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2005.2.28(月)更新
【動画・独占インタビュー】
現代社会の孤独を映しだすフランス映画「DEMONLOVER」
初の海外作品への出演となった大森南朋のナチュラルな魅力!
【動画・独占インタビュー】現代社会の孤独を映しだすフランス映画「DEMONLOVER」初の海外作品への出演となった大森南朋のナチュラルな魅力!
友人の自主制作映画の役のために、髪を金髪にしていた大森。個性的な役を演じてきた彼だけに金髪もお似合い!共演してみたい役者はベニチオ・デル・トロ(「トラフィック」('01))だと言う。二人が共演しているところを是非観たい!
【動画・独占インタビュー】現代社会の孤独を映しだすフランス映画「DEMONLOVER」初の海外作品への出演となった大森南朋のナチュラルな魅力!
取材中も自然体でリラックスした雰囲気の大森。彼自身が好きな役者も、小林薫のような気負いのない感じの人達だと言う。まさに彼自身、それを意識せずとも体現している
【動画・独占インタビュー】現代社会の孤独を映しだすフランス映画「DEMONLOVER」初の海外作品への出演となった大森南朋のナチュラルな魅力!
日本のアニメ会社「東京アニメ」の社員に扮した大森(左)と、ドラマ、CMと幅広く活躍している山崎直子
【動画・独占インタビュー】現代社会の孤独を映しだすフランス映画「DEMONLOVER」初の海外作品への出演となった大森南朋のナチュラルな魅力!
音楽に「イルマ・ヴェップ」でも音楽を担当したソニック・ユースが参加。スタイリッシュな映像にマッチした音楽が作品により深みを与えている
【大森南朋 PROFILE】
1972年東京都生まれ。父親は舞踏家の麿赤兒。96年に市川準監督のCMで一躍注目を集め、本格的に俳優業を開始。井筒和幸監督「ビックショー ハワイに唄えば」('99)、市川準監督「ざわざわ下北沢」('00)等に出演し注目される。その後、篠崎誠監督「忘れられぬ人々」('01)、三池崇史監督「殺し屋1」('00)、平山秀幸監督「OUT」('02)で個性の強い役柄を演じわけ、キャリアを重ねる。'03年に廣木隆一監督「ヴァイブレータ」他でヨコハマ映画祭助演男優賞、キネマ旬報助演男優賞を獲得し、高い評価を得る。その後も「アイデン&ティティ」「赤目四十八瀧心中未遂」(共に'03)、「深呼吸の必要」('04)と出演作が続く。また、TVドラマ「僕の彼女と彼女の生きる道」、「夫婦。」(共に'04)等にも数多く出演し、映画界ともにかかせない俳優となっている。

■<大森南朋特集 天然のカオス、大森南朋>
●2005年3月12日(土)〜3月18日(金)
渋谷ユーロスペースにて七夜限定上演
●上映スケジュール
 3月12日(土)「殺し屋1」('01)三池崇史監督
 3月13日(日)「夢なら醒めて……」('02)サトウトシキ監督
 3月14日(月)「春眠り世田谷」('01)山田英治監督
 3月15日(火)「ENCLOSURE」('03)中井友昭監督
 3月16日(水)<短篇集>
       「忘れられぬ刑事たち」('03)篠崎誠監督
       「リハビリ刑事」('03)大森南朋監督
       「ストリベリーフィールド」('03)堀江慶監督
       「パチンコファイトクラブ」('01)木下ほうか監督
 3月17日(木)「新・痴漢日記」('99)富岡忠文監督
 3月18日(金)「ヴァイブレータ」('03)廣木隆一監督
詳細はユーロスペース公式サイトへ>>http://www.eurospace.co.jp/

【STAFF&CAST】
監督:オリビエ・アサイヤス 出演:コニー・ニールセン クロエ・セヴィニー ジーナ・ガーション シャルル・ベルリング 大森南朋 山崎直子(2002仏/東北新社)120分
■3月12日(土)よりシアター・イメージフォーラム他にて公開
>> 公式サイト
>> 「DEMONLOVER」上映スケジュール
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「アサイヤス監督は俺のこと大好きみたい…(笑)」

 企業の買収をめぐり交錯する人間模様と、その中で浮き彫りになる人間の孤独を描いたサスペンス。「イルマ・ヴェップ」(’96)のオリビエ・アサイヤス監督が独自のスタイリッシュな映像で魅せる。買収される「東京アニメ社」の社長に扮しているのが、大森南朋だ。
 「グラディエーター」('00)のコニー・ニールセン演じる産業スパイが、企業の買収を巡る熾烈な競争に身を投じ、息つまる駆け引きや裏切りから、次第にバーチャルな世界へとのめり込んでいく、というストーリー。
 これが、初の海外出演作となる大森南朋。名バイブレーヤーとして、あくの強い役柄からごく普通の青年役まで、幅広い演技で今注目を集める彼に、撮影エピソードから演じることへの意識まで話を聞くことができた。

 出演のきっかけはオーディションだったという。
「芝居も見せずに監督と談笑しただけなんです。そしたら後日『来てくれ』って言われて。さっき監督と一緒だったんですけど(この取材の前に来日中の監督との対談があったのだ)、ベタ褒めされて、ものすごく恥ずかしかった。俺のこと大好きみたい(笑)。繊細な監督で、作品にそれが現れていて、すごく綺麗な画に仕上がっていた」
 そんな監督の熱烈なラブコールに応え、コニー・ニールセンや「ブラウン・バニー」('03)のクロエ・セビニーら海外俳優と対等に渡り合っている。
「いつも、キャスティングされた時点で監督のやりたい世界を考え、後はフラットな気分で現場に入ります。今回は社長だから、だらしなくないように、とかだけを考え、後は現場の雰囲気を見てちょっと変えたり。今回、言葉の壁は多少あったけど、結局僕らは監督の目の前で芝居をして調整していくので、特に困ったりはしなかった」
 今後の海外作品として、「春の惑い」('02)のティエン・チュアンチュアン監督が、昭和の碁聖・呉清源九段の生涯を描いた日中協力作「呉清源」(秋公開予定)が控えている。撮影は既に終了し、今回は囲碁の名人に扮している。
「(監督業をやることで)自分が役者として
やってた事がずれてなかったと確認できた」


 2004年は映画だけでなく、TVドラマ「夫婦。」やTOYOTAのCMなどでも大活躍していた大森。6月には岩松了演出の舞台「隣りの男」も控え、映画以外でも確実にキャリアを重ねている。そんな彼が仕事を選ぶうえで重要視しているのは、脚本よりも現場で関わる人達だという。
「監督だったり俳優さんだったり、一緒にやる人の存在が大きいですね。後は、自分がどういうイメージで捉えられて、どうキャスティングされるのかが楽しみ」
 また、今は演技に対して、こうといった方法論を持たず、柔軟でいたいと言う。確かに、今の彼が演じる役は、いい意味で気負いがなく、自然体に感じられる。それが彼の最大の魅力でもあるのだろう。
「皆に自然体だって言われるんですけど、『俺もちゃんと芝居してるよ!』って言いたくなりますね(笑)。意識してやってるわけじゃないんですけど、癖なのかも。今はいい方向で出てるからいいですね。でもそんなこと言われたら、これからものすごく意識してしまいそう(笑)」

 俳優業だけでなく、「新刑事まつり 一発大逆転」の中の「リハビリ刑事」('03)という作品で監督業もこなした彼。その経験は、俳優としての確認作業になったのだとか。
「単純に、撮られる側から撮る側の世界に行ってみたかったんです。実際そっち側に行ってみたら面白かった。特に、観る側の意識がわかって、それは俺が思っていた事とあんまり差はなかった。自分が役者としてやってた事が、監督が意図するものとずれてなかった、というのが確認できたというか。」
 この後、江戸川乱歩の4つの作品を映画化した「乱歩地獄(仮)」(2005年公開)の中の一遍の佐藤寿保監督「芋虫」、宮藤官九郎監督の「真夜中の弥次さん喜多さん」(4月2日(土)公開)、小池真理子原作&篠原哲雄監督「欲望」(2005年公開予定)と続々と出演作が控えている。そんな彼の今後の展望とは。
「去年は気付けばドラマをいっぱいやってたんで、映画で一ヶ月とか入れる作品に出会えたらいいなあと。あまり意識はしてないんですけど、映画のほうに重点をおけたらと思ってます。『芋虫』も『欲望』もヤバイですよ。ってヤバイ役ばっかり(笑)」

 色んな人と仕事をしてみたいという思いから、彼は自分が興味を持った作品には、海外作品でも友人の自主制作映画でも、規模の大きさに関係なく参加する。その、人への好奇心が彼の役者としての原動力になり、結果、「殺し屋1」の殺し屋役から「ヴァイブレータ」のトラッカー役まで、多彩な演技を自然にできる稀有な役者となっている。今後控えている数々の作品の中で、より多くの人と関わりながら、次はどんな大森南朋を見せてくれるのか楽しみである。

(取材・文/編集部・石崎美智)



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