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2005.12.15(木)更新
【完成披露会見】
待ってました! 4年ぶりの三谷幸喜ワールド
23名オールスター・キャスト集結の「THE有頂天ホテル」
【完成披露会見】
待ってました! 4年ぶりの三谷幸喜ワールド
23名オールスター・キャスト集結の「THE有頂天ホテル」
ライバル映画は?という質問に「『SAYURI』です(笑)。ロブ・マーシャル監督も舞台出身、共通の俳優(役所広司は『SAYURI』にも出演)を知っているという共通点もありますね」と、会場を沸かせた三谷幸喜監督
【完成披露会見】
待ってました! 4年ぶりの三谷幸喜ワールド
23名オールスター・キャスト集結の「THE有頂天ホテル」
ホテルのあらゆる事件を解決する副支配人を演じる役所広司。アヒルとの格闘シーンでは、あまりの可笑しさに原田美枝子は笑いが止まらずNG連発だったとか。鹿の被り物姿も必見!
【完成披露会見】
待ってました! 4年ぶりの三谷幸喜ワールド
23名オールスター・キャスト集結の「THE有頂天ホテル」
「お正月に相応しい、幸先のいい映画です」と、松たか子。有頂天になる時は?という質問に「車を運転していて一度も赤信号にひっかからない時」とコメント
【完成披露会見】
待ってました! 4年ぶりの三谷幸喜ワールド
23名オールスター・キャスト集結の「THE有頂天ホテル」
会見後には、THE有頂天ホテルのグランド・オープン・セレモニーということでテープカットが行われ、巨大クラッカーが鳴り響いた
【完成披露会見】
待ってました! 4年ぶりの三谷幸喜ワールド
23名オールスター・キャスト集結の「THE有頂天ホテル」
(後列)左から伊東四朗、役所広司、三谷幸喜監督、佐藤浩市
(前列)左から戸田恵子、原田美枝子、松たか子、篠原涼子、麻生久美子
【完成披露会見】
待ってました! 4年ぶりの三谷幸喜ワールド
23名オールスター・キャスト集結の「THE有頂天ホテル」
■「THE有頂天ホテル」は、2006年1月14日(土)より全国東宝洋画系ロードショー
STAFF&CAST
監督・脚本:三谷幸喜 製作:亀山千広 島谷能成 出演:役所広司 松たか子 佐藤浩市 香取慎吾 篠原涼子 戸田恵子 原田美枝子 唐沢寿明 津川雅彦 伊東四郎 西田敏行 生瀬勝久 麻生久美子 YOU オダギリジョー  角野卓造 寺島進 浅野和之 近藤芳正 川平慈英(2005/東宝)136分
>> 公式サイト

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「力のある俳優が集まってくれたので
カット割の必要がなかった」(三谷監督)


 三谷幸喜監督が「ラヂオの時間」('97)、「みんなのいえ」(2001)に続き、満を持して贈るノンストップ・ムービー「THE有頂天ホテル」。とあるホテルの大晦日を舞台にホテルマンとワケありの宿泊客がおりなす様々なエピソード、そして日本を代表する23人の俳優が揃ったオールスター・キャストで話題を集めている正月映画だ。2006年1月14日(土)の公開を前に12月12日、三谷監督と8名のキャストによる完成披露会見が開催された。

 「ちょっと早いですが、良いお年を」という愛嬌ある三谷監督のコメントで会見はスタート。申し分のない副支配人役の役所広司、人生崖っぷちの汚職国会議員役の佐藤浩市、議員の元愛人で客室係役の松たか子、神出鬼没のコール・ガール役の篠原涼子、副支配人の別れた妻役の原田美枝子、能天気な総支配人役の伊東四朗、アシスタント・マネージャー役の戸田恵子、謎のフライト・アテンダント役の麻生久美子という何とも豪華な面々が登壇。このほかに香取慎吾、唐沢寿明、オダギリジョーなど総勢23名、どのキャストも主役級というのだから本当にすごい!

 そんなオールスター・キャストを相手にメガホンを取った三谷監督は、
「尊敬する素晴らしい俳優が出演してくれて、なんて僕は好かれているんだろうと(笑)。23人全員が主役である映画を作りました。アカデミー賞にノミネートされたら全員が主演女優賞、主演男優賞の候補になるので大変ですね(笑)」と、会場を瞬時に笑いへと誘うコメントはさすが。

 また、舞台出身の演出家である三谷監督が今回こだわったという、カット割りをしないワンシーンワンカットの撮影については、
「コメディにとってワンシーンワンカットは有益なんです。以前、伊東四朗さんが『映像でコメディを演じるとき、俳優がどんなに面白い間で台詞を言っても、編集でカットすると本当の面白さが失われる』とおっしゃっていて、その通りだなと。今回は、これだけ力のある俳優が集まってくれたのでカットを割る必要が全然なかったんです」上質な笑いは俳優の力量から生まれる“間”に隠されているのだと納得。

 とは言っても、役者にしてみればワンカットが4〜5分という長さはかなりのプレッシャーだったようで、
「長い台詞の人の後、自分は一言しか台詞がないのに『よもやこんなところで!?』と、呂律が回らなかったときは大変でした」(戸田恵子)と、撮影中のエピソードも飛び出した。また、三谷監督が一番好きなシーンは、ハナ(松たか子)が武藤田(佐藤浩市)に生き方を語る5分の長回しのシーンだそう。
「そのシーンの一番最後、佐藤浩市さんの台詞は『捕まえろ!』だったんですが、『後を追え!』って叫んでしまったんです。でも、芝居が良かったのでOKに。是非劇場で確かめてください(笑)」と、監督。そして苦笑いの佐藤浩市は、
「『よもや…』をやってしまった私ですが、皆さんが何度かNGを出された後のテイクだったので、そのプレッシャーで間違えてしまったと、そう解釈していただければ(笑)」

 ほかにも
「佐藤浩市さんとは初競演でしたが、彼の頭を叩くシーンで、思いのほか鈍い音がしたので心配です(笑)」(松たか子)
「本当は歌は上手いのに(笑)、音痴という設定だったので非常に苦労しました」(役所広司)
「ルール違反なくらい真っ白で妙な顔で出ていますが(笑)、撮影中にそのままの顔でトイレに行こうとしてスタッフに『ダメ!伊東さん!』と注意されました」(伊東四朗)などなど、長回しという緊張の撮影の中にも和やかな現場でもあったことが想像できる。

 「自分が出て欲しいと思った俳優のキャスティングが決まって、一緒に仕事ができると決まった瞬間は有頂天になりました」と、三谷監督を興奮させた豪華キャスト、そして「こんなホテルに泊まってみたい!」と思わせるTHE有頂天ホテルの4つのグランド・スイートルームをはじめ、こだわり抜いて作られたセットの数々は「素晴らしい!」の一言に尽きる。全編通して笑いが止まらないのに、最後には明日への希望を持たせてくれる笑いと感動の詰まった群像劇「THE有頂天ホテル」。これを観ないなんて損!

(取材・文/ライター新谷里映)




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