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| ハードな役柄から癒し系青年まで、幅広い役柄をこなす忍成修吾の素顔はとっても柔和な青年だった |
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| 本作で演じるのはトキオという美青年役。今回、きめ細やかな肌も露出してるのでご注目 |
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| 椎名英姫扮する美しい姉スイとの微妙な関係を官能的に描いた「アニムスアニマ」 |
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| 美容師役ということで、カットの手さばきも訓練したという |
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| ■「アニムスアニマ」は2月5日(土)より渋谷シネ・ラ・セットほかにて全国順次公開 |
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STAFF&CAST 監督・脚本:斉藤玲子 出演:忍成修吾 椎名英姫 阿久根裕子 目黒真希 市川実日子 田中要次(2003/ニューシネマワークショップ)97分
【プロフィール】 1981年生まれ、千葉県出身。1999年に俳優デビューし、2001年に公開された岩井俊二監督作「リリイ・シュシュのすべて」(2001)の危険な中学生役で注目される。その後数多くの映画やドラマに出演し、中でも「BR2 鎮魂歌」(2003)で人気を博す。2004年は「ガチャポン」、「スペースポリス」といった主演作のほか、「犬猫」にも出演。2005年も行定勲監督作「北の零年」、樋口真嗣監督作「ローレライ」、森川時久監督作「ハルウララ」、守屋健太郎監督作「スクールディズ」と、話題作が目白押しだ

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「女性の感性が生かされた映画に なったと思います」

忍成修吾と映画初主演の椎名英姫。絵になる2ショットとは、こういう美しいふたりを指すのだろう。まさに彼らは、タイトル「アニムスアニマ」の、女性が抱く理想の男性像“アニムス”と、女性が抱く理想の男性像“アニマ”そのものだ。 そこで今回、そんな吸い込まれるような美青年オーラを発揮している人気若手スター、忍成修吾にインタビューを決行。撮影エピソードから、俳優としての立ち位置まで、たっぷりと話を聞いてみた。 「オーディションで僕を選んでいただいて光栄でした。台本を読んだ時の感想としては、すごく女性的な感じ、監督の女性観が出てる作品だと思いました」 脚本・監督を務めたのは、今作が監督デビュー作となる新鋭のフィルムメーカー、斉藤玲子。彼女が紡ぎだしたのは、ありふれた美男美女のラブ・ストーリーではなく、美しい“姉弟”の物語で、女性ならではの官能が打ち出された耽美的な映画だ。 「演出の仕方で、性別の差を感じたのは初めてだったかもしれません。女性的な立場に立ってみないとわからないことがすごくたくさんありました。トキオという主人公を演じるにあたって、普段使う言葉とはまったく違う言い回しをしなければいけなかったんです。そういう部分が難しかったので、現場では監督とのコミュニケーションを大事にしました。その結果、女性の感性が生かされた映画になったと思います」
共演者である椎名英姫が扮した姉スイというキャラクターも、彼女が本来もっているカリスマ性と相まって、実に神秘的な女性に描かれている。素顔の椎名英姫について、忍成修吾はこう話していた。 「第一印象は大人の方って感じでした。落ち着いていて、とてもやさしい声で話すんです。僕はすごく人見知りをする方ですが、今回英姫さんの方から声をかけてもらったので、馴染みやすかったですね」 劇中でスイはトキオのもとを離れて自立しようとする場面があるが、彼女に依存しきっているトキオはそれを認めようとしない。 「身近にいるとしたら、僕は子供なので難しい女性かもしれない。そばにいてほしい時はそうしてほしいし、自立したい女性に関して僕が手助けできることってまだまだ少ないと思うから。僕自身が今、自立したいと考えているから、自分のことでめいっぱいなんでしょうね」 スイは確かに寛大な大人の女性だ。同性愛者だと発覚した友人から愛を求められても決して突き放さないという、人としてのキャパシティの大きさも印象的だが、彼自身は同感できないともいう。 「確かに人間関係っていろんな形があると思いますが、それを自分に強要されると、拒絶してしまうと思うんです。そういう価値観は認めるけど、相手が僕の考え方を曲げさせようという行為に出られたらすごく苦しいですね」 真っ直ぐな目線でそうきっぱりと言う彼。どの質問にも今の自分の立ち位置を踏まえた上で、決して背伸びしない意見を語ってくれる姿勢には好感がもてる。 |
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「この映画に出演できたことで 視野がすごく広がりました」

役作りに関しても自分のやり方を謙虚に分析しているようだ。 「マインドの部分では、スタッフの方々に頼る部分が大きいです。その現場の空気に入らないと僕は役作りができないタイプですから。共演者の方が僕をその役として見てくれた時に、初めて演技ができるんです。だから、現場では共演者やスタッフのみなさんとのやりとりが作用して初めて僕はその役柄の色に染まれるという感じです」 2005年は行定勲監督作「北の零年」を皮切りに、本作「アニムスアニマ」、樋口真嗣監督作「ローレライ」と、数多くの出演作が続く彼。主演作以外でもそれぞれの映画で、スパイスのようにピリッとした存在感を見せられるのは、現場でのやりとりのたまものだとか。 「映画って僕ひとりでは絶対に作れない総合芸術ですよね。毎回いろんな作品に出会うのはすごく新鮮なことだし、現場に助けられてるとも思っているから、共演者もまわりのスタッフの方々もすごく大事です」 丸くて黒目がちな目を見開いてそう語る彼。 「この映画に出演できたことで、視野がすごく広がりました。今後も自分の価値観にない作品や、見たことのない世界観を見せてくれる作品に出演していきたいです」
素顔はとても柔和で、線の細さも魅力的だった忍成修吾。高慢で自信家で気まぐれな美青年トキオも、「リリイ・シュシュのすべて」(2001)や「バトル・ロワイアル2 鎮魂歌」(2003)などのハードな役柄も、そんな彼が織り成した人物像だと思うと非常に興味深い。今後さらに、彼のいうところの「大人」の役者へと成長していくのが楽しみだ。
(取材・文/編集部・山崎伸子) |
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