ハマの定番おやつ 桃が華やかに進化した“ピーチメルバ”

横浜ウォーカー

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「Sweets garden Sakulala」のピーチメルバ。愛らしいピンク色のビジュアルにも注目!(C)KADOKAWA 撮影= 奥西淳二


夏のフルーツの代表格・桃をアレンジした「ピーチメルバ」がじわじわと人気上昇中! 1890年代に料理人のオーギュスト・エスコフィエが豪州の歌手ネリー・メルバのために考案し、その名の一部をとって「ピーチメルバ」と命名した歴史あるデザートだ。桃、ベリーソース、バニラアイスを盛り合わせたものだが、パティシエたちが独自のアレンジを加えて各地で新しい味わいを生んでいる。

神奈川県内でオススメしたい3店舗の「ピーチメルバ」を紹介しよう。

秦野の「Sweets garden Sakulala」


【写真を見る】秦野駅から徒歩14分の場所にある。優しい桜色が目印(C)KADOKAWA 撮影= 島本 絵梨佳


約540本の桜が咲く6.2キロの桜並木道「はだの桜みち」沿いにある「Sweets garden Sakulala(スイーツ ガーデン サクララ)」。

平塚「湘南クリエイティブガトー 葦」などで修業したオーナーの吉野大輔さんは、その美しい景観に心奪われ、店名に「サクララ」と名付けて2017年に独立開業した。

それだけに止まらず、お店のコンセプトカラーや店内までも桜色に!ほんのりと淡いピンク色に染まった空間は可愛らしく、スイーツを眺めているだけでほっこりと優しい気持ちに。

ジュレのみずみずしさも相まって、暑い日でも美味しく食べられる(C)KADOKAWA 撮影= 島本 絵梨佳


パフェのように美しく味わいを重ね、“現代版ピーチメルバ”へと昇華させた「ヴェリーヌ・ペッシュ・メルバ」(486円)。上層に生クリームと桃のブランマンジェを重ね、中間層には白ワインと桃のお酒を使った桃のコンポート入りジュレを閉じ込めた。下層へ食べ進めるとフランボワーズジャムの華やかな酸味が広がる。カップ越しに見える4層の色のグラデーションも美しく涼やかだ!販売期間は8月初旬まで。

鴨宮の「小田原洋菓子店 フロマージュ」


2〜3人も入るといっぱいになる店内にスイーツがズラリと並ぶ(C)KADOKAWA 撮影=島本 絵梨佳


「小田原洋菓子店 フロマージュ」は1995年に創業した、地元に根付く洋菓子店。鎌田勝美さんと純子さんの夫婦2人で営む。小田原市内の食材や旬の素材を大切に、こだわって厳選したものを使って生菓子や焼き菓子を作る。

看板商品のひとつになっているのが「小田原レモンダックワーズ」(230円)。小田原市江乃浦にある「八木下農園」の無農薬レモンを使ったジャムにバタークリームをあわせた香りいいクリームを、さっくりとしたダックワーズ生地で挟む。レモンは皮を削って入れているので、香りいいのが特徴だ。2016年・2017年小田原セレクションにも選ばれ、美味しさはお墨付き!

そして、毎年好評なのが「桃フェア」だ。「とにかく甘く、みずみずしく、香りがいい!」と鎌田さん夫婦が惚れ込み、約16年前から買い付けに行く山梨県「観光農園フレンド」の桃を使う。

桃と相性がいいフランボワーズジャムは心奪われるキュンとした酸味(C)KADOKAWA 撮影=島本 絵梨佳


こちらのピーチメルバ(760円)は、桃の個性が活かしながら複数の素材を重ねて贅沢感を出したカップデザートだ。カスタードとバタークリームを合わせた濃厚なクリームで味の奥行きをもたせ、桃の白ワインゼリー、フランボワーズジャムを層にして、味の濃淡をつけた。桃がとろり絡み合う幸福感を味わってほしい。8月4日(日)まで販売する。

産業振興センターの「WISHBON 福浦工場直売店」


工場直売所が集まるエリアに位置する(C)KADOKAWA 撮影=奥西淳二


「WISHBON(ウイッシュボン)」は、1981年に横浜で創業したお菓子のメーカー。横浜みやげの焼き菓子「横濱レンガ通り」「横濱みらい」などが代表的な商品だ。産業振興センター駅から徒歩3分の場所にある福浦工場に併設している直売店では、生菓子や焼き菓子を販売。製造過程で形が崩れてしまったものや、端っこを切り落としたものなどをアウトレット品として一部お得に購入することができる。

中でも一番人気は、年間700万個売れる「横濱レンガ通り」。香ばしい自家製生キャラメルとアーモンドをクッキー生地で挟んであるロングセラー商品だ。直売所ではアウトレット品の切り落とし270gが200円で購入でき、正規品は通常価格よりも安く手に入る。

甘い桃色に虜になる女性が続出!(c)KADOKAWA撮影=奥西淳二


こちらでは、キラキラと輝くピンク色のゼリーに桃の果肉が閉じ込められた見た目がラブリーなピーチメルバ(320円)を販売。若手パティシエが開発し、味わいだけでなくピーチメルバの可愛らしさにもこだわってケーキへと仕立てた。アーモンド生地を土台に、バニラムース、フランボワーズジュレとシロップ漬けの桃が入っている。優しい甘味の桃をムースがふんわりと包み込み、フランボワーズの酸味がアクセントになって全体の味を引き締めている。販売期間は8月下旬までの予定。

今の時期ならではの桃の創作スイーツ、ぜひ味わって。

【取材・文=磯崎 舞、撮影=奥西淳二、島本 絵梨佳】

横浜ウォーカー編集部

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