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| 主演の上野樹里を中心に撮影をしている矢口史靖監督(前列右)。監督こだわりの撮影指導が伺えられ、「テスト!」や「本番!」という言葉がグランド中に何度も響きわたった |
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| 監督やスタッフの気持ちに応えようと、暑さに負けず楽しみながら頑張っている現役高校生の吹奏楽部の皆さん。曲目は高校野球には欠かせない「コンバット・マーチ」を演奏 |
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| 映画の舞台となる山河高校が、米山高校を相手に高校野球の第一回戦を繰り広げている途中結果。一回戦は余裕で勝利!? |
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| “スウィングガールズ”たちが配ったお弁当を先生や生徒たちが食べ、腹痛を起こして運ばれていくシーンを撮影中。本当に救急車で運ばれていくのでは? と焦ってしまったほど出演者の熱演ぶりが間近で見られて大興奮! |
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| エキストラ出演した人に記念品として配られた手ぬぐい。この他にも赤・青の計4色。監督直筆の“ガール”がキュート! 絵の中の彼女から「ジャズやるべ!」って聞えてきそう |
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STAFF&CAST
監督・脚本:矢口史靖 出演:上野樹里 竹中直人 白石美帆ほか(2004秋公開予定)

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矢口史靖監督の最新作ってどんな物語? 山形県の置賜地方を舞台に撮影スタート

男の子たちによる“シンクロ”をテーマにした「ウォーターボーイズ」(‘01)が大ヒットとなった矢口史靖監督の最新作「スウィングガールズ」(2004年秋公開予定)が、7月25日に山形県の置賜地方で待望のクランクイン! 今回の物語は、置賜地方を舞台にビッグバンド・ジャズに目覚めた女子高校生の姿を描いた青春劇だ。この作品のエキストラを県民から延べ3000人程募集しているとの情報をキャッチした私は、偶然にも山形出身だったので、早速応募。個人的に、彼の代表作でもある「アドレナリンドライブ」(‘99)で感銘を受け、“矢口ワールド”にどっぷりハマった私にとって “運命”を感じてしまった。早速、里帰りも兼ねて、8月13日(水)・14(木)の2日間、エキストラとして米沢市営球場で行われた撮影に参加することに。 |
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ナマの撮影現場に潜入! スタッフとエキストラの心が一つに

8月13日(水)、この日の最高気温は30度を超える真夏日になるとの予報通り、朝8時集合の時点でクラクラする程の蒸し暑さ。二日間の撮影内容は、映画の舞台となる山河高校が米山高校を相手に高校野球の第一回戦を繰り広げている。そこに、山河高女子生徒(後のスウィングガールズ)がお弁当を球場まで届けるのを名目に、夏の補習を抜け出して試合中に乗り込んでくる。それを待ちわびた吹奏楽部員たちが、保存状態の悪かったお弁当を食べ、腹痛を起こして救急車で運ばれる・・・といった内容。このシーンは、約300人の募集ということで、早速年齢層をチェック。高校生を中心とした映画だけに、10代の若者が大半だったが、中には中高年層の方もいて、「監督の作品は老若男女に愛されているなぁ」と改めて実感した。監督への意気込みに応えようと皆、気合十分の様子。私は一人での参加だったが、一人組も多くいて、安心(笑)。早速、スタッフに連れて行かれるままにスタンド席へ。既に高校生のブラスバンド部の皆さんが撮影に入っていて、炎天下のなか暑さに負けず高校生らしいハツラツとした好演技を見ているうちに、エキストラで集まった私達にも気合が入る。時折、出演者のセリフが聞えてきたが、みごとに“ズーズー弁”で、馴染みのある言葉に完全にノックアウト! された。私自身、故郷の地を離れて生活しているため、方言をすっかり忘れていたが、だんだんとよみがえり、いとおしく感じられた。近くにいた高校生たちが「私ら、あんなにナマってねーズー (私達、あんなにナマってないよ) 」と言っていたのがとても印象的だった。午後からの撮影は、太陽が雲に隠れて“太陽待ち”に悩まされる。そういった時間を、おのおのうまく利用し、皆それなりに楽しんでいた。トンボを取って遊んでいる子供連れの家族、かき氷を食べて涼んでいる人達…。私も普段読まない文庫本を持参していたので、日陰に座っての読書と、まったり出来た。そんな中、だいぶ時間が押していたので、エキストラが待ちくたびれないようになのか、球場には突然、中島みゆきの大ヒットソング「地上の星」など“みゆきソング”が流れ、場内は笑いが起こり、気分が和らいだ。ようやく太陽が姿を現わし、撮影再開。途中「方言指導の●●さーん、こちらへお越し下さい」というアナウンスが入り、かなりの“ズーズー弁”が使われるのでは!? と期待大。この日の撮影は、一部のエキストラを除き16時で終了。最後に、記念品として監督デザインのかわいい“スウィングガールズ特製豆絞り手ぬぐい”を頂く。監督お得意の絵つきでとても気に入った! 家宝にしようっと。
8月14日(木)、昨日とうってかわって雨。今年は、冷夏と言われている通り、とても寒く、ガタガタ震えるほど身体はすぐに冷えきっていった。本来ならば外で撮影をする予定だったが、雨のため急遽、室内の撮影からスタート。一部の人だけ撮影に参加し、残りのエキストラは待ち時間に。雨が止まなければ参加できない私にとって、「雨が止みますように…」と、ただひたすら祈るばかり。だいぶ小降りになり、スタッフがあわただしく動き始め、高校生に見える人を探しているとのこと。私の近くまで来た時、「え!? 私が…」と期待を膨らませ、心の準備は万端だった。が、みごとに素通りされ、近くのナウな人たちが引き抜かれていた。「もう、若くは見られないのだなぁ」と実感させられ、少しへこんだ。撮影がストップしている間、出演者の“スウィングガールズ”が時々私たちのところへ現れると、「やっぱりめんごいなぁー(かわいいなぁ)」と、男性陣の悲鳴に近い声が上がる。彼女たちのスマイルを受け取った一部のボーイズは、瞳がハートになっていて、気持ちはマックスに達したのか、大喜び状態。それを見ているだけで、「あぁ、若いって素晴らしい!」と、勝手に青春を味わった私。しばらくして、雨はまだ降っていたものの、本物の救急車が登場し、着々と準備が進められ、外での撮影が再開。球場の中で撮影と違って、監督の動きが間近で見られて、大興奮!! いつも通り、監督自らの熱演指導が始まり、ナマの現場でしか味わえないピリピリとした空気を味わうことが出来た。本当に出演者が運ばれていくのでは? と、思ってしまう程、本当にサイレンの音をガンガン鳴らしていたのには驚いた。結局、雨は止まず、予定の18時終了よりかなり早めの15時で撮影終了。そして、今日も昨日と違う色の特製手ぬぐいを頂く。もっと参加したかった!!
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監督に独占インタビュー! 「置賜地方、とっても気に入っています」

来年の秋の公開予定まで1年も待てない(笑)。早く観たい! 詳細を知りたい! という訳で、監督に直撃インタビュー。監督独特の淡々とした優しい口調で、じっくりと語ってくれた。
なぜ、置賜地方を舞台に選んだのでしょうか?
「シナリオ・ハンティング(シナリオ作成のために現地を取材すること)で東北へ来たとき、台本を書くために青森・秋田・山形と東北を回っていくうちに、あまり地方すぎず、だけど景色も素晴らしく、ちょっと方言のある地域を探していたんですね。それが、山形市内の方言よりも置賜地方は関東寄りで聞き取りやすく、初めて聞く人にも言葉が馴染みやすいということと、雪が積もっている時期がとても美しいということで決めました」
実際、撮影を開始してみて、どうでしょうか?
「思ったとおり、いいところですね。360度、見渡せば“山”って、関東の景色では考えられないですから。映画というものは風景を切り抜いて撮っていきますから、それで美しい山がすぐ側にあって、その盆地独特の風景をすぐに味わうことが出来る。それがとても気に入っています」
最後にこの作品に対する監督の“思い”をお聞かせ下さい
「この作品を観終わったお客さん全てが『音楽をやりたい!』って思ってもらえたら…と。音楽の楽しさがそのまま、伝わればいいなと、そういう映画を目指しています」
いつの間にか、観ている側が作品の中に入り込んでしまう程、上映時間がアッという間に感じてしまう“矢口マジック”。来年の秋まで待てず、生き地獄(笑)のファンも多いはず。まだ、一度も彼の作品を観ていない方は、何でもオススメですから観てみて! そして、来年まで気持ちを高ぶらせて、みんなで待ちましょう(笑)。作品が無事、完成することを祈っています。
(取材・文/MovieWalker編集部・須藤民子) |
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