特別公開講座・横浜学「横浜市歌」が開催!

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関東学院大学×横浜ウォーカーのコラボイベントとして開催されている特別公開講座「横浜学」。2月16日、第41回となる講義が開催された。テーマは「横浜市歌」。

受講者たちによる横浜市歌の合唱が会場に響き渡る場面もあり、和やかな雰囲気の中で講義が行われた


最初に登壇したのは信州大学の名誉教授であり、松本大学、東京福祉大学の講師を勤める中山裕一郎先生。全国都道府県にある県民歌、市歌の情勢について語ってくれた。中山先生はまず、1900(明治33)年に作られた長野県の県民歌「信濃の国」と横浜市歌を比較し、途中でメロディが変わる部分があるなどの共通点を紹介。さらに全国の県民歌・市歌の制定時期や斉唱・演奏される場面などについてデータを用いて解説してくれた。

続いての登壇者は、横浜市教育委員会事務局 中央図書館調査資料課の三谷小夜華先生。18年に横浜市中央図書館で実施された企画展示「読んで知る横浜市歌」の内容から、横浜市歌の歴史について解説した。横浜市歌は1909(明治42)年に開催された横浜開港五十周年の記念式典にて、市内の小学生の歌唱によって初披露されたという。三谷先生は「作詞を担当した森 林太郎(鷗外)に対する報酬は『金百円』、作曲の南 能衛に対しての報酬は『金五十円』だったと記録に残っています」と、当時の貴重な資料と共に紹介してくれた。

最後に横浜市教育委員会事務局 学校教育企画部 小中学校企画課指導主事の大庭一修先生が登壇。冒頭、「まずは、歌ってみませんか?」と会場の受講者たちに呼びかけた大庭先生。合唱の後、横浜市歌のポイントや横浜市内の小中学校における市歌指導の状況について解説してくれた。大庭先生は「来年度から、小学生の学習指導要領が変わります。その新しい指導要領においても、国歌と横浜市歌をしっかりと指導していくよう通達を行っています」と話し、講義を締めくくった。

今も横浜市民に愛される横浜市歌について、興味深いエピソードが語られた今回の講義。あらためて横浜市歌に関心を持つ大きなきっかけになった。次回は「横浜と鉄道Ⅱ」をテーマに4月下旬に開催予定だ。

横浜ウォーカー編集部

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