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2005.9.14(水)更新
【合同インタビュー】
エリートOL VS 鳶職人を描くコメディ「鳶がクルリと」
2年ぶりの映画主演となった観月ありさにインタビュー
【合同インタビュー】エリートOL VS  鳶職人を描くコメディ「鳶がクルリと」2年ぶりの映画主演となった観月ありさにインタビュー
演技について「薗田監督は映像的な面白さを大事にしていましたので、個性豊かな男性の中にポツンと貴奈子ちゃんがいるという面白さというか、浮いている感じが面白く見えればいいなと思って演じました」と語る観月ありさ。
【合同インタビュー】エリートOL VS  鳶職人を描くコメディ「鳶がクルリと」2年ぶりの映画主演となった観月ありさにインタビュー
「陸・海・空と、かなり寒い中でロケをやりました。そういう意味ではキツかったし、出番も多かったので、朝から晩まで撮影をしていました。日に日にマスクしている人が増えていくみたいな現場でしたけど(笑)」
【合同インタビュー】エリートOL VS  鳶職人を描くコメディ「鳶がクルリと」2年ぶりの映画主演となった観月ありさにインタビュー
『日本晴れ』の司令塔、悦司を演じる哀川翔(左)。頼れる兄貴肌がしっくりくる。
【合同インタビュー】エリートOL VS  鳶職人を描くコメディ「鳶がクルリと」2年ぶりの映画主演となった観月ありさにインタビュー
(左から)品川庄司、塩見省三、哀川翔、観月ありさ、宇津井健、須藤元気、通山愛里、杉浦太雄。「台詞まわしはほとんどアドリブでした」というほど、チームワークは抜群。
【合同インタビュー】エリートOL VS  鳶職人を描くコメディ「鳶がクルリと」2年ぶりの映画主演となった観月ありさにインタビュー
■10月1日より丸の内TOEIほか、全国東映系にてロードショー(C)2005「鳶がクルリと」製作委員会
【観月ありさプロフィール】 
1976年東京都生まれ。4歳からモデルの仕事を始め、91年、テレビドラマ「もう誰も愛さない」で女優デビュー、「伝説の少女」で歌手としてもデビューを果たす。同年、主演映画「超少女REIKO」では、92年度日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。その後、テレビを中心にドラマ、CM、歌手として多彩な才能を発揮し活躍する。シリーズ化されたテレビドラマ「ナースのお仕事」(’96)では、抜群のプロポーションとコミカルな演技で幅広い層から人気を博し、同ドラマは「ナースのお仕事 THE MOVIE」(2002)として映画化される。近作では「ぼくんち」(2003)の主演など

【STAFF&CAST】
監督:薗田賢次 原作:ヒキタクニオ 脚本:丸山昇一 撮影:柳島克己 出演・歌:観月ありさ 出演:哀川翔 宇津井健 塩見三省 須藤元気 品川祐 庄司智春 杉浦太雄 通山愛里 風吹ジュン(2005/東映)118分
>> 公式サイト
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「ミニスカートにハイヒールで
工事現場に行っちゃったりするところが面白い」


 エリートOL・中野貴奈子、28歳、独身。子供服の開発チームでバリバリ働く彼女は、ビッグプロジェクトの失敗を機に、巨大モニュメントを高層ビルに取り付けろ、との畑違いな仕事を押し付けられてしまう。工期が迫る中、あまりに無謀な仕事にどこの鳶も請け負ってくれない。何とかしてエリート街道に戻りたい彼女は、頑固者揃いだが腕はピカイチだという鳶集団『日本晴れ』の門を叩き、いざ交渉を開始する。

 ヒキタクニオの原作を、「凶気の桜」(2002)に続き薗田賢次監督が映画化した「鳶がクルリと」。エリートOL VS 鳶職人という、これまで見たことのなかったビジネス戦争を笑い満載で描いたコメディだ。そして今回、2年ぶりの映画主演となる観月ありさが名古屋にやってきた。現実離れした長い足に細身のジーンズ姿がかっこよかった観月。役柄を“貴奈子ちゃん”とちゃん付けするところに彼女らしい役への思いやりが感じられる。

 「貴奈子ちゃんて、自分の人生に自信満々で生きてきた女性だと思うんです。でも、自信満々にやっているところが、人から見ると何かおかしかったりする。ミニスカートにハイヒールで工事現場に行っちゃったりするところがおもしろいですよね(笑)」

 「危険な仕事に命は張れねぇ」と、なかなか仕事を引き受けてくれない『日本晴れ』にひとり乗り込んでいく貴奈子。美人だって挫折し、必死なのに上手くいかない姿を、いつの間にか観客を味方につけてしまう演技でリアルに表現していた観月は、振り返れば前作「ぼくんち」(2003)でも、ピンサロで働きながら幼い弟2人を養うという肝っ玉な女性を演じてきた。

 「自分で意識したわけではないんですけど、たぶん年齢的な部分が影響しているのか、『ぼくんち』でやったような役は、たぶん10代とか20代前半の時だったら出来なかったんじゃないかと思うんです。だんだんリアルな女性像を演じたいなと、年齢とともに変わってきたのかな」

 クランクアップとなった12月5日、観月は28歳のバースデーを迎えた。同じ働く女性としても、貴奈子が抱える仕事や結婚の悩みに「共感できた」そう。容姿端麗ながら、ミニスカートで自転車にまたがり、見事なドジっぷりを披露するコミカルな動きの一方で、鳶と出会い、自分の中の価値観がだんだん変わっていく貴奈子の心の動きも丁寧に体現している。
「空き時間にみんなで退屈していると、
哀川翔さんがマジックを披露してくれたり」


 ビジネスでは貴奈子と対立しながらも、日頃は彼女の心意気を買っている『日本晴れ』チームに、哀川翔、宇津井健らベテランから、お笑いコンビ・品川庄司、格闘家・須藤元気ら威勢の良い若者たちがキャスティングされ、茨城県高萩市で合宿ロケが行われた。本作では知られざる鳶の世界を描いているのも観ていて興味深い。

 「翔さんはみんなが空き時間に退屈していると、トランプを持ってきてマジックを披露してくれたりして、ムードメーカーでしたね」 と、哀川翔が意外な趣味(?)で現場を盛り上げていたとか。また、
「宇津井さんも鳶の役だったので、ヌードというか、肉体美を見せることが多かったんです。だから、常に腕立て伏せをしていたり、ホテルでもダンベルを常に持っているという感じで、哀川さんも『宇津井さん凄いね〜』って言ってました(笑)」
と、みなぎる役者魂に感動したエピソードを語ってくれた。

 哀川翔扮する頑固な司令塔を筆頭に、超軍事オタク、学歴フェチと、とにかく個性派揃いの『日本晴れ』。そんな彼らと正面から向かい合う貴奈子の姿を、あなたもいつの間にか応援しているはずだ。

(取材・文/MovieWalker編集部:山川良子)



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