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| これまでに「刑事まつり」で監督した田中要次の作品は、2作品ともにゲイの刑事が登場している。それについて、田中は敬愛する大林宣彦監督の「尾道三部作」をもじって、「もうこうなったら、あと1本ゲイモノを撮って、『ホモ道三部作』にして大林監督に差し上げたいなと思うんですけれどね(笑)」と3作目への決意(?)を語ってくれた |
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| 自分の子供が出演しているシーンについて、「今回のシーンは走っていって振り向くっていうカットだったんですけど、やっぱりふざけちゃうんですよね。で、『大げさじゃなくて、もっと普通にしろ』って言ったら、『父ちゃん、普通が一番難しいんだよ!』って言われて、それを聞いた主演の嶋田久作さんが『その通り、すごいなぁ』って言っていましたね」と照れ笑いを浮かべながら話す篠崎監督 |
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| 「刑事まつり」最新作の「秋葉刑事 _| ̄|○」を製作したウエダアツシ監督。舞台挨拶では本作の音楽を担当したアニメーションズのメンバーも集まったのだが、これまで彼らの連絡はメールなどばかりで、きちんと対面するのは実は今日が初めてだと明かしてくれた。 |
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| 逃亡する犯人とそれを追いかけるゲイの刑事。ひょんなことから2人の心と体が入れ替わってしまうのだが、その創作のヒントはもちろん大林宣彦監督の「転校生」(’82)だという田中要次監督作「奪われた刑事/Snatches」 |
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| コメディながらも、ホラータッチで驚かせる場面も多かった篠崎誠監督作「霊感のない刑事」。篠崎監督のお子さんがうなされたのは、右端に映る白塗りのこの男性なのかと思うと、また違った見方が出来る |
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ヘリを使った空撮シーンに掛かった費用はゼロ。その理由は?

世界各地から優れたショートフィルムを集め、上映するショートフィルムの映画祭<Short Shorts Film Festival 2005 in OSAKA>が7/29(土)〜8/28(日)に開催された。今年の上映会のプログラムには「<東京ネットムービーフェスティバル2005 夏の陣>」がある。これは、昨年に東京国際映画祭の協賛企画のひとつとして新しく開催されたWEB発信の映画祭。今回の大阪での上映は、一般公募の優秀作のほか、「電脳(サイバー)刑事まつり」から篠崎誠監督の「霊感のない刑事」、名脇役として活躍する俳優の田中要次監督作「奪われた刑事/Snatches」の2本が上映され、監督2人がトークショーゲストとして登場すると聞き、会場に潜入してきた。
上映終了後に拍手で迎えられて始まったトークショーでは2人の作品の製作秘話がどんどん明らかになっていった。まず、篠崎監督が田中監督の「奪われた刑事」について、
「『刑事まつり』は、製作に関して基本的なルールがいくつかあるんですけれど、製作費は全て監督の自腹です。なのに、『奪われた刑事』は冒頭にヘリコプターによる空撮のシーンから始まるんですが、あれはどうやったのですか?」と話を切り出すと、田中監督は飄々とした面持ちで
「いや、実はあれはお金がかかってないんですね。たまたま僕が去年引越をして、そのマンション入居の際の抽選でナイトクルージングのヘリコプターのチケットが当たっていたんですよ。それで、本当は横浜の夜景を飛ぶチケットだったのを、『夜じゃなくて、昼でもいいですか?』と電話をして、それで役者さんを呼んで、カメラ持って、昼に自分の作品の舞台である東京上空を飛んでもらったんです」とバラしてくれた。
「刑事まつり」史上初ともいえるヘリコプターを使ったシーンは、すごい製作費を注ぎこんでいたのかのように思えたが、実はそうでは無かった。しかし、ヘリのクルージングが当たるマンションなんて、さすが芸能人だよなぁと感心しつつ聞いていると、今度は篠崎監督の作品に話題が変わる。
「今日見て頂いた『霊感のない刑事』で廊下を子供が走っていくシーンがあったと思うんですが、あれは実はうちの子供なんですよ」と篠崎監督が明かすと、すかさず田中が「いよいよ子供を俳優デビューさせているんですね」と返す。しかし、ホラータッチの作品であったために、篠崎監督の子供がうなされてしまうというハプニングも起こってしまったという。
「撮影中に、メイクで顔を白く塗った人がウロチョロしていたんです。彼らのことを僕は“ゾンビ兄ちゃん”って呼んで、『化粧を落としたら普通の人だよ』って(子供に)説明したにもかかわらず、『夜、白い顔の人が追いかけてくる』って、うなされていたんで、出演はこれ一本だけです。これ以上はもう家庭を壊してまで作ってはいけないなって思いましたね」と話してくれた。 |
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田中要次主演の「刑事まつり」最新作は 「秋葉刑事 _| ̄|○」

トークショーも終盤になってきたところで、篠崎監督が「これまで、田中さんには『刑事まつり』で2本監督してもらったのですが、今度ついに主演をやったそうですね?」と話すと、「そうなんですよ、これまで関わっていながら、初めてだったんです」と嬉しそうに答え、今度は監督から主演俳優・田中要次として「刑事まつり」に参加した作品の話題に。
この作品は「刑事まつり」第9弾として予定している「新人(ルーキー)刑事まつり2(仮)」の1本として製作されたウエダアツシ監督作「秋葉刑事 _| ̄|○」。秋葉原を舞台に、アイドル好きの刑事扮する田中要次が、グラビアアイドルの撮影会で起きる事件に巻き込まれる姿を可笑しく演じている。ここで篠崎監督が「この作品が、実はつい先日、完成したばかりなんです。せっかくなので、今日はサービスで特別先行プレミアをやろうと思います」と話すと、会場から驚きと喜びの拍手が。そして会場に来ていたウエダアツシ監督が、篠崎監督に呼ばれて舞台に上がり、
「元々のいきさつを言いますと、僕はこの東京ネットムービーフェスティバルのディレクターをやっていまして、篠崎さんに今回のこの大阪での上映会にゲストで来て頂けませんかとお願いに行ったときに、監督から『それはさておき刑事まつり撮らない?』と言われて、始まったものなんです。だから、ここで上映して頂けるのが、運命的なものを感じますね」と挨拶を行った。
さて、その本編が始まると、ハードボイルドな風貌の田中扮する秋葉刑事が、アイドル相手にこれでもかとはじけまくっていて、そのギャップに場内は大爆笑!あっという間の10分間の本編終了後には拍手が起こり、ウエダアツシ監督も「笑いが起こるかどうか心配していたけれど、とりあえずホッとしました」と安堵した様子だった。
今回のトークショーを聞いて、改めて監督たちの努力と苦労の跡を垣間見ることが出来た。ショートフィルムの映画祭に初めて足を運んだが、“たかが、ショートフィルム”なんて呼べる作品はどれもない。どの作品も監督たちのこだわりがぎっしり詰まったものばかり。映画に時間の長さは関係ない、そこに込められた、監督、スタッフ、役者の思いを感じることが映画の醍醐味だと感じさせられた一日だった。
(取材・文/Moviewalker編集部 松下幸一) |
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