8thアルバム「秘密」を引っ提げて長いツアーに出ていたaikoから、新曲「KissHug」が届いた。上映中の映画「花より男子ファイナル」の挿入歌“つくしのテーマ”としてまさにドンピシャのせつなさ。予告編の段階から話題沸騰だった。
「自分の届けたいものとつくしちゃんの背中を押してあげられるもの、という2つの目標をクリアする曲を選びました。この曲で描いてるのは、暑い季節、汗をかいてでも超えたいものがたくさんあるという時代のこと。好きな人を見つめるのに精一杯な年ごろというのかな。私の心の中にもつねに存在する時代。だから、そんなところを描いた映画とも、すごくリンクしたんだと思います」
「夏髪が頬を切る」という歌詞を聴くたびに、“つくし”が一人凜とたたずむ姿が思い浮かぶ。
「私もその姿が浮かんだんです。まっすぐな眼差しで、黒髪が風になびいてる感じ。つくしちゃんのあの強がってる姿。私もあんな瞬間あったな〜、つくしちゃんのようにすてきじゃないけど(笑)」
余韻のように「ゆら〜ゆら〜」と聴こえる部分が、実は「You Love You Love…」だったりするところにも、乙女心の微妙な揺れが出ている。
「あなたは誰を好きなの?っていう、わかっていても不安で、知っていても毎日確認したいような気持ちなんですよね」
その揺れがラストで「I Love…」に変わる瞬間、なんだかゾワゾワッと気持ちが動く。
「好きな人がいままで感じたことのない気持ちになるくらい思いをぶつけたい。私って自分自身が結構壁なんです。でも歌ってる時や人を好きになった時は、その壁を越えて自分自身を受け入れられるんです」
自分と向き合うことを教えてくれる恋の歌でもあるんだと納得。ちなみに、シングルでの英字タイトルはaiko史上初。
「10周年やし、やってみたい!と、一つ階段を上りました。実は5月からのツアーTシャツが“×○×○”(KissHugKissHugの意)をデザインしたものだったんです。私の中ではちゃんと意味があってつながってる。そんなふうに、これからも一つ一つを大事にしながら進んでいきたいです」
