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| コワモテだけど時折見せる笑顔が素敵な哀川翔。子供思いの厳しくも優しいお父さんで、温かい人柄が印象的だった。“こんなお父さんだったらなあ”と何度思ったことか… |
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| これまでの出演作では、いいアイディアが浮かぶと監督に提案してきたという哀川。今回も「貴奈子(観月ありさ)がワイヤーを使って飛び降りるシーンがあったんだけど、当初の高さでは嘘っぽい感じがしたから、さらに上げてもらった」と、薗田賢次監督にアドバイスし採用されたという撮影秘話を披露 |
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| こちらは貴奈子率いる「日本晴れ」オールスターズ。見た目は強面のガテン系で、鳶職に熱い情熱を注いでいる彼らだが、仕事が終わった後は優しい笑顔に戻る |
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本作で一番重要なことは「やる気」と答えた哀川。「誰かに頼るんじゃないし、『やって下さい』でもない。『私がやる!』しかないという世界に敢然と立ち向かう貴奈子は潔いよね。特に働いている女性が観れば元気が出るんじゃないかな」
■10月1日(土)より梅田ブルク7、道頓堀東映劇場、三宮東映劇場、MOVIX京都ほかにて公開 |
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[c] 2005「鳶がクルリと」製作委員会
STAFF&CAST 監督:薗田賢次 原作:ヒキタクニオ 脚本:丸山昇一 主演:観月ありさ 哀川翔 宇津井健 塩見三省 遠山愛里 須藤元気 品川祐 庄司智春(2005/東映)118分
【哀川翔 プロフィール】 1961年鹿児島県生まれ。1984年に一世風靡セピアの一員として「前略、道の上より」でレコードデビュー。1988年にテレビドラマ「とんぼ」で長渕剛の弟役で注目され、その後、映画「オルゴール」(’89)で独特の存在感が認められて一躍脚光を浴びる。1993年に東映Vシネマ「ネオチンピラ 鉄砲玉ぴゅ〜」で初主演。以後、数々のヒット作に出演し、記念すべき100本目となる「ゼブラーマン」(2004)では、日本アカデミー賞主演男優賞を受賞。近年では、一世風靡セピア時代からの親友・柳葉敏郎主演作「容疑者 室井慎次」(2005)で、熱い信頼関係で結ばれた2人の競演が注目される。待機作は「東京ゾンビ」(2006年公開予定)が控えている

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「鳶職は想像以上の危険を伴う職業」

哀川翔出演168本目となる「鳶がクルリと」(10月1日(土)〜・梅田ブルク7、三宮東映劇場、MOVIX京都ほか)。本作は、エリートOL・貴奈子(観月ありさ)が、ひょんなことから鳶職人の世界で奮闘することになる痛快コメディで、鳶職たちの司令塔・高松悦治を哀川翔が熱演している。そこで今回、映画のキャンペーンで来阪した哀川翔がインタビューに応じ、本作の魅力をたっぷりと語ってくれた。
本来、鳶職人とは土木・建築工事の高所作業専門職の総称で、彼らは常に危険と隣合わせで働いている。本作は日本初の“鳶”映画と銘打つだけあって、鳶スタイルに身を包んだ出演者陣の働きぶりがリアルに表現されている。特に建設途中の高層ビルのシーンでは、命綱をつけていたとはいえ、どうしても“死”という恐怖を考えて見てしまう。 「事前に鳶職の友達の仕事ぶりを見たり聞いたりして撮影に挑んだけど、地上10階立てくらいの高さになると、周りに障害物がなくなるから、風がモロに当たるんだよ。骨組みしかない中で足場を踏んで作業をすることの危険さは、想像以上だった」 危険な場所の撮影でも、凛とした態度を崩さず鳶職役を堂々と演じていた哀川だが、「実際に演じてみて改めて危険性を感じた。いやー、あぶなかったねえ」と真顔で答えたほど、実は緊迫感と戦っていたのだ。 |
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「子供の成長の善し悪しは親ではなく環境」

劇中で哀川演じる悦治には、1人娘のツミ(遠山愛里)がいる。ツミは悦治が不祥事を起こして刑務所に入っている間、親方や日本晴れ(悦治が所属する鳶集団)の人たちに育てられた。 「子供の成長の善し悪しは親ではなく環境が一番関係してくると思う。悦治は刑務所に入ってしまったけど、ツミはグレずに父親と同じ職を選んだ。周りがどうであれ、自分に正直に真っすぐ生きているかは、子供が一番見ているからね。ツミが何よりの証拠だよ」 現在、5人の子供の良きパパである哀川だが、同じ娘を持つ親としての視点で放つ発言に、一段と重みを感じた。 「娘と父親という立場が、いつかは感情的に逆転していくような気がする。親の意見を聞かずに自分の思いを貫き通すというか。そうなると父親は寂しくなるっていうけど、俺は平気。遠巻きで見ているだけ、それが一番だね。(自分の意志を言えるようになった)大人なんだから仕方ない。その点ツミは親子関係をしっかりと保ってる。よくできた娘だよ」 特に思春期を迎えた子供に対してどう接すればいいのか戸惑う親が多いなかで、自分なりのスタンスを持って子供と向き合っている“父親・哀川”の素顔が垣間見えた。
本作を一言で表すと“心の戦場”である。戦いの対象は親や娘だったり、あるいは企業に立ち向かったりと様々だが、結局勝ち負けを決めるのは自分次第。「人と人っていうのは、(ケンカを)やりあうほど何かが生まれてくる」と哀川が言うように、戦いを終えた者同士の心のつながりに触れていることも、本作の魅力の一つ。そんな、心にグッとくるシーンもあれば、大の大人が貸切状態の銭湯で子供のようにはしゃいだり、鳶内恋愛で胸がキュンとなったりと、心の触れ幅が広くなるシーンの数々に満足すること間違いなし!
哀川翔の名前の由来は“哀しみは川に流して翔べ”。前向きな意味がある名前の通り、常に前進している彼の姿は、まさに悦治そのもの。心意気に満ち溢れた、超ニッポン男児の“哀川翔ワールド”を心行くまで堪能して!
(取材・文/Moviewalker編集部 須藤民子) |
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