「クリームパンとトゥギャザーしようぜ！」実はマニアのルー大柴がチョイスしてイートした！

芸能界きってのクリームパン好きとして知られる、ルー大柴さん。今回は都内近郊でおすすめのクリームパンを教えてもらおうということで、某所でインタビューをお願いすることに。その冒頭で、「もともと甘いパンはライク(好き)じゃなくて、菓子パンはクリームパンしか食べないんだ」(！)という衝撃発言が飛び出した。聞くと、年を重ねるにつれクリームパンの虜になったそう。

「ノスタルジーを感じるの。ふと幼いころの情景とリンクする食べ物ってありませんか？　それが僕にとってはこれ。カスタードは昔からライクベリーマッチ(大好き)だったから」とルーさん。仰るとおり、クリームパンは日本で長らく愛されているパンの一つ。近ごろは定番のグローブ形のほかにも、ドームやスティック形など、その形にもお店の個性が光る。

好きなクリームパンを教えてもらう前に、まずは雑談タイム。すると話題は“クリームパンの食べ方”に。すると、「はじめのバイト(一口目)ってクリームに届かないから切なくない？」とルーさん。確かに…とちょっと切ない表情になったスタッフを前に、「周りをちぎってつけながら食べれば、スタートからクリーム×パンのマリアージュをが楽しめる。1番デリシャスなセンター(真ん中)でフィニッシュした瞬間は、とてもハッピーなんだ！」とルーさん。

「なるほど！」と一同うなずいたところで、本題へ。今回はルーさんにすすめていただいた4つに加え、編集部おすすめの1品も食べてもらった。果たして、ルーさんの反応はいかに！？　計5品をお届けします。

「隠れたファインプロダクト」/銀座木村家

「あんぱんがフェイマス（有名）なお店だけど、生地はそれとセイム。お酒のような独特なスメル(香り)に、後味さっぱりなクリームがいい！」(ルーさん)。

創業149年の銀座木村家は、日本人に合うパンをと、創業者がなじみのある酒饅頭から酒種生地を発明。パンは店舗上の工房から焼きたてが並ぶ。米と麹で作る酒種生地の中心には、まろやかなカスタードがぎゅっ。噛むほどに生地の香りとなじみ、すっとあとを引く風味がたまらない。

「食べ応えあるビッグサイズ！」/ベーカリー＆カフェ ルパ 永福町店

「ついふらりとストップバイ(立ち寄る)する場所」と教えてくれたのがこちら。パンを手に、「見てよこれ！　ビッグでキュートでしょ。ミルキーなクリームがたまらなくデリシャスなの」とルーさんの目が光る。

都内近郊で展開している同店は、クリームパンなど昔懐かしいパンも多く並ぶ。国産野菜で仕立てる洋食屋さんのカレーパン¥155でも名高い。ふっくらしたパンを割ると、バニラビーンズ香るクリームがとろり。

「リッチなフィーリングが好き」/神戸屋ブレッズ 宮崎台店

たまにふらりと立ち寄るというこちらのお店は、デニッシュをはじめ菓子パンや食事パンなど、バラエティ豊かな品ぞろえが魅力。「ぷるんと黄色いクリームがキュート。これがまた、リッチな香りの生地とフィット(合う)するんだよ〜。ティーともぴったりなワンディッシュ(一品)だね」(ルーさん)。

ふっくらかわいらしいビジュアルながら、手にするとずっしり。コク深いカスタードと、香ばしいパンが好相性。

「口溶けいいクリームがグッド！」/パンメゾンもあ 小麦館

「冷たくてもおいしいけど、焼きたてをテラスでイート(食べる)する時間は、よりグッドフィーリング！　買物しながら厨房が見えるのも楽しいお店」とルーさん。TVチャンピオン・パン職人選手権優勝者を輩出したことでも知られ、

ルーさんいわく「クロワッサン(167円)もおいしい！」とのこと。

パンは香ばしい外皮を割ると、とろんと甘めの自家製カスタードが！　ふんわり優しい味のパンがその甘さを引き立てる。

編集部イチオシもイート。「濃厚さにインプレッション！」/ nukumuku

せっかくなので、編集部で人気のクリームパンも食べてもらった。すると、「ちょっと〜、見てこの中！　イン！鮮やかなオレンジがビューティフル。じわっと広がるエッグ(卵)の味わいがたまらないね。今度行ってみよう」と、気に入っていただけたよう(ほっ)。

国産素材にこだわるnukumukuのは、カスタードから餡まですべての具材を手作りする。お店の看板アイテムでもあるクリームパンは、ふわふわの生地に濃厚でコクがあるカスタードがイン。

存分にクリームパンを堪能し「東京にはたくさんパン屋さんがあるから、いろんなクリームパンとミートバイチャンス(出合って)してほしいな」とルーさん。

ちなみに、「クリームパンのお供は断然ティー(紅茶)！！」とのこと。ふと時間ができたら、お気に入りのクリームパンと共に優雅なティータイムはいかがでしょう。

金城和子