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2005.3.10(木)更新
【動画・独占インタビュー】
衝撃の問題作「カナリア」で塩田明彦監督を唸らせた
ふたりの天才子役、石田法嗣と谷村美月の素顔に迫る!
【動画・独占インタビュー】衝撃の問題作「カナリア」で塩田明彦監督を唸らせたふたりの天才子役、石田法嗣と谷村美月の素顔に迫る!
カルト教団で育った主人公・光一に扮した石田法嗣くん。シリアスな役柄とは打って変って、素顔の彼は明るくて、ちょっぴりはにかみやさんだった
【動画・独占インタビュー】衝撃の問題作「カナリア」で塩田明彦監督を唸らせたふたりの天才子役、石田法嗣と谷村美月の素顔に迫る!
光一と共に旅をするヒロイン・由希役の谷村美月ちゃん。映画初出演とは思えないほど、熱のこもった名演技を披露している
【動画・独占インタビュー】衝撃の問題作「カナリア」で塩田明彦監督を唸らせたふたりの天才子役、石田法嗣と谷村美月の素顔に迫る!
将来に期待がよせられる彼らは、まだ14歳! あどけなさが残る受け応えが実にほほえましかった
【動画・独占インタビュー】衝撃の問題作「カナリア」で塩田明彦監督を唸らせたふたりの天才子役、石田法嗣と谷村美月の素顔に迫る!
ふたりで、光一の妹のもとへと向かう旅に出るロード・ムービー「カナリア」
【動画・独占インタビュー】衝撃の問題作「カナリア」で塩田明彦監督を唸らせたふたりの天才子役、石田法嗣と谷村美月の素顔に迫る!
見終わった後、光一と由希の未来に思いを馳せ、しばし感慨にひたってしまいそう
【動画・独占インタビュー】衝撃の問題作「カナリア」で塩田明彦監督を唸らせたふたりの天才子役、石田法嗣と谷村美月の素顔に迫る!
■「カナリア」はアミューズCQN、新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開
【石田法嗣(いしだ・ほうし)プロフィール】
1990年、東京生まれ。塩田監督作は、BS−iオリジナルドラマ「あした吹く風」(2001)に続いて2度目の主演作となる。その他の主な映画出演作は「Returner」(2002)、「陽はまた昇る」(2002)、「バーバー吉野」(2003)、「半落ち」(2003)など。6月公開の超大作「戦国自衛隊1549」が待機中

【谷村美月(たにむら・みつき)】
1990年、大阪生まれ。NHK連続テレビ小説「まんてん」(2002〜2003)の子役で注目され、映画は本作が初出演作となる。その他、ドラマ主演作に「ほんとにあった怖い話<窓にうつる少女>」(2004)、CM出演作に「小僧寿し」、「NEC Refresh PC〜おうむ返し父娘編」などがある

STAFF&CAST
監督・脚本:塩田明彦 出演:石田法嗣 谷村美月 西島秀俊 甲田益也子 りょう つぐみ 水橋研二 (2004/シネカノン)132分
>> 公式サイト

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>> 「カナリア」塩田明彦監督 独占インタビュー
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「自分の中に役に入るスイッチがあって
ヘッドギアをかぶる前に辛い気分になった」
(石田法嗣)


 塩田明彦監督の野心作「カナリア」で、カルト教団で育った主人公の光一に扮した石田法嗣くんと、光一の妹探しの旅の道行きとなるヒロイン・由希役の谷村美月ちゃん。法嗣くんは「バーバー吉野」(2003)、「半落ち」(2003)などすでに出演した映画が多数。一方の美月ちゃんはNHKの連続テレビ小説「まんてん」(2002〜2003)や「ほんとにあった怖い話〈窓にうつる少女〉」(2004)、CMなどで演技経験はあるものの映画出演はこれが初めて。ともに同い年の14歳で、ふたりともちょっぴり緊張ぎみに取材に臨む姿がまだまだあどけなくて可愛い。

 法嗣くんはBS-iのオリジナルドラマ「あした吹く風」(2001)に続いての塩田作品だが、「シナリオを読んでもオウムの事件のことがあまり分かんなかったんですね。そしたらスタッフさんが資料を持ってきてくれて、『こんなことがあったんだってことを頭に入れて演技をしろ!』って言われました。でも、最初はキツかったですね」 と振り返る。

 一方の美月ちゃんは「映画のお話を聞いたときはすごい嬉しかったんですけど、やっぱりお母さんから離れてできるのかな?って不安がすごくありました。でも、スタッフのみなさんがいろいろ気を遣って話を合わせてくださったりしたので、現場がすごく楽しくて、お芝居がやりやすかったですね」
 由希役はなかなか決まらなかったが、長い髪をバッサリ切った美月ちゃんを見て、塩田監督が「彼女こそ由希だ」と大抜擢した。
「でも、髪の毛を切るのは最初抵抗があったんです。切ってヘンだったらどうしよう? と思って、切る前にカツラをかぶったりしたんですけど、それも似合わなかったし。でも、髪の毛が長いままだと由希ちゃんのイメージがつかないと思ったので、切ることを決意したんですね。そしたら、意外に自分の好きな髪型だったので、それをきっかけに由希ちゃんになりきろうと思って頑張りました」

 法嗣くんの場合はヘッドギアが辛かった。
「(本当にイヤそうな顔で)あれをかぶる前から辛い気持ちになって。自分の中にスイッチがあって、役に入っちゃうですね。スイッチが入るとほとんど喋んないんですよ。監督の指示を聞いて、そのままずっと何も喋らずに演技をしてるって感じになっちゃうんです。でも、休憩になるとスイッチを切るようにして、監督と話したりしてましたね」
 この若さにして、自分を自在に調節できるなんてスゴい!
「1シーンずつ一生懸命頑張ったから
終わったときには達成感もあったんです」
(谷村美月)


 美月ちゃんはそんな法嗣くんの言葉を聞きいて「ホ〜」っと、羨ましそうにしている。
「私は結構、法嗣くんみたいに(役に入ったり抜けたりすることの)切り替えができないんですね。だから、現場では台本を読んでずーっと一生懸命集中してたんです」
  でも、撮影現場を見せてもらったとき、美月ちゃんがカメラのフレームから外れた途端に、それまでの鋭い表情を一変させて、軽やかにスキップしながらこちらに戻ってくるのが印象的だったけど……。
「ふふふふ。『カット、OK』って言われると、あ〜よかったーってなるんですよね」
 じゃあ、由希が「銀色の道」を口ずさむあの印象的なシーンは上手くできたのかな?
「全然知らない歌だったので、何度かMDとか聴いて。監督にも歌っていただきました(笑)。あのシーンはすごいリハーサルをしましたね。でも、現場に行ったら風景とかで気持ちが作れて。気持ちが(由希に)近づくというか、そういう気分になれたんですね」
 そんなことをサラリと言ってのける美月ちゃんも、法嗣くんに負けず劣らずスゴい。雨が降る中でのクライマックスでは、そんなふたりのテンションの高さ、研ぎ澄まされた迫真の表情に誰もが圧倒されてしまう。
「あのシーンのテンションはMAXでした」と法嗣くんが回想する。「出せないぐらい出したんですけど、映画を観たときに、あのときもっと出せたらよかったなって思いましたね。でも、悔いはないです」
 美月ちゃんもなんだか誇らし気だ。
「あそこは最後の日に撮ったんですけど、テンションが上がるというか、自分でも盛り上げて。私は1シーンずつ一生懸命頑張ってたし、あそこまで一生懸命やったのは初めてぐらいだったので、すごい達成感もあったんです。だから、あの草むらを歩いていくときの自分の決意の顔とかはすごく大好きですね」

 ところで、ふたりにとって、塩田監督はどんな監督だったのだろう?
  すかさず法嗣くんが答える。「優しい! 演技指導が分かりやすいというか監督に演技指導されるのが嬉しいんですよ」。美月ちゃんが続ける。「教え方が上手です(笑)。完璧にお芝居のやり方を教えるんじゃなくて、重要なことだけを教えてくださって、あとは子供たちに考えさせるみたいな感じでしたね」
 彼らにかかったら、さすがの塩田監督もかたなしだ。でも「撮影中、何がいちばん楽しかった?」の質問に、「休み時間。(共演の)りょうさんが僕の駄洒落を採点してくれるんでよ(笑)」(法嗣くん)、「徹夜続きの助監督さんのウトウトしてる顔が面白かった(笑)」(美月ちゃん)と屈託なく笑う姿はやっぱり14歳だ。「演技をすること、もうひとりの自分になれるのが楽しい」(法嗣くん)、「勉強とかではできないのに、お芝居では集中力が高まる。自然に頑張ろうって気持ちになれるんです」(美月ちゃん)と言って目を輝かせる彼らが、この後、俳優としてどんな道を歩いていくのか楽しみでならない。

(取材・文/イソガイマサト)



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