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| 当初は誘拐される社長役をオファーされたが、「社会の底辺で生きている物井を演じてみたかった」ということで、物井役を演じることになったという渡哲也 |
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| 今作が待ちに待ったスクリーン・デビューとなる石原軍団の秘蔵っ子・徳重聡 |
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| 「ちゃらちゃらした僕が、こんな映画に出演できるなんて!」と妙に感激していた素直なヤツ、加藤晴彦 |
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| 前列・原作者の高村薫、後列・加藤晴彦、徳重聡、渡哲也、平山秀幸監督 |
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STAFF&CAST 監督:平山秀幸 原作:高村薫 出演:渡哲也 徳重聡 吉川晃司 長塚京三 加藤晴彦 長塚京三(2004/東映) ■12月11日(土)より全国東映系にて公開

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「実際に撮影に入ると、すごく手強い原作だと実感しました」(平山秀幸監督)

大ベスト・セラーである高村薫の傑作・社会派サスペンス「レディ・ジョーカー」が、2004年で撮影所創業50周年を迎える日活と、渡哲也率いる石原プロモーションにより、待望の映画化! しかも主演に円熟味を帯びた存在感が光る渡哲也、共演に「21世紀の裕次郎を探せ!」で応募総数52,005人の中からグランプリに輝いた新星・徳重聡という、石原軍団の新旧スターが顔を合わせるという点でも話題沸騰だ!
映画はビール会社社長の誘拐事件を軸に、表裏のさまざまな人間ドラマが絡み合っていくという重厚な造り。そんな本作の製作発表で、メガホンをとる平山秀幸監督をはじめ、渡哲也、徳重聡、加藤晴彦、長塚京三というキャスト陣、そして原作の高村薫らが壇上に上がった。
キャスト陣に先立ち、少し固い表情でマイクを握った平山監督。 「ずいぶん前に高村さんの原作を読んだ時は、まさか何年か後に自分が監督することになるとは思ってもみなかったです。このプロジェクトが立ち上がり、僕にとってずっとヒーローだった渡さんが主演をされるということで、この映画は監督する意義があると思いました。そして実際に撮影に入ると、すごく手強い原作だとも実感しました。ものすごいパワーがある作品でしたね」
原作の解釈については、高村薫と直々に話し合ったという監督。 「僕は本作が、社会で虐げられた人々が復讐する話だと思っていたんですが、高村さんから『それは映画の一要素であるにすぎません』と言われて、初めてそのことに気がついたんです。そう、この原作は、社会のシステムの中で、いろいろな人間が右往左往する話だとね」
誘拐犯のリーダー物井清三役を演じる主演の渡哲也は、そんな平山監督をねぎらうように、 「今回は、平山監督に支えられての物井役でした。あれだけの原作を2時間にまとめるということで、最初は理解しにくいところがありましたが、監督にレディ・ジョーカーの人物像が象徴的に書かれているところなどをピックアップしてもらい、いろいろと話し合って、方向性を決めていきました。監督には大変感謝しています」と丁寧に賛辞を述べた。 |
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「私の面倒くさい小説を、よくぞ誰もが観てわかるきちんとしたエンタテインメントとしてまとめてくれました」(高村薫)

映画初出演となる徳重聡は、誘拐犯を追う若手刑事・合田雄一郎役。彼はいささか緊張した面持ちながらもきびきびと挨拶をした。 「演じることは難しかったけど、いい緊張感の中で撮影ができました。僕にとっては、忘れられない作品になると思います。失礼します!」 また、渡哲也と共演することについては 「渡さんは石原プロの社長ですし、常に会うたびに緊張しているので、今も同じ状態です。失礼します!」とのこと。コメントの後で、逐一“失礼します!”と体育会系ノリに締めを言う彼に会場は大ウケ。その後、加藤晴彦や長塚京三らにもマネをされてまたまた大爆笑。 一方、彼と同じく加藤晴彦も 「あの『西部警察』(’79〜’84)の渡さんと共演できるということで、今までにはないくらいに緊張し、胃が痛くて眠れない状態でした。でも、渡さんが、『大丈夫だ』といってあたたかく肩をつかんでくれて本当に嬉しかったです」と高揚しながら熱い思いを語った。 そんな若いふたりに対して渡哲也は 「私くらいの年齢になると、熟れとか経験で演技をしてしまうけど、若いと感性で入っていくことができる。そういう柔軟性を見習いたいと思いました」と、包容力ある眼差しでエールを贈った。
さて、気になるのは原作者・高村薫の評価だが、まずは中村雅哉プロデューサーの映画化への情熱を賛美した後で、先日観たという編集前の本編の出来を手放しに大絶賛。 「よくまあ、私の面倒くさい小説を、誰もが観てわかるきちんとしたエンタテインメントとしてまとめてくれました。はっきり申し上げて、原作以上に多くの方が楽しめる映画になっています」 この言葉をかみしめるように目を閉じた平山監督の表情が印象的だ。きっとスタッフ・キャスト陣の情熱が一体となった渾身の力作に仕上がることだろう。そんな本作がお目見えするのは12月11日(土)ということで、今から楽しみでならない。
(取材・文/編集部・山崎伸子) |
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