ビジネスパーソンの心のオアシス!「梅田 蔦屋書店」がいつも超満員のワケ

関西ウォーカー

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大阪・梅田の商業施設、ルクア イーレ9階にある「梅田 蔦屋書店」。1200坪を超える広さで、土日祝は一部のラウンジが有料にもかかわらず、空席が見当たらないほど超満員でにぎわう。なぜこれほどの人気を誇っているのか?その理由を、店舗の立ち上げから携わる、館長の亀井さんに聞いた。<※情報は関西ウォーカー(2018年3月6日発売号)より>

ガーデンのようなくつろげる空間


「目的がなくてもふらっと来られて、何度訪れても“本”というアイテムを通して新たな発見があるからだと思います。それに、まるで公園のようにゆったりした空間もビジネスパーソンの街である梅田では貴重なはず」と亀井さん。

カフェのなかにある公園のようなイメージ/梅田 蔦屋書店


事前アンケートで「公園が欲しい」との声も多かったことから、ガーデンラウンジはカフェのなかにある公園をイメージしている。

本を通じて発見できる、のぞいたことのない世界


ここでは“新たなライフスタイルの提案”をテーマに、独特のセンスと世界観でセレクトされた本のラインナップも魅力的。普段読まないジャンルの本もつい手に取りたくなってしまう。

また、ワークスタイルや旅行など、11のエリアにいるコンシェルジュの存在も書店では珍しい。その役割は幅広く、本の提案はもちろん、イベントやフェアを企画し、時には書籍に関連したグッズを買い付けてコーナーを作るなどバイヤーのような仕事をすることも。また、顧客から指名が入る人もいるとか。エリアをプロデュースするそんなコンシェルジュたちの存在も、新たなライフスタイルに出合えるきっかけの一つなのだろう。

ビジネスパーソンの働き方もトータルで提案してくれる


ここでの出店が決まり、亀井さんの頭を悩ませたのは、この9階にわざわざ足を運んでもらえるだけの理由だった。オープン前に行った「どんな施設が駅周辺で欲しいか」というアンケートでは、1位に「ゆっくりできるカフェ」、それに次いで2位がまさかの「なにもいらない」だったそう。

「買物をする時は、行きたい店など目的地が決まっていますよね。商業施設が多い梅田だからこそ、理由がなくてもふらっと立ち寄れて、家みたいに安らげる空間にしたいと考えました」

【写真を見る】ぐるっと一周するような形になっている店内。立ち読みならぬ、カフェで座り読みができるのも特徴/梅田 蔦屋書店


そのように作られた心休まる書店では、「男女問わず、働くうえでは健康と美しさを大切にしよう」という意味を込め“ワークスタイル”と“ビューティー&ヘルス”をメインジャンルとして構成。だからフロアには、靴磨き専門店やオーダーシャツの店などが展開されていて、ビジネスパーソンの総合的な働き方を提案している。

「今後は“体験”と“再発見”をポイントに、参加型イベントを企画したい」と亀井さん。「ビジネスパーソンが仕事をしやすいよう、カフェは全体で約400席を用意しています。出勤前にコーヒー片手に過ごされる方も多いですよ」書店としての枠を超えた場所には、新たな世界との出合いが待っているはず。

数字で見る梅田 蔦屋書店


【約1万人】平均して約1万人が平日に訪れるほどの人気。土日には家族連れも多い。オープン時には2万人以上が来店し、入場規制もかかったとか。

【約20万冊】話題の書籍だけでなく、専門書やユニークな本が約20万冊そろう。すべてコンシェルジュが一冊ずつ厳選したこだわりの品そろえ。

【約400本】Wi-Fiやコンセントを完備している「4thラウンジ」では、年間約400本のセミナーを開催。仕事終わりのビジネスパーソンが多く参加する。

■梅田 蔦屋書店/「ライフスタイルの提案の場」とするブックカフェ。文具や雑貨など多彩なショップが並び、あらゆるカルチャーがシームレスにつながる。書店の新しいスタイルが評判に。<住所:大阪市北区梅田3-1-3 ルクア イーレ9F 電話:06-4799-1800 時間:7:00~23:00 休み:不定休 交通:JR大阪駅と直結>【関西ウォーカー編集部】

編集部

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