篠原涼子がシルク・ドゥ・ソレイユ「キュリオス」スペシャルサポーターを即答で引き受けた理由

関西ウォーカー

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大道芸からスタートし、今や世界最高峰のサーカス・エンターテインメント集団となった、シルク・ドゥ・ソレイユ。日本には1992年に『ファシナシオン』で初登場以来、毎回全国各地を熱狂と感動の渦に巻き込んで来た。今回、シルク・ドゥ・ソレイユ創設30周年記念作品『キュリオス』が東京で開幕、7月いよいよ大阪・中之島にやってくる。

「ダイハツ キュリオス」大阪公演は7月26日(金)~10月29日(月)に中之島ビッグトップで上演Martin Girard, Pierre Manning / shootstudio.caⓒ 2014 Cirque du Soleil


“好奇心”や“骨董品”を意味する『キュリオス』。舞台には多くの骨董品が配置され、19世紀ごろのアンティークな空気感が漂う。時計は欧米では願いの叶う時間と言われる11:11。主人公の発明家・シーカーが集めた骨董品たちが動き出し、シーカーと観客は風変わりなキャラクターと共に“機械の世界”へ。時計が11:12となるまでの1分間、不思議な世界で繰り広げられる冒険の旅が始まる…。

今回、スペシャルサポーターに任命されたのは篠原涼子。

【画像を見る】スペシャルサポーターの篠原涼子さん


シルク・ドゥ・ソレイユは2011年に『クーザ』を初めて観て「大興奮!」。以来「東京公演があれば、必ず行く」ほどの大ファンと言う彼女が来阪、『キュリオス』の魅力を語ってくれた。

【スペシャルサポーターに就任して】

シルクはものすごく好きなので、やりたかったんです。好きなものに自分が関われるなんて、こんな幸せな話はないと思って、「やります!」と即答でした(笑) 。

自分では見られない世界観を味わえるのかと思ったら、うれしくって。裏方も拝見させていただきました。皆さん裏で休んでるのかと思ったら、次に自分が出る演目のリハーサルをしてるんですよね。あと、鬘とかがうわぁ~って置いてあったり、化粧前とかもあって、裏の現場もセットのように見ごたえがあって、おもしろかったです。ワクワクしました。

【シルク・ドゥ・ソレイユの魅力】

子供と一緒にいろいろなサーカスやショーに行ったりするんですけれど、シルクは全然違いますよね。これはもうほんとにエンターテインメント。歌も歌うし、音楽も生演奏でだし、ひとつのストーリーになってますよね。普通のサーカスは、ひとつひとつの演目をみなさんに楽しんでいただくことで終わるけれど、シルクは全部にストーリー性があって、最後はいつも感動させるんですよね。ディズニー映画を見てるみたいに、優しい気持ちを与えてくれる作品だなって。そういう意味でもすごい好きなんです。

【『キュリオス』東京公演を観て】

今回は機械を使ったぜんまい仕掛けみたいな感じで。でも、装置も素晴らしいですし、衣装も音楽もすべてに於いて本当におしゃれだなと思いました。メイクも一つ一つが個性豊かで、きちんと描かれていて、その人その人のオリジナルを生かしていて。ビッグトップだと、後ろの方の席でも細かいところや1人1人の息まで伝わる感じがするので、観ていてほんとに興奮しましたね。

「コントーション」深海生物が活き活きと動き出す。まるでアートのような驚きの人間ピラミッド!Photo: Martin Girard / shootstudio.ca © 2014 Cirque du Soleil


パフォ-マンスもセーフティネットなしで、ほんとに命がけで、皆さんすごいなぁって尊敬しました。体壊さないでほしいなって、なんか裏方の気持ちで見てしまったり(笑)。今回はジャンプ系のパフォーマンスが多いと感じました。でも、「ジャグリング」とか、細かくて難しい演目もたくさんあって。今回は機械仕立てのような演出なので、敢えてそのように見せているのかなと思いました。

【一番気に入った演目】

「バランシング・オン・チェア」が一番好きでした。

「バランシング・オン・チェア」篠原涼子が「一番好き!」な演目。ディナーのゲストがテーブルの上に椅子を積み上げ、シャンデリアに手を伸ばすが…。Photos: Martin Girard, Pierre Manning / shootstudio.ca © 2014 Cirque du Soleil


食卓でみんながディナーしている雰囲気の空間や衣装とか、テーブルクロスの感じだったり。そういうシチュエーションが好きでしたね。見てて、あ、なんかすごくワクワクするっていうようなところから、何が始まるんだろうっていう気持ちにさせられて。で、フッと上を見たら天井でも逆さ吊りで、同じシチュエーションが行われていて。すごい、どうなるの? え?どうなるの?って(笑)。鏡で照らし合わせてるようにみなさん同じ動きで、メイクも衣装も全部同じで、背格好も。そういう細かい演出がすごく手が込んでいて、好きでした。

椅子を積み重ねていくだけでも冷や冷やしますし、天井からも同時進行でやってお互いがくっつくっていう。あそこは想像ができなかった。びっくりしました、ほんとに。

【2人の息子さんも観劇】

子供たちは、映画や舞台に私が行くと言ったら「一緒に行く」って。私もほんとに好きなので、一緒に共有できると言いますか。だから大人っぽい作品でも何でも一緒に行くことが多いですね。意味が分からない作品でも、そこにいる空間がすごく好きみたいなので。

小さい頃からいろんなものを見せているんですけれども、シルクは2人とも好きですね。スポットが流れると「これ行きたい」と言うので、連れて行くようにしています。

今回も観て、「すごくおもしろかったよ~」って言ってました。男の子なので、機械とかぜんまい仕掛けのような感じが楽しかったようで。装置や小道具に興味を持って、ひとつひとつを細かく見ていたそうです。それから、パフォーマンスもおもしろかったけど、ドキドキして見るの怖かったところもいっぱいあったって。落ちたらどうしよう、ケガしたらどうしようとか、そういう気持ちで見ちゃったって言ってましたね。

【シルクを観たことのある方と初めて観る方へ】

何回観てもシルク・ドゥ・ソレイユはおもしろいです。1人1人が命賭けてやってる姿は、やっぱり興奮します。今回の『キュリオス』は機械仕立てで、時間によって動き出して、おもちゃ箱から出てきたみたいな感じで。みんなでワァ~ってはしゃいで、最後はまた機械のおもちゃに戻って箱に戻っていくような…。最後はちょっと切なくて、すごく愛おしい。そんな気持ちにさせるのがズルいなっていつも思うんです(笑)。

「バンキン」飛び降りる、宙返りする、超絶アクロバット&人間ピラミッドの大技を披露。Photo: Martin Girard / shootstudio.ca © 2014 Cirque du Soleil


今まで観て来た方々も、今回絶対に感動するし、興奮するし、だから期待してまた観ていただきたいなと思いますね。

初めての人も、初めての人こそ、ほんとに気を付けてっていうぐらい、すごく興奮してドキドキすると思いますが、必ず観終ったあとに、友達たちや家族とこの話ですごく盛り上がれる作品だと思います。オススメします。

【これからの活動】

今度舞台をやるんです。13年ぶりなので、すごく恐ろしいんですけれど。今は、その舞台をやらないと先が見えないなっていうぐらい、自分の中では大きな壁で。まずは舞台を成功させることが自分の夢ですね。頑張りたいと思っています。大阪公演もあって『キュリオス』と同じぐらいのタイミングに来ますから、『キュリオス』見ながら舞台にも、ぜひ両方来ていただきたいです~!

【大阪のこと】

大阪に来た時、必ず行くご飯屋さんがあります。主人の知り合いの、梅田にある中華のお店。そこに必ず顔を出して御挨拶して。本当にお食事も美味しいので、必ずそこで食べますね。今度、舞台で大阪に来たら、キャストの人やスタッフの人たち、みんなを連れて行こうかなと思ってます。

大阪は大好きです。すれ違う人とかも、みんなすごく友達みたいに、「頑張ってな~」みたいな感じで言ってくれるので、あったかいなぁって。食べ物の嗜好も自分に合って美味しいし。暮らしたいぐらい、すごく好きですね。ほんとに、御世辞じゃなくて。

高橋晴代

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