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横濱カレーミュージアムに2004年から最後まで出店した北海道を代表するスープカレー店。カレーミュージアムに出店するきっかけは、同ミュージアムに北海道出身のスタッフが多く、彼らが口を揃えて「地元では一番人気だ」と言っていたこと。木多郎の出店はそれら地元っ子の熱い後押しがあって実現した。
木多郎のスープカレーは多種多様なスープカレーの中で分類するとインド系トマト味である。この分野のカレーのパイオニアであるインドカレーをベースにトマトの酸味を活かした味が特徴のカレーだ。この酸味がクセになり、ついつい毎日通ってしまう。実は私もカレーミュージアム在籍中、この酸味のトリコとなり毎日3時のオヤツがわりに食べていたことがあった。
店主の木下さんには私の著書「一億人の大好物カレーの作り方」に、“一般の人でも作れるスープカレー”のレシピを寄稿していただいた。いまでもなにかとお世話になっている。木下さんいわく、「自分がつくるカレーは日々進歩している。昨日の味より今日のが最高」という。毎日、毎回カレーを作るたび味の追求を怠らない。日進月歩し、今日できた味は今まで作ったカレーの中で一番最高だと言い切る。そして木下さんはユニークなことに、料理を追求するうえで、武道を取り入れているのだそうだ。真剣を振る緊迫した体の動きは厨房で料理を作る無駄のない動きに通じているという。日夜、武道で体を鍛錬し、ストイックなまでに追求した究極のスープカレーだからこそ通の舌を刺激し唸らせるのだ。 |
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