今、話題の女性ラップユニットchelmico! 新境地ポイント満載の「Fishing」を発表【前編】

横浜ウォーカー

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横浜市出身のRachelと東京都出身のMamikoからなるラップユニットchelmico(チェルミコ)。ヒップホップという枠にとらわれないポップセンスと等身大のリリックが注目を集め、2018年のメジャーデビュー後も勢いが止まらない中、新作「Fishing」が届いた!

左からRachel(1993年、横浜市出身)、Mamiko(1996年、東京都出身)からなるラップユニット。「爽健美茶のラップ」「switch」「Balloon」を含む2ndアルバム『Fishing』を携え、9月より全国ツアーを実施(C)撮影=映美


Rachel イエーイ! 横浜ウォーカー、ジモトー、好き好きー。

——横浜出身は、Rachelさんですよね。

Rachel 横浜生まれの横浜育ち、生粋のハマっ子です。Mamiちゃんも横浜にはちょこちょこ……。

Mamiko 祖母が金沢文庫のほうに住んでいたので、小さいころから逗子のほうによく行っていました。

Rachel ふたりで横浜に遊びに行ったりもするんですけど、横浜中華街とかMamiちゃんのほうがおいしそうな店とか知ってて、詳しかったりして。

——横浜愛は強いですか?

Rachel 私はそうでもない感じでいて、横浜の話になるとテンションがあがります。あとは必ず横浜出身って言っちゃう(笑)。引っ越しもあったんですけど、南区〜中区あたりに住んでいたので、それ以外とか横浜って言ってもねーとか言いたくなる。なぞの張り合いは「横浜あるある」です(笑)。

Mamiko 「何区!?」みたいな(笑)。

——どんなところで遊んでいました?

Rachel やっぱり横浜駅がメインですね。高校の時はどの区からきている子もそこがハブになっていたので。ゲーセンに行ったり、タピオカを飲んだり、定番のコースがあって。あとは、上大岡でも結構遊んでたな。上大岡って地下鉄と京急線も通っていて、乗り換えで利用する人も多いから、結構栄えているんですよ……それでゲーセンとか。

Mamiko やっぱりゲーセン。

Rachel そう(笑)。プリ(クラ)とれないと話にならないっていう。あとは、映画館もあってそれも大きいですよね。Mamiちゃん何してた?

Mamiko 中高生のころ? 公園とか行ってた。

Rachel あ、公園行ってた!軽音部だったんですけど、お金がないから高校の近くの公園に集まって、楽器を持っていってアンプつないで歌って過ごしたりしてた。あとは京急富岡のあたりで「ふなだまり」ってスポットがあるんですけど、そこはASIAN KUNG-FU GENERATIONのミュージックビデオの聖地にもなっている場所で、その近くの地区センターでは卓球ができたり、東急ストアでバイトしたりって思い入れがあるなぁ。そこで毎年「サマーフェスタ」っていう夏祭りをやっているんですよ。地元のキッズダンスチームとかクラスの子たちが踊ったりしてて、「かっこいいねー」とかって(笑)。

——エモい(笑)。

2018年夏のメジャーデビュー以降、怒涛の勢いで人気を拡大している!(C)撮影=映美


Rachel そのころはまだラップはやっていなかったですが。

——chelmicoは自身もCM出演した「爽健美茶のラップ」が話題になりました。昨年のメジャーデビュー以降も、怒涛の勢いを感じます。

Rachel いろんな人に聴いてもらえるのはうれしいよね。

Mamiko ここまで知られているんだってびっくりして、時々心が追いつかないところもあるんですけど。そんなことになる人生だと思っていなかったんで。

Rachel 知らない人に知られている状況って不思議だもんね。

Mamiko そう。いい曲はもちろん作るんですけど、曲がひとり歩きするということでもなくて、見た目もセットでわかってくれている。ありがたいんですけど、下手なことできないなっていうか(笑)。

Rachel 顔をさらしてやっているからね。

Mamiko でも、すごくうれしいんです。よりわかりやすく伝わると思うので。

——手応えを感じ始めたのって?

Rachel やっぱり爽健美茶かな。「あ!これを歌っている人たちか」ってひっかかりになっていて、そこで顔と名前が一致して、ドラマの主題歌で「switch」が流れることによって、この曲も同じ人なんだって、どんどんつながっていって、chelmicoと認識してくれている人たちが増えている感じがします。

——ニューアルバム「Fishing」にも収録されますが、「爽健美茶のラップ」ってもともと有名な曲をラップにするってどうでした?

Mamiko 爽健美茶が25周年で、これまでの爽やかさだけじゃなく、CMにも女性のクリエイターさんたちをピックアップして、強い女性のイメージがあったのかな。chelmicoが「今勢いがある」と思われているのもうれしかったし、自分たちの曲を気に入ってオファーしてくださったので、自分たちのカラーを出しつつ、歌詞も力強い感じにしなければって。実はこれまでのchelmicoの中でも一番強い言葉を入れているんです。

Rachel 歌詞だけでみると、結構尖ってる。

Mamiko 実は、歌詞は何度も書き直していて。

Rachel 「わかんないよ!」「難しいよ!」ってなってた。

Mamiko 「広告とは?」って、今はめちゃくちゃ感謝(笑)。

Rachel ひと皮むけたよね。

——chelmicoって、ゆるさも味ですが、尖った歌詞もかっこいいっていう新たな自分たちを発見したわけですね。それがお茶の間でガンガン流れているっていう。

Rachel こっそり攻めてる(笑)。

Mamiko 曲がポップなので、バレないかなーって。

Rachel そういう自分たちのスタイルはこれからも生かしていきたいよね。

【構成・取材・文=古城久美子/撮影=映美】

ーー後編に続く

new album 「Fishing」 8月21日(水) 発売/(CD)3,024円/unBORDE


田口亜弥

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