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| 「みんなが親切にしてくれたから楽しく撮影できました」というペ・ドゥナ(右)。前田亜季も「現場は和気あいあいとした雰囲気でした」と笑顔で語ってくれた |
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| 「ローレライ」で華麗なるスクリーン・デビューを飾った大型新人・香椎由宇(左)のお気に入りのシーンは「屋上で語り合うシーン」とか。また、映画初出演となったBase Ball Bearのベーシスト関根史織は「今回映画に出演できて、すごくいい思い出ができました」と語っていた |
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| いちばん左が山下敦弘監督。ペ・ドゥナからは「見た目は愛らしいが、目つきが鋭い。きっといい映画を撮る監督に違いないと思いました」という評価をされていた |
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| 舞台挨拶には、ほかのキャスト陣も登場。上段・左からme-ismのボーカル山崎優子、三村恭代、湯川潮音、甲本ヒロトの実弟である甲本雅裕 |
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STAFF&CAST 監督・脚本:山下敦弘 出演:ペ・ドゥナ前田亜季 香椎由宇 関根史織(Base Ball Bear) 三村恭代 湯川潮音 山崎優子(me-ism) 甲本雅裕(2005/ビターズ・エンド配給)114分 ■「リンダ リンダ リンダ」は夏休みよりシネセゾン渋谷ほかにて全国順次公開

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「意味もなく走り回る、そんな青春時代を描いた つもりです」(山下敦広監督)

劇中「リンダ リンダ リンダ〜」♪というブルーハーツの名曲が何度か聞こえきても、それは甲本ヒロトの野太いボーカルではない! ボーカルを務めるのは、ジャジャ〜ン! 若手韓流スター、ぺ・ドゥナで、ドラムに「バトル・ロワイアル」(2000)の前田亜季、ギターに「ローレライ」(2004)の香椎由宇、ベースにブレイク寸前のロックバンドBase Ball Bearのベーシスト関根史織というフレッシュなメンバーを配したガールズ・バンドなのだ。そう、本作、その名も「リンダ リンダ リンダ」は、文字どおり、ブルーハーツの名曲をコピーする女子高生バンドの青春を描いた元気印のロック・ムービーである。そこで、今回主演の4人と、メガホンをとった山下敦弘監督らによるミニ記者会見と完成披露舞台挨拶が行われた。
それにしてもブルーハーツといえば、80年代後半のJポップ・シーンをリードしていた人気バンドだが、まだ10代〜20代の彼女たちにとってはそれほどなじみのあるグループではないはず。 ぺ・ドゥナはもちろん「ぜんぜん知りませんでした。今回初めて聴きました」、前田は、「リアルタイムで演奏するところを見たことはないけど知ってましたよ。よくカラオケで聞きますし」、香椎は「兄がふたりいるので、その影響で聴いたことがあります」、続いて自らもバンドをやってる関根も「知ってました」とのこと。
そんな彼女たちだが、見事ブルーハーツの熱いロック・スピリットを体現している。とはいえ、ぺ・ドゥナなんて、日本の映画出演はもちろん、日本語の歌を歌うのももちろんお初。 「日本語の台詞を覚えるのが大変でした。でも、周りの人たちといっしょにいるうちに、だんだん馴染んでいきました。歌についてはうまく解釈して歌えたかどうかが気になってます」 実際に彼女がシャウトするクライマックスの演奏シーンは、まさに大団円と呼ぶにふさわしいものに仕上がっている。でも、彼女だけではなく、前田や香椎も慣れないドラムやギターにトライしたり、演奏はお任せの関根も初めての演技にとまどったりと悪戦苦闘! でもその等身大の奮闘ぶりがそのままスクリーンに投影されているからこそ、大いに見るものの共感を呼ぶのだ。
そんな元気いっぱいの女子たちを率いてメガホンをとったのは「どんてん生活」(’99)や「リアリズムの宿」(2003)の山下監督。 「ブルーハーツのバンドの映画ということで、小細工をしても通用しないと思いました。本当にいまだに色褪せてない名曲の数々だと思います」 また、映画の内容については「意味もなく走り回るという、青春時代特有のものを描いたつもりです。ぜひ、楽しんでください」ときっぱり。眼鏡と口ひげの朴訥として雰囲気ながらも、映画に対する思い入れは十分に伝わってきた。
ということで、熱くて楽しくてちょっぴり切ない青春ロック・ムービー「リンダ リンダ リンダ」は今年の夏休み公開。今、青春真っ只中の世代はもちろん、“青春時代なんて今は昔”の人たちも、ぜひ本作を見て、あの世代ならではのほろ苦さや愛しさをかみしめて。
(取材・文/編集部・山崎伸子) |
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