この春、イチオシしたいニューカマーが登場する。土着的でパワフルなバンドサウンドと、すがすがしくポップなメロディがナチュラルに溶け合ったパワーバラード「ハロー・ハロー」でデビューするSuperflyだ。愛媛県の大学サークルで知り合った越智志帆と多保孝一が生み出すサウンドは、60〜70年代のアメリカンロックに通じるもの。しかし、その響きには懐かしさを超えた新鮮さがあるように思えるのだが。
「軸となっているサウンドは、高校3年生の時にテレビで70年代の音楽を特集した番組を観てひかれてしまった、空気感とか質感ですね。僕が生まれる前の音楽なのに、すごく“新しい!”って感じたんです。それに、みんな個性と主張があってやりたい音楽をやってる感じもいいな、と」(多保)
「オリジナリティですよね。彼が書く曲には60年代から70年代の音楽のアナログ感やあったかさがあるのに、フレーズの一つ一つがすごくポップで、その両方がうまく融合している。そこにいつも驚かされますね」(越智)
デビューシングルに「ハロー・ハロー」を選んだのも、この曲がSuperflyのオリジナリティを最もよく表す曲だからだろう。
「そうですね。すごく自信のある楽曲なんです。それに4月リリースのこの曲が、新しいステージに立とうとしている人たちへの励ましの歌になるんじゃないかと思ったし、僕たちもこの曲でスタートしたかったんです」(多保)
そう、新しい一歩を踏み出す不安を超え、胸を張って発する“ハロー!”という言葉のすがすがしさ。それが、この歌にはある。
「ポジティブにいきたいですもんね。“ハロー!”って」(越智)
「実際に“ハロー!”とは言わないと思うけど(笑)。例えば初対面で感じ悪いなと思っても、パッとあいさつするだけでお互いの距離が縮まると思うんですよ。そんな思いも込めているし」(多保)
「皆さんへの“こんにちは”という思いもね」(越智)
それは、多保が「初めて聴いた時、高音の伸びと声量が半端じゃないなと思った」という越智志帆のりりしい歌声の中にもみなぎっている。これから要注目の2人だ!
