 |
|
| 4度目の来日となるアトム・エゴヤン監督。昨年、「アトム・エゴヤン映画祭2004」が開催されるなど、日本での知名度も上昇中 |
|
 |
|
| 約40分間の会見はあっという間に終了。まだまだ話し足りなかったようで、ちょっぴり名残惜しそうでした。とっても知的で紳士なエゴヤン監督、また来て下さいね! |
|
 |
|
| ケビン・ベーコンとコリン・ファースが50年代の超売れっ子デュオを演じ、そのコンビ解消の謎に迫る新進気鋭のジャーナリストにアリソン・ローマンが扮している。この三人の共演も見もの! |
|
 |
|
| ■「秘密のかけら」は、12月23日(金)よりシャンテシネほか全国順次公開 |
|
 |
|
STAFF&CAST 監督・製作総指揮・脚本:アトム・エゴヤン 原作:ルパート・ホルムズ 出演:ケビン・ベーコン コリン・ファース アリソン・ローマン レイチェル・ブランチャード デビッド・ヘイマン(2005カナダ.英.米/ムービーアイ)108分・R-18

>> 公式サイト |
|
MovieWalker「予告編・動画」一時閉鎖のお知らせ |
|
|
|
|
| MovieWalkerレポート TOPへ |
|
|
|
「イノセンスとダークさを対比させた 心理劇としての深みを出したかった」

「スウィート ヒアアフター」('97)、「フェリシアの旅」('99)、「アララトの聖母」(2002)などで知られるカナダ人監督アトム・エゴヤンの最新作「秘密のかけら」は、1950年代ハリウッドのショウビズ界に君臨した2人の男たちのスキャンダルを、女性ジャーナリストが追うサスペンス・ドラマだ。12月23日(金)のクリスマス・ロードショーを目前に、アトム・エゴヤン監督が来日しカナダ大使館にて記者会見が行われた。
原作は“アメリカの至宝”と呼ばれるミステリー作家、ルパート・ホルムズの「Where the Truth Lies」。映画化するにあたってどんな苦労があったのだろうか?
「1950年代の芸能界がこんなに面白いものだったとは!と、原作を読んで衝撃を受けました。私は今まで10本の長編映画を撮っていて、そのうちの3本は原作をベースにしています。いずれも自分が経験したことのない世界、そこに惹かれました」
映画で描かれる1950〜70年代と現代の芸能界との違いについての質問には、
「50年代は芸能界がメディアを操作することができ、謎は謎のまま放置され尊敬と距離があった時代。その後、ベトナム戦争やテレビによって新しいジャーナリズムが生まれ、人々は真実にこだわるように。この映画のヒロインのカレンは、そういった主観的ジャーナリズムの代表格と言えます」ジャーナリストとしての成功を収めようとするカレンは、子供の頃、自分にとってヒーロー的存在だったデュオ、ラニーとヴィンスを解散に追いやったスキャンダルを取材するうちに衝撃の事実を目の当たりにする。
「イノセンスとダークさを対比させた心理劇としての深みを出したかった」と監督が語るように、本作は原作の持つ見事なストーリーテリングとエゴヤン監督の描く芸術的世界、そして「ミスティック・リバー」(2003)のケビン・ベーコンと「真珠に耳飾りの少女」(2003)のコリン・ファースというベテラン俳優、「ビッグ・フィッシュ」(2003)のアリソン・ローマンの競演によって、より質の高いサスペンスに仕上がった。デュオ、ラニーとヴィンスを演じたケビン・ベーコンとコリン・ファースのぴったりと息の合った演技について監督は、
「彼ら自身の持つ個性を役に反映することができないかと思いました。コリン・ファースは洗練されたロマンティックさ、ケビン・ベーコンはロックン・ロールのような個性を持っていて、その2人が出会うことで化学反応が起こるような気がしたんです」
そして、大胆なセックス・シーンに挑み、これまでのイメージを覆したカレン役のアリソン・ローマンについては、
「彼女はとても特異な女優。今までは少女役で映画に出ていたこともあって、観客の思う彼女と彼女自身の有り様は違うと思ったんです。そのギャップを利用してキャスティングしました。真実を知るにつれて成熟していく女性の成長を描いています」他の女優では不可能だったと監督を唸らせたアリソン・ローマンの新たな魅力に驚くことだろう。
また、ホルムズの描く細やかなディテールにも惹かれたというエゴヤン監督は、撮影舞台、コスチューム、音楽など細部にわたって1950年代をリサーチし尽くし、自動車、家具、オープン・リールをはじめとする小道具に至るまで様々なこだわりをみせた。「秘密のかけら」は、ストーリーの面白さはもちろん、極上のビジュアルを堪能できるサスペンスだ。
(取材・文/ライター新谷里映) |
|

|
|

|
|

|
|

|
|