ポッター平井の激推しアイドル！番外編 乃木坂46「真夏の全国ツアー2019 京セラドーム大阪公演」を振り返る！

2019年も乃木坂46の大躍進が続いた。オリコンのアーティスト別セールス部門の年間シングルランキングでは、自身初の1位を獲得！グループのオフショット写真集や、メンバーのソロ写真集も驚異的な売り上げを記録し、ツイッターでも、歌手部門の年間最多ツイート1位に輝いた。

恒例の「真夏の全国ツアー」も全国4ヶ所8公演が行われた。9月1日、明治神宮野球場でのツアーファイナルをもって、初代キャプテンの桜井玲香が卒業。秋元真夏へと引き継がれたが、新キャプテンが発表されたのは、8月14日に開催された京セラドーム大阪公演だった。

新キャプテン・秋元真夏をサプライズ発表！

その発表は突然だった。アンコールのMCで、桜井玲香が語り始める。

桜井「私は9月1日をもって乃木坂46を卒業させていただくことになっているんですけど、キャプテンを現役のメンバーに受け継いでいただきたいなということで、今日、この場で発表させていただきます！」

会場がどよめく中、桜井が「次のキャプテンはこの方です！」と続けると、巨大なモニターに「新キャプテン　秋元真夏」の文字が！大歓声が沸き起こる。

発表されて、緊張が解けたからか、涙する秋元。

秋元「ありがとうございます！こうして次期キャプテンに任命していただいて、皆さんが温かく受け入れて下さると思っていなかったので、今すごくビックリしていますし、安心することが出来ました。今まで玲香が引っ張ってきた乃木坂46が、私は本当に心の底から大好きで、その乃木坂46をしっかり受け継いでいけるように、そしてこうして集まって下さるファンの皆さんを笑顔に出来るように、探り探りですけど、(メンバーの)みんなのことを引っ張っていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします！」

涙ながらのスピーチを終えた秋元に、大きな拍手が送られる。

桜井「キャプテンは誰になるんだろう？って、皆さんの中でいろいろあったと思いますし、私自身もすごく悩んできたというか、卒業する、しないは関係なく、もし他の人にやってもらおうってなったら誰がいいかな？という話は、何年も前からよくスタッフさんと話していました。1期生に受け継ぐのは予想外という方もたくさんいらっしゃると思うんですけど、真夏は本当に乃木坂46の心の支えで、癒しなんですよね。それは真夏しか持っていない武器だと思います。今まで8年間、いろんなことがあったんですけど、真夏はずっとみんなのことを支えてくれました。しっかりしているところもあるけど、こうしてすぐ泣いちゃったりするところもあって、そういう二面性も魅力的だなと感じています。新生というわけではないですけど、改めまして乃木坂46をよろしくお願いします！みんなでこれからも頑張っていきたいという思いも込めて、最後にこの曲を歌わせて下さい。『乃木坂の詩』」

『乃木坂の詩』を歌い終え、桜井と秋元は、最後にこう語り、抱き合った。

桜井「これからいろんなことがあると思うんですけど、どんな時もみんなで力を合わせて、グループがずっとこの先も続いていくように頑張っていきますので、乃木坂46の応援よろしくお願いします！」

秋元「ちょっと頼りないキャプテンになってしまうかもしれませんが、誰よりも頑張って、素敵なグループにしていきたいと思いますので、よろしくお願いします！」

24thシングル『夜明けまで強がらなくてもいい』初披露！

　アンコールでは、9月4日発売の24枚目のシングル『夜明けまで強がらなくてもいい』を初披露！4期生の遠藤さくらをセンターに抜擢。同じく4期生の賀喜遥香と筒井あやめがその脇を固め、笑顔を封印したクールなパフォーマンスで魅了した。

遠藤「4期生3人が初選抜という形で活動させていただきますが、私たちはまだ桜井さんや先輩方のように、素敵なパフォーマンスは出来ないんですけど、この期間を通して、先輩方の背中を見て成長できるように、そして皆さんにちゃんと認めてもらえるような存在になれるように、精一杯頑張ります！」

桜井「裏でも本番直前まで3人でダンスの練習をしていて、すごく努力家だし、責任感もあって、頼もしい後輩が入ってきてくれたなって思っているんですけど、頑張ろうね。とりあえず初披露、ホッとしたね」

優しく声をかけてくれた桜井の姿を、その言葉を、彼女たちは決して忘れないだろう。

3・4期生がフレッシュに躍動！

3期生と4期生がそれぞれの楽曲を披露し、更に『キスの手裏剣』を3・4期生でペアを組んでパフォーマンス！フレッシュな魅力を振りまいた。

4期生のみのMCでは「ドキドキ一言選手権」を開催！大阪らしいワードを含めた萌えゼリフを披露し、観客を胸キュンさせた。

金川紗耶「ねぇ、あんな…あんたのこと好きになっても、かまへん？」

矢久保美緒「もう、美緒以外の女の子のこと、見んといて！」

柴田柚菜「なぁ、これからもずっと、柚菜と一緒に、おってくれへん？」

賀喜遥香「なぁ、今からそっちに行っても、かまへん？」

筒井あやめ「なぁなぁ、今日は帰らんといて♡」

遠藤さくら「手、つないでも、ええよ」

掛橋沙耶香「なぁなぁ、あれ食べに行かへん？く・し・か・ちゅ♡」

清宮レイ「あ～あそこにたこ焼きがある～！パクッ！おいしい～！」

北川悠理「あべのハルカスからの空、一緒に見たいな～」

早川聖来「なぁなぁ、この後、たこ焼き、聖来と一緒に食べに行かへん？」

田村真佑「えっ!?あの打ち上げ花火より、お前の方が綺麗って？もぉ…アホちゃう？」

また、当日17歳の誕生日を迎えた4期生の矢久保美緒をサプライズで祝福！ミュージカル女優としても活躍中の生田絵梨花が、矢久保の肩を抱きながら、ハッピーバースデーソングをプレゼントする一幕もあり、矢久保は「すごく嬉しいです。人生で一番多くの方に祝っていただけた誕生日です。ありがとうございます！」と、初々しく喜んだ。

他にも見どころ満載！

『インフルエンサー』から、『命は美しい』、『何度目の青空か？』、『太陽ノック』、『ガールズルール』、『夏のFree＆Easy』、『裸足でSummer』まで、シングルが7曲続くオープニングも圧巻！アリーナの外周をフロートで一周する演出もあり、スタンド席のファンを熱狂させた。

ユニットコーナーでは、桜井玲香プロデュースのダンスユニット(桜井玲香・中田花奈・和田まあや・阪口珠美・金川紗耶)、秋元真夏プロデュースのコミカルなユニット(秋元真夏・山下美月・筒井あやめ)、高山一実プロデュースのヤンキーユニット「魔雲天」(高山一実・樋口日奈・寺田蘭世・新内眞衣・鈴木絢音・山崎怜奈・梅澤美波)の3組が登場！「フォーチュン中田」(中田花奈)がタロット占いでメンバーの悩みを解決するコーナーや、齋藤飛鳥がドラムを披露するなど、メンバーの個性も光った大阪公演だった。

乃木坂46は『Sing Out!』で、日本レコード大賞の優秀作品賞を受賞。12月30日に生放送される授賞式で、『インフルエンサー』、『シンクロニシティ』に続く3連覇を成し遂げられるのか!?そして、大晦日のNHK紅白歌合戦では、どんなステージを見せてくれるのか、注目が集まる。

　2020年2月21日から24日までの4日間は、ナゴヤドームで8th YEAR BIRTHDAY LIVEを開催！秋元真夏新キャプテンのもと、乃木坂46の勢いはまだまだ止まらない。

【取材・文＝ポッター平井】

＜ポッター平井・プロフィール＞

構成作家。MBSラジオ『NMB48のTEPPENラジオ』などを担当。松田聖子さんの“輝き”に魅せられて以来、30年以上アイドルを応援し続ける＜アイドル・サポーター＞。

ポッター平井