ハマの定番おやつ 地元食材を使ったスイーツで二宮を盛り上げる洋菓子店「芦の屋」

横浜ウォーカー

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二宮駅北口のニノス花通り商店街にある「芦の屋」(C)KADOKAWA 撮影=奥西淳二


「芦の屋」は二宮の地にオープンして56年。先代が和菓子屋としてオープンしたのが始まりだ。のちに現オーナーシェフが洋菓子とパンをメインに作るようになり現状のスタイルになった。今でもお彼岸やお盆などにはおはぎや赤飯なども店頭に並び、昔から通う客で賑わっている。

ショーケースに並ぶ華やかなスイーツのほかパンも人気(C)KADOKAWA 撮影=奥西淳二


約20種あるケーキのほか、食事系のパンやおやつに食べたいパン、曜日限定の食パンなど店内には多くの種類の商品が並ぶ。

また、地元食材の認知度アップのため、ミカンをはじめオリーブや菜の花などを使ったスイーツ作りにも力を入れたり、毎月第1日曜日には、「二宮ラディアン花の丘公園」で開催する「二宮ラディアン花の丘公園みんなの朝市」に出店し二宮ブランドのPRをしている。

オーナーシェフの芦川孝幸さん(C)KADOKAWA 撮影=奥西淳二


オーナーシェフの芦川孝幸さんは地元のスイーツ店で洋菓子を学び、その後「東京プリンスホテル」のベーカリー部門などを経て実家の「芦の屋」へ。ホテルのベーカリー部門で学んだ上質な味わいのパンはいつも大人気。曜日限定の食パンなど、予約をしないと売り切れてしまうことも。

二宮ブランド認定商品「湘南二宮みかんロール」(1個216円)(C)KADOKAWA 撮影=奥西淳二


12月から3月末まで店頭に並ぶ、二宮産のミカンを使った「湘南二宮みかんロール」(1個216円)は、毎年多くの客が楽しみにしている限定スイーツ。甘味と酸味のバランスがいい二宮産ミカンで作るマーマレードと、メレンゲで作ったバタークリームを、しっとりした口どけの生地で巻いている。あっさり&軽いあと味のバタークリームを味わったのち、ミカンの風味も楽しめるのが特徴だ。また、地元の吾妻山の菜の花をスポンジ生地と合わせた「小さな幸せ(菜の花のロールケーキ)」(216円)もオススメだ。

ではここで、芦川オーナーシェフが作る「芦の屋」の人気ベスト3を紹介しよう。

第3位 大人の味わいの新メニュー「湘南オリーブ・チョコ」「湘南オリーブ・シフォン」


【写真を見る】2018年秋に登場した新メニュー「湘南オリーブ・チョコ」(1個130円・左)、「湘南オリーブ・シフォン」(1個216円・右)(C)KADOKAWA 撮影=奥西淳二


ポリフェノールが豊富な二宮産のオリーブの葉を石臼で挽いた「オリーブリーフパウダー」を使用。蒸し焼きにした「湘南オリーブ・チョコ」(130円)は、オリーブの葉のほろ苦さが特徴で甘いものが苦手な人に特にオススメ。また、「湘南オリーブ・シフォン」(216円)はオリーブの塩漬けをカットして生地の中に入れている。しっとり&ふんわり生地とオリーブの食感がアクセントだ。

第2位 耳までしっとり&やさしい食感の「パン・ド・ミー」


生地の口どけに驚愕の「パン・ド・ミー」(260円)(C)KADOKAWA 撮影=奥西淳二


「パン・ド・ミー」(260円)は、小麦やバターなど使う食材はいたって普通のものばかりなのだが、しっとり&ふんわりした生地が「芦の屋」ならでは。耳も程よくやわらかいので、何もつけなくてもするすると食べられてしまう。そのほか、木曜日限定の山形タイプの食パン「もっちり食パン」(290円)は店頭に並ぶと即完売になるので予約がオススメ。

第1位 全8種ある「吾妻山米粉リング」


小麦アレルギーでも安心して食べられる、米粉を使った「吾妻山米粉リング」(1個150円)(C)KADOKAWA 撮影=奥西淳二


小田原産の米粉を使ったしっとり&もちもち食感が特徴の「吾妻山米粉リング」(1個150円)は、ミカン、レモン、サツマイモ、クリ、ラズベリー、抹茶、ほうじ茶、紅茶といった多彩なフレーバーを用意。ふるさと納税にも登録しており贈答にも人気だ。

オーナーシェフのこだわりが詰まったスイーツにパン、焼き菓子はどれも納得の味。地産地消の精神で作られた自慢の品々を味わいにぜひ足を運んで。【取材・文=橘 孝枝/構成=奥村沙枝奈/撮影=奥西淳二】

横浜ウォーカー編集部

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