とろとろ親子丼に穴子天丼！築地の“具だくさん”丼3選

魚河岸で働く人々の胃袋を支えてきた、築地でしか出合えない具だくさんの丼の数々は、どれも一級品の食材を使用したものばかり。定番の海鮮丼に負けず劣らず評判の看板丼3選はこちら！

ベストセラーの親子丼は必食！鳥藤 場内店の「親子丼」

1907(明治40)年創業の鶏肉専門店が築地市場にオープンした「鳥藤 場内店」。鶏肉は産地直送で毎日仕入れ、自社で解体して使っているので鮮度は抜群。「親子丼」(900円)に付くスープは、鶏ガラを10時間以上火にかけて抽出するこだわりようだ。ほどよい塩気と鶏の旨味が口の中に染み入るような深い味わい。

自慢の目利きによって選び抜かれた、その時期に適した銘柄鶏を使用。口当たりは優しく、味わいは濃厚。とろとろの卵と柔らかい鶏肉が見事に絡み合う絶品だ。鶏肉は産地直送で毎日仕入れ、自社で解体して使っているので鮮度は抜群。親子丼に付くスープは、鶏ガラを10時間以上火にかけて抽出するこだわりようだ。ほどよい塩気と鶏の旨味が口の中に染み入るような味わい。

国産ウナギと和風ダシの奥深い味わいが広がる福せんの「うなぎ茶漬」

魚河岸の人々のスタミナ源として人気の「福せん」は1962(昭和37)年創業。国産ウナギを使用した、リーズナブルなメニュー目当てで海外から来る客も少なくない。焼鳥も人気メニューで、市場の人々の間では仕事終わりのオツマミとしても評判だ。

イチオシは「うなぎ茶漬」(ハーフ＆ハーフセット2100円～)。4つの丼から2つ選べ、ウナギと焼鳥のセットで2100円、2つともウナギだと2300円となる。ウナギは愛知の一色産を使用。一度蒸してから焼き上げることで柔らかい口当たりに。ふっくらとした身が澄んだ色ながら旨味の詰まったダシを十分に吸い、

丼から飛び出すアナゴにくぎづけ！天房の「芝えびと穴子の天丼」

「天房」は築地市場唯一の天ぷら店。衣はふわふわにならないように卵は加えず、揚げる直前まで粉をドライアイスで冷やすことでサクッと軽く仕上げる。天ぷらとのバランスをとってモチモチに炊き上げられた国産米は、さらっとしたツユもよく絡む。朝から食べてももたれないようにとの配慮から衣にこだわった天ぷらが食べられる。

「芝えびと穴子の天丼」(1500円)は丼からはみ出すほど大きなアナゴの身はふんわり柔らかで、衣のカラッとした食感とのギャップが楽しい。香ばしい芝エビを噛めば、口の中にじんわりと甘味が広がる。お好みで山椒をかけて味の変化を楽しんでみて。

東京ウォーカー編集部