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| 役作りのために家の中の電気を全部消して生活したり、アイマスクをしてピアノを弾いたりしたという田中麗奈。「この映画のおかげで停電でも慌てないようになりました(笑)」 |
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| 「アキヒロは、自分の言いたいことを目で訴える人。感情を目で演じたので、撮影が終わると目が疲れて大変でした」とチェン・ボーリン。撮影中の必須アイテムは目薬だったそう(笑) |
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| タイトルにちなんだ“待ち合わせ”についての質問に「人混みが苦手なので、待ち合わせはほとんどしないですね。家に来てもらったり、友だちの家に行ったりしています」と宮地真緒 |
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| 左から宮地真緒、チェン・ボーリン、田中麗奈、天願大介監督 |
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■「暗いところで待ち合わせ」は11月25日(土)よりシネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋ほかにて全国公開 [c]2006 “Waiting in the Dark” production committee |
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STAFF&CAST 原作:乙一 監督・脚本:天願大介 出演:田中麗奈 チェン・ボーリン 井川遥 宮地真緒 佐野史郎 波岡一喜 岸部一徳 佐藤浩市(2006/ファントム・フィルム)129分

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「鍵盤を見ずにピアノを弾くシーンは 泣きそうなくらい難しかった」(田中麗奈)

「がんばっていきまっしょい」('98)で映画デビュー、「はつ恋」(2000)で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞、「ドラッグストア・ガール」(2003)でコメディ初挑戦など、今や日本映画界の若手実力派女優としての地位を確立した田中麗奈、そして、「藍色夏恋」(2002)で鮮烈なデビューを飾った台湾の人気俳優チェン・ボーリン。日本と台湾を代表するこの若手俳優の共演で話題を呼んでいる「暗いところで待ち合わせ」は、視力を失った女性ミチルの元に、ある事件の容疑者として警察に追われるアキヒロが迷い込み、奇妙な共同生活が始まるという、若手人気作家・乙一が2002年に発表した小説を、「AIKI」(2002)の天願大介監督が映画化したサスペンス・ラブ・ストーリーだ。12月19日にクランクアップを迎えた本作の製作発表記者会見が田中麗奈、チェン・ボーリン、天願大介監督、宮地真緒の4名によって行われた。
「全盲のヒロインは、目力のある役者がいいのではと思い決めました」という天願監督のラブ・コールで盲目という難役に挑んだ田中麗奈。なかでも難しかったのは、ピアノを弾くシーン。 「まずは、オリジナルの曲を弾けるように練習して、次は鍵盤を見ずに弾く……泣きそうなくらい難しかったです(苦笑)」と言いつつも、「緊張感のある現場は、やりがいがあって充実した撮影でした」と振り返る。
そして、アキヒロ役のチェン・ボーリンもまた、完璧に近い日本語の台詞に挑戦した。日本語の難しさについて尋ねると、 「一番難しかったのは、小さい『っ』、『ん』、イントネーションです。中国語と日本語の発音は全然違うので難しかったです」と流暢な日本語で答えた。そんな彼の上達ぶりを田中麗奈は、 「天願監督は長回しが好きなので、大変だったとは思うんですが、演技はもちろん日本語も素晴らしかったです。日本人の役者さんとお芝居をしている感覚でした」と絶賛。本作に先駆けて、台湾映画「TRIPPING(仮題)」(2006年公開予定)で共演している2人だけに、本作でどんな息のあった演技を見せてくれるのか楽しみだ。
原作の持つ独特な視点、世界観の映像化は非常に困難だったという天願監督。脚本を書くにあたって気を付けたことを次のように語った。 「2人の主人公の心中を描いていますが、人物の動きが少ない分、微妙な演技が難しかったと思います。それから、映画では異質な要素を持ったアキヒロにしたいと思い、混血で、小さい頃は中国で育ち、その後日本に来るけれど職場の人間関係に上手く馴染めないという、原作とは違う設定にしました」父・今村昌平監督作品の脚本家として高い評価を受けている天願監督の描く物語に期待が寄せられる。
警察に追われ身を潜めるアキヒロ。彼が自分の家にいることに気が付いていないミチル。2人の奇妙な共同生活から生まれるラブ・ストーリーはもちろん、田中麗奈、チェン・ボーリンの脇を固めるキャストにも注目したい。主人公ミチルの友達役に井川遥と宮地真緒、そして、佐藤浩市、岸辺一徳など豪華な顔ぶれが揃った。宮地真緒は、 「もし自分の親友が盲目になってしまったらどうサポートできるだろう? と、いろいろ考えさせられました」と、作品の持つメッセージ性についてコメントした。
また、映画の重要要素のひとつである主題歌は、メレンゲが担当。「最終兵器彼女」(2005)でせつないバラード「すみか」を奏でた彼らが、「暗いところで待ち合わせ」でどんな曲を創り出すのか、それもまた楽しみ。映画の完成、公開がほんとに待ち遠しい!
(取材・文/ライター新谷里映) |
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