コメ欄が震えあがった!!「影踏み鬼がトラウマになりそう」影を踏まれた人が順番に事故に…?【作者に聞く】

東京ウォーカー(全国版)

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子どものころ、“影踏み鬼”もしくは“影踏み”をして遊んだ記憶がないだろうか。鬼をひとり決め、鬼は子を追いかけて影を踏み、影を踏まれた人が次の鬼になる…という、いわゆる鬼ごっこ遊びだ。影が強く出る晴天の日に行われることが多い影踏み鬼だが、日本では明治30年代まで月明かりの夜に行われることが多かったという。


今回紹介するのは、「影踏み鬼」というタイトルのホラー漫画だ。派手さはないが、読後に静かな恐怖が訪れる。「今度もし影踏み鬼するときトラウマになりそう」という読者からの声が上がっているが、影踏み鬼でなくても、天気のいい日にふと自分の背後を振り返ったとき、誰かが影を踏みつけていたら…と想像すると、背筋に何か冷たいものを感じる。

影を踏まれて、影をはがされた人は大きな事故に遭って学校に来なくなる…三ノ輪ブン子(@minowabunko)


本作では、下校中の主人公・はるかにクラスメートの七海が後ろからぶつかってくるところから物語は始まる。謝りもせずに彼氏の元へ駆け寄る七海に、「ちょっと七海!」と呼びかけても彼氏しか目に入っていない七海は無視。はるかはすぐ前を歩く七海の影を「もう!」と強く踏みつけた…とちょうどその瞬間、自分を呼ぶ声にはるかは振り返る。そこには友人の由衣がいて、一瞬目を離した隙に七海たちカップルはどんどん遠ざかっていったのだが、少し先を歩く七海の影がなくなっていて…!はるかが自分の足元に目を移すと、そこには誰かの影が…!!

影を踏みつけた瞬間に声をかけられ、踏んだまま振り返った三ノ輪ブン子(@minowabunko)


「昔は月明かりで遊んでいたなんてロマンチックですね」と微笑むのは、本作の著者・三ノ輪ブン子(@minowabunko)さんだ。三ノ輪さんは「貧女ハウスへようこそ」(小学館)や、「実録怪談 本当にあった怪奇村/新犬鳴トンネル」(竹書房)などの代表作を持ち、ホラー作品を主に描いている漫画家である。静かな恐怖や登場人物たちの細やかな心理状態や機微を描くことに長けている三ノ輪さんに本作について話を伺ってみた。

七海の影がなくなっていて、足元には誰かの影が…!!三ノ輪ブン子(@minowabunko)


――懐かしい遊びをモチーフにしていますね。着想のきっかけを教えてください。

月夜の晩に影を踏まれると死ぬ、という話をどこかで読んだ気がするんです。その記憶から作った作品なのですが、どこで読んだかは忘れてしまって…。このインタビューを機に調べてみたのですが、もともと「影踏み」は月夜の晩にする遊びだったという説があるようなので、その説から派生した話をどこかで読み聞きしたんだと思います。

――月夜の晩に影踏み…なんだか美しくもあり、同時にホラーの雰囲気も漂うシチュエーションですね。

そうですよね!ロマンチックでもあり、どこか怖さも秘めていて…!子どもの遊びや童謡って、かわいいのにどこか怖くて懐かしくて、いいですよね。

次ははるかが影を踏まれる番なのか!?三ノ輪ブン子(@minowabunko)

このあと影を踏まれた七海は一体どうなるのか…?七海の影をはがしてしまったはるかに「次はあなたが鬼」という声がどこからともなく聞こえてきた。次ははるかが誰かに影をはがされてしまうのか?そのときはるかはどうなってしまうのか…?古くから伝わる子どものかわいい遊びをモチーフにした「影踏み鬼」。影が色濃く出る日中、あなたの背後に気配を感じたとき、もし誰かが悪意をもって影を踏みつけていたら…。この作品を読んだあとは、真っ昼間でも背後の気配に震えて、咄嗟に振り返ってしまうことだろう。

三ノ輪さん現在、電子雑誌「comicタント」(ぶんか社)にて、都市伝説系漫画「ただのうわさです」(原案:飯倉義之)を連載中!三ノ輪さんの都市伝説系ホラーの世界観が味わえる作品なので、こちらもぜひ読んでみて!

取材協力:三ノ輪ブン子(@minowabunko)

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