミッ子”と共に鎌倉紅谷を代表する菓子で、神奈川県指定銘菓になっている。

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生地はバターと砂糖と卵を使った、ふつうならケーキに使用する上質なもの。それを贅沢に焼き菓子にしてしまうという発想が面白い。その生地の上に、練乳のソースといっしょにアーモンドを塗り込み、じっくりと一晩乾燥。完成までに3日かかるという。なお、塗りこんだアーモンドは、塗った箇所に偏りがあると、食感が変わってしまうので、やはり職人の手仕事なのだという。そんなこだわりから作られた味わいは、ミルキーな甘さが優しく、「いくらでも食べられそう」なほど。

十数年前までは、新定番のクルミッ子より、ダントツで人気だったというあじさい。だが、味はもちろん、描かれたリスのインパクトも話題となり、徐々にクルミッ子も人気に。しかし今でも、そのあじさいの味わいにファンが多い。

菓子作りを垣間見られる展示も

本店では、そのあじさいを作る際に、昔使っていたオーブンの展示もしている。あじさいは、オーブンで焼いた生地をスライスし、再度焼いたもの。その際に使われていたオーブンだ。置かれているスポンジ生地はロウでできたものだが、当時のお菓子作りの歴史を垣間見ることができる。

鎌倉の花の名前を背負った焼き菓子で、手みやげの品だけではなく“みやげ話”にもなる逸話もたっぷり。手渡す際や、来客をもてなす際にもひと花咲きそうだ。【横浜ウォーカー】

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