<福岡うどん愛>筑後と讃岐のイイとこ取り!コスパなうどんがそろう「うどん研究所 麺喰道」

九州ウォーカー

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約2万人の学生が通う、福岡大学七隈キャンパス。そのそばに、筑後うどんをルーツとして讃岐うどんのテイストを取り入れた“ハイブリットうどん”を提案する、「うどん研究所 麺喰道(めんくいどう)」(福岡市城南区七隈)がある。平日の昼には行列ができるというこの店最大の魅力は、“手ごろな価格でボリューム満点”というコストパフォーマンスの良さだ。

もっちりとコシのある麺を人気の肉系うどんで堪能


「温玉豚塩うどん」(写真は冷)。シンプルな食べ方ながら、しっかりと満腹感を得られるコスパな一杯


1番人気は「温玉豚塩うどん」(460円)。もっちりとコシのある自家製麺の上には、秘伝の塩ダレで味付けをした豚肉とトロリ半熟の温泉卵をトッピング。それに生醤油をかけ、麺と具材を絡める讃岐風の食べ方で豪快にすする。ツルリと喉越しがよく、さっぱりと食べられるボリューム満点の一杯は、食欲が落ちる暑い季節にピッタリだ。

【写真を見る】「肉玉ぶっかけ」(写真は冷)。夏は冷、冬は温と季節に応じて楽しみ方を変えられるところも◎


「肉玉ぶっかけ」(520円)も、「温玉豚塩うどん」に負けない人気を誇る。おいしさの決め手は、長い間寝かした秘伝のかえしに秘伝の白ダシをあわせた「ぶっかけダシ」。すき焼きをイメージさせる甘辛い牛肉は、白ご飯にもよく合う。うどんメニューは全32種。北海道・羅臼昆布のダシ汁うどんやぶっかけうどん、さるや釜揚げ系うどん、創作系うどんなどバラエティ豊かで、何度足を運んでも飽きのこないほど種類が豊富にある。

「個性があって、おいしいうどん」を日々研究中


麺をゆでる鍋の直径は60cm。マンモス大学のそばという立地でも、切りたて、ゆでたてのうどんを客に提供したいという店のこだわりを感じることができる


香川県の讃岐と福岡県の筑後でうどんの修業をした店主が、讃岐うどんの店をこの地にオープンさせたのが2009年。その後、日々の営業と研究のなかで、「讃岐うどん独特のコシの強い麺に、筑後うどんのもっちりコシのある麺を組み合わせたら面白いのでは…」という発想から、2011年に現在のスタイルへとリニューアルした。

小盛(230円)、中盛(280円)、大盛(500円)の「ネギ塩豚丼」(写真は小盛)。「温玉豚塩うどん」と同じ豚肉で作る


店内の製麺室で作る麺は、1日以上必ず熟成させて麺踏みを徹底することで、もっちり食感でコシが強く、小麦の風味が豊かな、讃岐と筑後両方の良さをあわせ持つうどんにする。醤油や具材の肉は、品質に信頼のおける業者から安価で仕入れることにより、安くてもおいしいうどんを維持する。讃岐うどんのような“切りたて、ゆでたて”にこだわる姿勢も、長年学生や地元民に支持される理由といえるだろう。

「麺増量」ほか見逃せないサービスをチェック


店内は55席を配置。おにぎりやいなり、トッピングの天ぷらはセルフ式という讃岐スタイルは、開業時から行っている


学生街のうどん店らしい、うれしいサービスはほかにもある。たとえば、麺の増量は、半玉(1.5玉)+30円、大盛(2玉)+50円、特盛(3玉)+140円で可能。トッピングの天ぷらは全品100円、セットや定食メニューのご飯の増量は無料でできる。スタッフに人気のまかないを期間限定メニューとして手ごろな価格で提供する、「まかないうどん」のサービスも好評だ。

福岡大学七隈キャンパスの北側、七隈ファミリープラザの隣に店を構える


土日祝や大学の春夏冬休みは授業がないため、家族連れでゆっくり食事を楽しむ客も多いという。多彩な創作系うどんが楽しめるお店で、自分好みの一杯を見つけよう。

[うどん研究所 麺喰道(めんくいどう)]福岡県福岡市城南区七隈8-4-3 / 092-866-5111 / 11:00~21:30 /盆、年末年始休み

取材・文=西田武史(シーアール)、撮影=高尾正秀

西田武史

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