箱根観光には必食! 悩んだら本格派ご当地カレーで決まり!

横浜ウォーカー

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肉好きにはたまらない!肉も野菜もたっぷり食べたい人におすすめ(C)KADOKAWA 撮影=島本絵梨佳


箱根といえば、行楽地・観光地であることは有名。だが、何を食べるかとなると迷ってしまうもの。そんな時におすすめなのが、カレー専門店「箱根かれー 心」だ。以前は、駅から離れたところにあったが、18年5月に賑わう箱根湯本駅の近くに移転。周辺の散策や、温泉街の風情溢れる街並みを楽しむにも便利な場所だ。

温泉街の一角にある。黄色の看板が目印! (C)KADOKAWA 撮影=島本絵梨佳


見た目にも鮮やかでインパクトのある、“心(cocoro)”スペシャル(1,700円)。カレールウは、ほんのり和風なテイスト。醤油や味噌など、和食の調味料が隠し味として使われているのが理由だ。スパイシーながらも、日本人に馴染みのあるルウカレーが食べやすい。また、箱根の隠れた名所「玉簾(ぎょくれん)の滝」で汲んだミネラル豊富な天然水を一部使用するなど、観光客にはエピソードとしてもいい。カレーのご飯は紫黒米でヘルシーに。 ルウはスキレット鍋で用意し、熱々のまま食べられるという、うれしいポイントばかり。

心(cocoro)スペシャル(1,700円)。基本の野菜5種、角煮、カツが一同に。和風のルウが舌に馴染む味わい(C)KADOKAWA 撮影=島本絵梨佳


この“心(cocoro)”スペシャルは、角煮がルウにドンとのる。豚肉のブロックは厚さ5cm。スプーンやフォークでほろりと簡単に崩れる、驚きの柔らかさだ。温泉卵とからめれば、まろやかな味わいにも。このカレーはさらに、ご飯の上にサクサクのカツがのっているのも特徴。そのカツも約20cmと大ぶり! カツカレーとしても大満足だが、別々に食べてももちろん旨い。女性もペロッと食べられるのだとか。

実はガラムマサラから手作りの本格派


見た目の迫力に心が奪われてしまう、こちらのカレー。だが、ルウが完成するまでに約2日半かけるというから、なかなか本格的だ。スパイス18種を調合した、自家製のガラムマサラが決め手。辛さを感じるスパイスは3回に分けて、バランスをみながら徐々に加えることで、あとからじんわり辛味が追って来る仕上がりになるのだという。

自家製ガラムマサラ。これに辛さの元になるスパイスを数回に分けて加えていく(C)KADOKAWA 撮影=島本絵梨佳


辛さが変えられる、激辛ソースも用意


さらにもっと辛さを足したい人は、別添えの激辛ソースで味変を。チリペッパーや、カイエンペッパーをオリーブオイルで煮出したソースは、一杯入れればより辛さがダイレクトに伝わる! この激辛ソースで、好みの辛さを探す人も多いそう。

自家製の激辛ソースをほんのちょっぴり入れるだけで、味が劇的に変化する(C)KADOKAWA 撮影=島本絵梨佳


肉だけでなく、野菜カレーも和風テイスト


【写真を見る】箱根“菜”(sai)カレー(1,300円)。根菜類がたくさん食べられて健康的!(C)KADOKAWA 撮影=島本絵梨佳


箱根“菜(sai)”カレーは、ゴロゴロと入った野菜が特徴。食材に応じて素揚げするなど、下処理には一手間かけたものばかり。また、レンコンやタケノコ、ゴボウなどの根菜類は、醤油ベースで煮物にしてからルーと合わせている。より和風になり、優しい味わいだ。

地下に降りて客席へ。著名人も多く訪れ、老若男女に愛されている店だとわかる(C)KADOKAWA 撮影=島本絵梨佳


スパイスは本格的ながら、店のこだわりは「老若男女食べられる」ところ。本場の味を突き詰めても、お年寄りや子供には受け入れられにくい。かといって、カレー好きにも満足してほしい。そんな、「誰にでも受け入れられる」ところを目指しているのだとか。だからこそのルウと、日本人に馴染む和食の調味料の融合なのだ。まさに観光地ならではの考え。

オーナーの佐藤 誠さん(C)KADOKAWA 撮影=島本絵梨佳


誰と箱根に行っても重宝する、まさに愛されご当地カレー。旅行で訪れたら、必食リストに入れておこう!

構成・取材・文=濱口真由美、撮影=島本絵梨佳

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