名店「麺や 七彩」で腕を磨いた店主が独立オープン。1日90杯限定の手打ちラーメンが評判に!

東京ウォーカー

Twitterで
シェア
Facebookで
シェア

2018年3月1日に東京・中野富士見町にオープンした「純手打ち だるま」。店内で手打ちしている自家製麺が話題を集め、連日多くの客が訪れている。店主の佐藤勇二さんに独立に至るまでの経緯を聞いた。

天井や壁を白でまとめた店内は清潔感がある。厨房を囲むように配されたカウンターは全10席


脱サラをして名店に弟子入り。4年の修業を経て、満を持して独立へ


大学を卒業後、IT企業でサラリーマンをしていた佐藤さん。しかし学生時代、バリバリのラガーマンだったこともあり、「デスクワークより体を動かす仕事のほうが向いている」と思ったそう。

そんな悶々とした日々を過ごしていたある日、運命の出会いをする。それがたまたま訪れた「食堂 七彩」(東京・都立家政)。

「とにかく手打ち麺が抜群においしかった」と感銘を受け、脱サラをし、同店へ弟子入り。 2年間修業を積み、手打ち麺やスープ作りなどを体得した。さらに「手打ち麺の技術をさらに高めたい」と打ちたて麺を提供する「麺や 七彩」(東京・八丁堀)に移籍。トータル4年間勤め上げたのち、満を持して独立を果たした。

【画像を見る】店内の一角には修業先の「麺や 七彩」から開店祝いに贈られたメッセージが飾られている


「純手打ち だるま」の店主・佐藤勇二さん。修業先仕込みの手打ち麺がウリの「醤油らーめん」で勝負する


すべてを1人で手作りしているため、1日90杯が限度


店名の「だるま」は佐藤さんの学生時代の体型、そして「七転び八起き」の意味が込められている。日本体育大学時代、ラグビー部に所属していた佐藤さんは、小柄ながらガッシリとした体型で「だるま」の面影を今も残す。

その太い腕で打つ“純手打ち麺”が自慢の「醤油らーめん」(800円)が、オープン直後から評判となり、ランチタイムは行列ができる。

「醤油らーめん」(800円)。並盛150g、中盛200g、大盛250gが同料金なのがうれしい。写真は中盛


さらに手打ち麺だけでなく、スープに使う鶏ガラも鶏を1羽丸々で仕入れ、店内でさばくところから手作業している。それらをすべて1人で行っているため、早朝から深夜まで店に立ち続ける毎日だ。

「(帰宅が遅く、一緒に過ごす時間が減ったため)10才の息子が優しく接してくれるようになりました」と笑う佐藤さん。一切の妥協を許さないため、1日90杯が限界だそう。そのため、連日夜の営業は19時前後には売切れ、早仕舞いしてしまう。

「体重や手の熱などが異なるので、手打ち麺は打つ人によって仕上がりが全然違う。それがおもしろい」と佐藤さん


「中野富士見町駅は乗降客が少ない駅なので、当初は地域密着型の店を想定していました。いざオープンしてみると、遠方からも多くのお客さんに来ていただき、正直驚いています。また、売切れ終了でお断りしてしまうお客さんもいて、大変申し訳ないとも思っています。でも手打ち麺は打つ人間によって全然味が違うので、(スタッフを雇うなどして)無理に杯数を増やそうとは思っていません」(佐藤さん)

そんな職人気質の店主が打つ魂の純手打ち麺。夜は開店わずか15分ほどで売り切れてしまう日もあるので、ランチタイムに訪れるのが確実だ。【東京ウォーカー】

取材・文=河合哲治郎/撮影=野中弥真人

この記事の画像一覧(全5枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

いちご狩り特集

いちご狩り特集

全国約500件のいちご狩りが楽しめるスポットを紹介。「予約なしOK」「今週末行ける」など検索機能も充実

お花見ガイド2024

お花見ガイド2024

全国1300カ所のお花見スポットの人気ランキングから桜祭りや夜桜ライトアップイベントまで、お花見に役立つ情報が満載!

CHECK!2024年の桜開花予想はこちら

ゴールデンウィーク特集

ゴールデンウィーク特集2024

ゴールデンウィーク期間中に開催する全国のイベントを大紹介!エリアや日付、カテゴリ別で探せる!

CHECK!人気のイベントランキングはこちら

ページ上部へ戻る