「おいしいわぁ」と同じくらい
「変わらんなぁ」と言われるのがうれしい

1910(明治43)年に創業、以来一貫してなんばの地で“庶民的な”洋食を提供し続ける「自由軒」。3代目で若女将の吉田純子さんによると「創業した時代には保温ジャーなんてなかったから、あったかいご飯で出せなかったんです。そこでフライパンでカレーと一緒に炒めて作った」のが名物カレーの始まりなんだそう。
創業者で純子さんの祖父・吉田四一さんは岐阜県出身。当時高級だった洋食店を、大衆の街・千日前で開く。そこに「自由軒」と名付けた心意気が込められていた。 「カレーの作り方は創業当初から変えていません。当時は国産のカレーがなくて、英国産をブレンドしていたんですが、それは今も一緒。自由軒の味は変えられませんから。お客さんに『おいしかったわぁ』と言われるのと同じぐらい、そのあとで『変わらんなぁ』と言われるのがうれしいんです」。
「なんばにはなんばの世界がある。きれいな建物でなくて昔ながらのよさが。と言っても商店街は人が通らないとダメになるもの。新しい建物ができ、新しい人の流れができ、昔からのものと融合していく。そうやってこれからもなんばの街と共に自由軒が栄えていくのが楽しみなんです」。どんなに新しいものができても自由軒は今の姿のまま、新しいものと融合を続けていくのだろう。

関西ウォーカー(20号)
2006年9月12日 発売
なんばが変わる! 掲載
最終データ更新日:2008年5月2日
*掲載内容は雑誌掲載時のデータをもとに構成しています。 定期的に更新を行っておりますが、 情報が変更になっている場合がありますので詳細はお店へご確認ください。

自由軒 本店 店舗情報

基本データ
店名 自由軒 本店
住所 大阪市中央区難波3-1-34
電話 06-6631-5564
※グルメウォーカーを見たとお問い合わせ下さい
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交通アクセス 地下鉄御堂筋線なんば駅11番出口より東へ。徒歩3分
営業時間 11:20〜21:20
休日 (月)(祝の場合翌日)
駐車場 なし
平均予算 [昼]650円 [夜]650円
座席データ
総席数 38席
28人
やまびこ
「やまびこ」
新人副編集長
tibikko
「gyang」
ベテラン編集部員
うまい!
かんみ♪
「かんみのたべたべ日記@南大阪」
名物編集長
運送屋
「運送屋」
新人編集デスク
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井上 岳久
「カレー総合研究家・井上岳久」
名物編集長
 
★★★★
デート接待宴会合コンファミリーおひとりさま友達・同僚と
大阪名物の地位を確立したご当地カレー
今や大阪の名物としての位を確立した感のある「自由軒」、そしてその名物の“インデアンカレー”。大阪の観光ガイドには必ず載っている名店である。
自由軒は明治43年創業の長い歴史と伝統のある店だ。全国的にみてもこのくらい長い歴史あるカレー店は珍しく、指折りの老舗といえる。織田作之助の大ベストセラー「夫婦善哉」で紹介されていることでも有名だ。

そしてそのカレーは明治からずっと頑なに守り続けられているものだ。代表メニューはなんといっても“インデアンカレー”。カレーの分類上は“混ぜカレー”という位置付けだ。ルウとライス、どうせ一緒に食べるのだから混ぜてしまえ・・せっかちな大阪人ならではの発想だ。そしてやっぱり大阪人に大ウケ、大流行した。日本全国をみてもこのようなカレーがあるのは大阪だけで、りっぱなご当地モノである。また、大阪の人は全般的にカレーにウスターソースをかけて食べるのが好みらしく、このインデアンカレーもたぶんに漏れずかけて食べる。そしてさらに生卵を混ぜて食べるので独特な味わいとなり、カレーといえばカレーなのであるが、別の新しい料理のようでもある。
大阪の気質のこもったユニークなカレー、ぜひ味わってみてください!
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