HTB 新社屋初の番組改編は「変化」と「安心」

北海道ウォーカー

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今年開局50周年を迎えたHTB(北海道テレビ)の2018年秋の番組改編発表会が27日行われ、先週17日に移転したばかりの「さっぽろ創世スクエア」内の新社屋が、報道陣に披露された。

移転して近くなったさっぽろテレビ塔を背景に写真に収まる「イチモニ!」「イチオシ!」出演者一同


本社移転に合わせ同局の朝夕の情報番組にも変更があり、朝の情報番組である「イチオシ!モーニング」(月~金午前6時~8時、土6時半~8時)は、既に多くの視聴者に親しまれていた略称「イチモニ!」に番組名を変更。また、夕方の「イチオシ!」(月~金午後4時~7時)は放送開始時間をわかりやすい16時ちょうどに変更し、17時台の全国ニュースを道内ローカル放送に切り替え道内の情報を増やすなど、朝夕を通してより道民に寄り添った放送を目指していく。一方で番組出演者に変更はなく、変わらない安心感を視聴者に届ける形となった。


「イチモニ!」の石沢綾子アナウンサーは「地域に暮らして地域を知る私たちだからこそできる情報を、寄り添った気持ちを込めて発信していきたいと思っています。これからも変わりゆく北海道の姿を、変わらない安心感をもって伝えていきたい」と、北海道で唯一の全編ローカルの朝の情報番組である同番組の強みをさらに発揮したい様子だった。

「ハイタッチダンス」を披露する出演者。HTB開局50周年テーマソング「ハイタッチ (Rihwa ver.)」は、10/7からLIVE DAM STADIUMで「イチモニ!」出演者のダンスが全国に配信される


また土曜の「イチモニ!」のMCで、「食のチカラ」で道内各地にロケに出かけている菊地友弘アナウンサーは「ロケから戻って来るのが夕方や夜なのですが、車も混んでいるし、サラリーマンの方も疲れた様子で歩いていたり、(旧社屋のあった)南平岸ではなかなか見られなかった社会全体の流れを肌で感じられるようになりました」と、新社屋移転に早くも刺激を受けているようだった。また「イチオシ!」の高橋春花アナウンサーも「いろいろなお店にいつの間にかたどり着けたり、大通駅から出社するときに街並みや服装と言った流行を見られるようになったのが大きいですね」と語り、二人とも札幌市内中心部への移転を番組に活かしたいという意気込みにあふれていた。

CGを取り入れたスタジオ映像など、新社屋移転で機材も進化したと語る「イチオシ!」のヒロ福地キャスターと高橋春花アナウンサー


また、先日の北海道胆振東部地震では、被災地としての報道が求められた同局。夕方の「イチオシ!」のヒロ福地キャスターは「これまでの大地震の報道と違って道内全員が被災者なので、私たち出演者も停電も経験したり、という状況の中で被災者としての立場でも話ができたのは大きかった」と、自身もSNSを通して被災状況の情報を発信するなど、改めて北海道の一住民として道民にニュースを届けることの大切さを実感した様子だった。

公開された第一スタジオ。「イチモニ!」「イチオシ!」など同局の情報番組はここから放送される


会見後は報道陣にスタジオなど、新社屋の一部が公開された。一階は同局の人気キャラクター・onちゃんが至るところに登場している他、同局の人気番組「水曜どうでしょう」のコーナーや、かつての社屋の隣にあった平岸高台公園をモチーフにした芝生の椅子なども設置。またステージを使った定期的なイベントも予定されており、「さっぽろ創世スクエア」共々札幌中心部の新たな名所となりそうだ。

空飛ぶonちゃんが出迎えてくれる、さっぽろ創世スクエア1階のHTBのエントランス


1階のタリーズコーヒー店内にはonちゃんグッズも販売されている


有本和貴

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