アリーナの空気を吸って、バスケがまた好きになる Go!Go!シーホースvol.27

東海ウォーカー

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クォーターファイナルにふさわしい、白熱したゲームとなった


5月12日(土)・13日(日)に行われた、B1チャンピオンシップのクォーターファイナル。シーホース三河と栃木ブレックスの試合は、2試合とも僅差で三河が勝利し、セミファイナル進出が決定。昨年の悔しさを見事に晴らしてくれた。試合後の会見で鈴木貴美一ヘッドコーチは「あえて栃木ということは意識させなかった」と振り返る。理由は、「選手たちは十分にわかっているからです」と話す。それほど三河にとって昨年の敗退は悔しいものであり、選手たちは序盤から気持ちのこもったゲームを展開してくれた。

比江島選手のビッグショット、橋本選手と栃木の田臥選手の熱い抱擁…。見どころ満載のゲームだったが、細かな試合内容はさておき、アリーナの雰囲気にスポットを当てたい。2日間とも立ち見客が出るほど会場は超満員で、チャンピオンシップにふさわしい熱のこもった空間が誕生していた。試合中の歓声も凄まじく、それはこの日のために遠方から駆けつけた、栃木のブースターにも言えることだった。熱気に迫力に一体感。もしも、この日、初めてBリーグを観戦した人がいたなら、アリーナを出る頃には「来シーズンも絶対に来る!」と心に決めたに違いない。

つい一昨日、こんなことがあった。

今シーズン、取材のために女性モデルを連れて三河の試合を観戦した。そんな彼女と撮影で再び会う機会があった。取材時は「Bリーグは観たことがなくて…」と話していた彼女だったが、以来すっかりシーホース三河に夢中になり、今では有料のスポーツチャンネルを契約し、セミファイナルの試合について「19日のチケットが取れたんです!」と目を輝かせていた。それほど夢中にさせてくれる魅力がアリーナには潜んでいる。人々を虜にさせるその強烈な空気は、バスケという競技だけでなく、選手やスタッフ、チアガール、そしてブースター、全員で作っている。彼女もまた、その空気を彩る一人になった。こうしてブースターが増えていくことが個人的に嬉しくてならない。

過去の取材の1シーン。一度の観戦でバスケが大好きになることも!


Bリーグ2年目もクライマックスを迎え、ウィングアリーナ刈谷での試合は、5月19日(土)・20日(日)のセミファイナルがラストとなる。今シーズン、足を運べなかった方には、是非とも来シーズンこそウィングアリーナ刈谷であの一体感を体験してもらいたい。バスケのルールや選手の名前を知らなくても夢中になってしまう、本当に素晴らしい空間がそこにある。

セミファイナルの相手は強豪アルバルク東京。実績十分の手強い相手だが、幸いなのはホームで試合を行えること。以前も記したが、「この声があればどんなクラブにも勝利できる」と、ブースターは信じているはず。悲願の優勝に向けてあと3勝。2年目の三河の冒険を、ちょっとでも長い時間、見届けていたい。

シックスマン

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