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2005.8.29(月)更新
【合同インタビュー】アクション時代劇「SHINOBI」に主演した
オダギリジョーにインタビュー
【合同インタビュー】アクション時代劇「SHINOBI」に主演したオダギリジョーにインタビュー
自分の意見をはっきりと話す社交的なオダギリの姿が印象的だった。だが撮影現場では、「僕は、いつもコミュニケーションが取れなくて、だから共演者の方とうまく話せない」そうだ。「共演者の仲間由紀恵さんとは、過去にテレビでも共演したことがあったので、僕のそういうスタンスを理解してくれていて。今回温かく見守ってくれてました」
【合同インタビュー】アクション時代劇「SHINOBI」に主演したオダギリジョーにインタビュー
山田風太郎の「甲賀忍法帖」を大胆にアレンジ。宿敵である伊賀と甲賀が互いの存亡をかけて繰り広げる壮絶な戦いと、自らの宿命と許されぬ愛の間で苦悩する男女の姿を描く
【合同インタビュー】アクション時代劇「SHINOBI」に主演したオダギリジョーにインタビュー
幻想的な世界がスクリーンに広がり、一場面ごとの細かい描写や風景も美しい
【合同インタビュー】アクション時代劇「SHINOBI」に主演したオダギリジョーにインタビュー
「SHINOBI」は松竹系にて、9月17日(土)より全国ロードショー
【オダギリジョープロフィール】
1976年岡山県生まれ。主な映画出演作は「アカルイミライ」(2003)、「この世の外へ クラブ進駐軍」(2004)など。昨年「血と骨」(2004)で、日本アカデミー賞最優秀助演男優賞ほか、各賞を受賞。今年は、「パッチギ!」(2004)、「オペレッタ狸御殿」(2004)、「イン・ザ・プール」(2005)などがあり、人気を不動のもにする。現在待機中の作品は、「夢の中へ」(公開日未定)、「THE 有頂天ホテル」(現在製作中)、「スクラップ・へブン」(10月公開予定)などがある。

STAFF&CAST
監督:下山天 原作:山田風太郎 脚本:平田研也 撮影:近藤眞史 出演:オダギリジョー 仲間由紀恵 黒谷友香 椎名桔平 りりィ 寺田稔 坂口拓 升毅 沢尻エリカ (2005/松竹)101分

(C)2005「忍―SHINOBI」パートナーズ
>> 公式サイト
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「この作品には、
『いろんなものに捉われてほしくない』っていう
僕の思いが込められている」


「メゾン・ド・ヒミコ」(9月17日(土)公開)や、「スクラップ・ヘブン」(10月公開予定)など、出演作の公開を次々と控えるオダギリジョーが、今回は忍者が操る術を最新のVFXで迫力ある映像に仕上げたアクション時代劇「SHINOBI」で主演を務めた。
 本作の舞台は、徳川家康が強大な権力を握っていた戦国時代。家康の次期将軍を決めるため、戦う運命になってしまったオダギリ扮する甲賀の後継者・弦之介と、仲間由紀恵演じる伊賀の後継者・朧の悲恋の物語も絡められている。

 甘いマスクで女性ファンを魅了するオダギリのイメージに、忍者の定めに反しても一人の女性との道ならぬ恋を選んだ弦之介役はピッタリだと思うのだが、本人の反応は意外だった。

「実は僕、恋愛ものもアクションものもあまり好きじゃないんです。だから初めに主演のお話をいただいた時は、生意気にも断り続けていました。でも、逆に全く無縁なはずの自分が、この作品に関わったらどうなるんだろうって、自分に対しても、作品に対しても興味が持てたんです。それと、出演を断るような生意気な僕に対して、松竹の常務の方が、何度も口説きにきて下さったことに胸を打たれ、出演を決めました」

 苦手な分野に挑む分、下山天監督と話し合いをしながらじっくり内容を煮詰めた。

「僕は、やっぱり観てもらう方に共感してもらいたいんです。だから僕は、かなり作品に対して意見を言わせてもらうタイプだと思います。それで、プロデューサーと監督の3人で相談をしながら、弦之介にはモラルや道徳に捉われず、決められた枠に疑問を持って、自分の価値観で生きて欲しい、そんな日本男児へのメッセージを込めていろいろと提案をさえてもらいました。あと、忍者って明確な資料も残ってないので、自分で想像して作っちゃってもいいと思うんですよ。この作品は時代劇=カツラとか、黒装束が出てくるようなステレオタイプのものではないので、他の忍者ものとは違った形で表現されている分、楽しめる作品になってると思います」

さすがはオダギリ。 「自分の納得できる作品じゃないと出演したくない」と断言するだけのことはある。映画に対するアイデアのセンスも、こだわりも抜群だ。

「でも脚本あっての作品だから、撮影進行中に内容変更があるのは監督にとって凄くキツイことだと思うんですよね。それでも監督は、僕のアイデアを大切にしてくれて、本当に感謝しています。これだけの大作でありながら、現場で生まれたものを活かせたのは面白かったですしね。ここまでやれたんだから、もしこれで映画がこけたら『僕のせいにしてください』って思う(笑)」
「同業者に嫉妬されるような役者になりたい」

「もともとは俳優じゃなくて、監督を目指していた」と話すオダギリ。19歳でアメリカへ渡り、約2年間カリフォルニアの大学に留学。帰国後、「ウォータームーン」('90)でスクリーンデビューを果たし、テレビCMやドラマなどさまざまな活動を経て現在に至る。

「いざアメリカの大学に行ったものの、入った所が役者コースだったんですよね。それで、今こうして役者をやってます。だから僕は、役者という仕事にとても運命的なものを感じてるんです。でも僕は監督になりたかったって言っても、映画監督にはなれないと思っています。だって、僕みたいな俳優がいたら扱いにくいから(笑)。それでももし、撮らなきゃいけないことになったら、全てコメディにします。コメディなアクションとか、コメディな恋愛とか、笑いでごまかすしかないですね」

 今後の目標も聞いた。
「役者を目指している時は、単純に憧れる人もいました。それは俳優の卵なら誰にでもあると思います。でも役者になっていろんな経験をしていくと、それは憧れじゃなくなるんです。例えば、その役者さんの仕事の選び方や、演技に対する姿勢だったりが大切になってくる。そういう意味で将来は、役者に憧れる存在でありたいですね。『あの作品に出られていいな』とか、『あんな好き勝手できていいな』とか、同業者の方に嫉妬されるような役者になりたいです」

 シリアスからコメディまで自由自在に演技をこなすオダギリ。俳優として天賦の才に恵まれた彼は、今後ますますファンを増やしていくことだろう。

  (取材・文/MovieWalker編集部:平山聡美)



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