「こんな軽自動車が欲しかった!」上質なデザイン性とリビングのような快適性を兼ね備え、新しくなったN-BOX CUSTOM

東京ウォーカー(全国版)

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『モビリティリゾートもてぎ』へ取材に向かうときに、僕が選んだ相棒は新しくなったホンダのN-BOX CUSTOMだった。このクルマ、ただの軽自動車とは一味も二味も違った。運転のしやすさ、快適な乗り心地、そして目を引くスタイリッシュなデザイン。きっと、誰もが一度乗ったら「えっ!これ軽自動車!?」と驚き、快適性に引き込まれてしまうこと間違いなしだ。都市部の狭い道も、広い自然の中も、このN-BOX CUSTOMがあれば、どんな道も楽しく走れる。このクルマを、ひと言で言い表すなら「運転の楽しさ再発見」だろう。今回は、そんなN-BOX CUSTOMの魅力を、実際の運転体験を通じてお届けする。

軽自動車とは思えないほど、安定した走りが楽しめたN-BOX CUSTOM【撮影=阿部昌也】

ホンダN-BOXで始まる特別な毎日

「日本にベストな新しいのりものを創造したい」という思いで2011年に発売された、ホンダの軽自動車N-BOX。コンパクトながらも広々とした室内と、優れた機能性や高い燃費効率を兼ね備え、シリーズ累計販売台数が250万台を誇る人気車種だ。その洗練されたボックス型デザインは、見た目の印象だけでなく、都市部の狭い道路や駐車スペースでも扱いやすいサイズ感も魅力。先進の安全運転支援システム Honda SENSINGが全タイプに標準装備され、安心・安全性も抜群。衝突軽減ブレーキや急アクセル抑制機能など、先進の機能が満載されているから、市街地から高速道路まで、どんな場面でも快適な運転が楽しめる。

新しく生まれ変わったN-BOX CUSTOM【撮影=阿部昌也】

そんなN-BOXが3代目へとチェンジ。従来の四角くて安心感のあるパッケージデザインを踏襲しつつも、N-BOX CUSTOMでは、一文字のライトを搭載し標準モデルと差別化を図っている。家族みんなで乗れば、日常がちょっと特別な冒険に変わる。この車と一緒なら、どこへ行くのもワクワク、ドキドキだろう。

スタイルと機能性を兼ね備えた N-BOX CUSTOMのデザイン

◾️特別感を極めた、シャープかつシンプルなデザイン
N-BOX CUSTOMの魅力は、なんといってもそのスタイリッシュなデザインにある。ほかのN-BOXシリーズとはちょっと違う、特別感あふれる外見に「おぉ!」っとキュンとくる。従来のN-BOX CUSTOMに採用されていたメッキ装飾をおさえることで、シンプルかつスタイリッシュに新たな魅力を醸し出している。なかでも、目を奪われるのはフロントのライト。

シュッとシャープな顔が特徴的なN-BOX CUSTOM。一文字のヘッドライトがアイコンとなっている【撮影=阿部昌也】

N-BOX CUSTOMのフロントは、他のN-BOXと一線を画すデザインが魅力。見た目のフォルムにワイド感をプラスする一文字ライト(写真上)と、ダイレクトプロジェクション式を初採用した上下2段のヘッドライト(写真右)、さらにクールな印象を与えるグリルデザイン(写真左)で、スタイリッシュに仕上げられている【画像提供=本田技研工業】

左右に広がる横一文字ライトがクールな印象を与え、まさに子どものころに憧れていたような未来的なデザインとなっている。ホンダ車で初搭載されたダイレクトプロジェクション式フルLEDヘッドライトが、夜のドライブをスタイリッシュに明るく照らしてくれる。さらにヘッドライトの下には、シーケンシャルターンシグナル(方向指示器)がスムーズに光を走らせる。ヘッドライトは、上下2段(上段がロービーム、下段がハイビーム)で夜の道をしっかりサポート。顔周りの品格もN-BOX CUSTOMの新しい魅力として話題となっている。また、佐藤可士和氏がデザインを担当するN-BOX CUSTOMのCUSTOMロゴエンブレムが、現行モデルから新しく刷新。すっきりしたブロック体となって、おなじみN-BOXのロゴとも調和性あるデザインとなった。

佐藤可士和氏が監修した、新しいCUSTOMロゴエンブレム【撮影=阿部昌也】


◾️リビングのような空間で味わう、上質な乗り心地を実現した室内デザイン
ホンダが独自に開発したセンタータンクレイアウト、これがまさに革命的。燃料タンクを、通常の後方ではなく助手席の下に配置することで、まるでリビングにいるかのような広々とした空間を実現している。床の高さも低くなったぶん天井も高くなり、乗り心地も抜群。助手席前のストーン調インパネトレーが、さらに高級感を演出してくれる。

黒で統一した車内。天井が高く、リラックスしながら過ごすことができる【撮影=阿部昌也】

助手席の前には、ストーン調のインパネトレーを装備。内側に傾斜が設けられているので、サングラスや小物などを置くのに最適【撮影=阿部昌也】

メーターの位置も新しくなって、視界スッキリ!一般的なミニバンと同じくらいの高さになった。ハンドル内にピタッと収まったインホイールメーターには、Honda軽乗用車初となる7インチTFT液晶メーターを採用。Honda SENSINGの機能や各種情報がひと目でクリアに表示してくれる。ハンドルは、爽快感と運転のしやすさを追求した2本スポークステアリングホイールとなっている。

メーターは、ハンドル内に収まったインホイールメーターに変更された。これによってフロントの視界がフラットに見えるようになった【撮影=阿部昌也】

個人的に、「地味だけど安全運転に役立つな」と感じたのが、ピタ駐ミラー。サイドミラーの下に装備されたサイドアンダーミラーと、ピラーに装備されたサイドビュー サポートミラーが助手席側に配置され、運転席から死角となる車体左後方や左前方のすぐ下もバッチリチェックできるよう、ひと工夫。これさえあれば、極狭な道路や駐車場で怖いものなし!

サイドミラーの下にはサイドアンダーミラーを装備。左後方下を写してくれる【撮影=阿部昌也】

ピラーに装備されたサイドビュー サポートミラーは、左下の死角部分を写してくれる。試しに、運転席から見えない位置にバッグを置いてみた【撮影=阿部昌也】

さらに駐車時のマルチビューカメラシステム(※メーカーオプション設定 )は、どんなクルマのサポートシステムよりシンプルでわかりやすく、駐車のしやすさに感動した。車の前後とサイドミラーの下にあるカメラで周囲を撮影し、その情報を解析してナビ画面に表示。まるで空からクルマを見ているような「グラウンドビュー」が、駐車スペースと予想進路を画面に映し出し、スムーズな駐車をサポートしてくれる。

駐車スペースとシンプルな軌道予想を表示してくれるマルチビューカメラシステム画面。見やすくわかりやすかったので、駐車が苦手な人にこそ試してほしいと思った機能のひとつ【撮影=阿部昌也】

そして、車内のインテリアもオシャレで落ちつけるデザインに。シンプルイズベストを体現した水平インパネは、過度な装飾などを排して使いやすさを重視したミニマムなデザインに。個人的にはスイッチ類がまとまっていて、直感的に操作できたのがよかった。最近のクルマに見られるガチャガチャしたデザインより、このデザインの方がN-BOXらしさを感じた。

シンプルイズベストを体現した水平インパネ。すっきり使いやすさを追求したデザインに【撮影=阿部昌也】

また、BOXティッシュも楽々収納できる大きなグローブボックスや、リアシートのサイドポケットなど、使いたいものが手に取りやすい場所に配置され、たっぷりの収納力も魅力的。さらにリアシートは、55ミリ肩周りが広くなりゆったり。ロールサンシェードやスライドドアの出口に乗降用のグリップ形状のくぼみを設けたデザインなど、家族みんなのことを考えた優しい工夫が、あちこちに施されていた。これらの内装は、女性デザイナーの手によるものだそう。細やかな配慮が光る、使い勝手のよさが伝わってきた。

リアシートのサイドポケットも大型化。子供が遊んで置き忘れたオモチャなどが見つけやすくするため、下部に窓が設けられている【撮影=阿部昌也】

パソコンも置けるシートバックテーブルも装備可能(※メーカーオプション設定)【撮影=阿部昌也】

N-BOX CUSTOMは、シックなブラックのシートカラーで、汚れも目立たず、男性だけでなく女性からも支持されているのだ。エクステリアのスタイリッシュなデザインも、その人気の秘密のひとつ。ファミリーに優しい、理想のクルマでもある。

スマートな走りを実現!Honda SENSING搭載N-BOX CUSTOMで先進の安全性を!!

N-BOX CUSTOMには、アダプティブクルーズコントロール(ACC)と車線維持支援システム(LKAS)といった、先進の安全運転支援システムHonda SENSINGを全タイプに標準装備。安全の見守り役、フロントワイドビューカメラと前後に4つずつ装備されたソナーセンサーのコンビで、低速運転時の「あっ」というときの衝突を防ぐのに一役買ってくれる。例えば、混雑した駐車場でのうっかりや、狭い道でのバック時など、ちょっとした不注意が招く事故も、この組み合わせがあれば大きくリスク減に。急発進の抑制機能も備わっているから、思わぬ事態にも即座に対応してくれるのもうれしい。

Honda SENSINGを高速道路で試してみた。作動中は、グリーンのランプが点灯して知らせてくれる。長距離移動が長くなればなるほど、喉から手が出るほど欲しくなる快適な機能だった【撮影=阿部昌也】

さらに、適切な車間距離を保ち、運転負荷を軽減する、アダプティブクルーズコントロール(ACC)。渋滞のなかでもリラックスできる運転を実現してくれる。今回は、常磐道を設定した速度で快適に走行中、前のトラックとの車間距離が近づいてきたら、ACCがピッと気づいてくれて、自然に速度を調整。車間距離は常にちょうどいい感じにキープされた。さらに、前にクルマがぱっと割り込んできても、慌てることなし。そんなときだってACCがしっかり対応して、スムーズにそのクルマに追従。そのクルマがどこかへ行ってしまえば、ACCがまた設定速度に戻してくれた。
今回は体験できなかったが、渋滞追従機能付きだから、もし先行車がピタッと止まっても、自分の車も自動でストップ。前の車が動き出したら、ちょっとしたスイッチ操作かアクセルを踏むだけで、また追従モードが再開する。こんなに便利で、運転もずいぶん楽になる機能があるなんて、もう渋滞も怖くない。
そして、もっと安心をくれる車線維持支援システム(LKAS)も装備。車が車線のど真ん中をキープして走れるように、ステアリングの微調整をサポートしてくれる。車線の境界、実線だろうが破線だろうが、しっかり見分けてくれる。もしも、車がちょっとでも車線をはみ出しそうになったら、ステアリングがブルブルと振動して、「おっとっと!」と注意を促してくれる。それだけじゃなく、車をさりげなく車線の中央に戻してくれるから、ハンドルを握る手にも安心が伝わってくる。この機能は、長いドライブや万が一のときに、心強い味方になってくれるはず。

後部座席もシートをスライドさせることで、ゆったりしたスペースが確保可能【撮影=阿部昌也】

14インチアルミホイールが、上質な雰囲気を漂わせる【撮影=阿部昌也】

N-BOX CUSTOMを運転してみて、その快適さにまず驚いた。交通量が多い都会の喧騒を抜け、高速に乗っても、カーブが続くワインディングロードを走っても、どこを走っても気持ちいい。その秘密は、四角いボディが生み出す広々とした空間と、外の騒音をシャットアウトする遮音フィルムや吸音シートにあるのだろう。安全機能も充実していて、運転に自信がなくても安心してドライブを楽しめる。こんなにすごいのに軽自動車なんて、友達に話したらきっとびっくりすると思う。見た目もカッコいいし、機能も満載。またN-BOX CUSTOMに乗ってみたいと思わせてくれたクルマだった。

リアシートを倒せば大容量の荷室が完成する。天井が高いので、自転車もそのまま収納できるのもうれしい。今話題の車中泊にも利用できそうだ【撮影=阿部昌也】

後部座席を折りたたむことで、ベビーカーを折りたたまず積載でき、ライフスタイルに合わせた使い方が選べる【撮影=阿部昌也】

パワートレーン(エンジン)は、吸気バルブ制御にVTECを採用した自然吸気エンジンと、排気圧をきめ細かく調整できる電動ウェイストゲート搭載のターボエンジンの2種類【撮影=阿部昌也】

取材・文=北村康行 撮影=阿部昌也

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