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2006.1.12(木)更新
【NIPPON EROTICS plus(R18映画最前線)】(6)
奇怪痛快!真・愛の井口昇劇場 VOL.1
「最終性器!夏目ナナ・究極のエロス」大ヒット記念インタビュー!
【NIPPON EROTICS plus(R18映画最前線)】(6)
奇怪痛快!真・愛の井口昇劇場 VOL.1
「最終性器!夏目ナナ・究極のエロス」大ヒット記念インタビュー!
名実共に2005年のAV界最強コンビとなった井口昇監督と夏目ナナ。写真は2004年9月 にロフトプラスワンで開催されたイベント「昇祭・後夜祭」でのツーショット。(写 真提供=SODクリエイト)
【NIPPON EROTICS plus(R18映画最前線)】(6)
奇怪痛快!真・愛の井口昇劇場 VOL.1
「最終性器!夏目ナナ・究極のエロス」大ヒット記念インタビュー!
「最終性器!夏目ナナ・究極のエロス」(C)ソフト・オン・デマンド
2005/監督・脚本:井口昇/出演:夏目ナナ、織江京子、デモ田中 ほか SODクリエイトより発売中 \2980 肉体を改造され、エクスタシーに達すると胸から銃器が現れ相手を銃殺してしまうというヒロインの、裏切り者と組織への復讐を描いた日本初のハードボイルドアクション!(何度も言いますが、AVです。)
【NIPPON EROTICS plus(R18映画最前線)】(6)
奇怪痛快!真・愛の井口昇劇場 VOL.1
「最終性器!夏目ナナ・究極のエロス」大ヒット記念インタビュー!
「最終性器!夏目ナナ・究極のエロス」(C)ソフト・オン・デマンド
これが人間兵器と化した夏目ナナの胸。特殊メイクは井口作品「恋する幼虫」や「奇妙なサーカス」「ミートボールマシン」などの西村喜廣。
【NIPPON EROTICS plus(R18映画最前線)】(6)
奇怪痛快!真・愛の井口昇劇場 VOL.1
「最終性器!夏目ナナ・究極のエロス」大ヒット記念インタビュー!
【NIPPON EROTICS plus(R18映画最前線)】(6)
奇怪痛快!真・愛の井口昇劇場 VOL.1
「最終性器!夏目ナナ・究極のエロス」大ヒット記念インタビュー!
「プレイガールPremium Collection BOX」(C)東映
本作が捧げられた女優・片山由美子は子役時代に東映特撮の「ジャイアント・ロボ ('67〜'68・NET=現・テレビ朝日)」などに出演した後、「徳川いれずみ師・責め 地獄('69・石井輝男監督)」のヒロインに代役として抜擢。その他の代表作に「女 囚701号・さそり('72・伊藤俊也監督)」などがある東映のスター女優。そんな彼女 の出世作にして、井口昇監督人生最初の記憶として刷り込まれたお色気アクションド ラマの金字塔がこちら!
【NIPPON EROTICS plus(R18映画最前線)】(6)
奇怪痛快!真・愛の井口昇劇場 VOL.1
「最終性器!夏目ナナ・究極のエロス」大ヒット記念インタビュー!
「おいら女蛮」(C)キング・レコード
2006/監督・脚本:井口昇/出演:亜紗美、桃瀬えみる、デモ田中 発売・販売元:キングレコード株式会社 永井豪の人気コミックを鬼才・井口昇監督が亜紗美と桃瀬えみるを迎えて実写化したエッチな学園アクションコメディ。男なのに美少女のような顔立ちの不良学生・女蛮子は、女装して儀亜留学園に転校する。それ以来、彼の周りでは抗争が相次ぎ…。
【NIPPON EROTICS plus(R18映画最前線)】(6)
奇怪痛快!真・愛の井口昇劇場 VOL.1
「最終性器!夏目ナナ・究極のエロス」大ヒット記念インタビュー!
*渋谷シネ・ラ・セットにて2006年2月4日(土)〜2月17日(金)モーニングショー公開決定!また、同劇場にて2月18日(土)には特別オールナイト”昇祭”も開催とのこと。乞うご期待!
【井口昇(いぐち・のぼる)プロフィール】
1968年生まれ。AV監督としてスタートし、「真・美少女ウンチ ロリータ便器」('98)「美少女排泄隊」('01)などの唯一無二のグロキュートな世界を描いた傑作を発表。一般作においても「クルシメさん」('97)や「恋する幼虫」('03)などで絶大な支持を集める。近年は「まだらの少女」('05)、「猫目小僧」('06)などで楳図かずお原作作品とコラボレートし話題を呼んでいる。また、大人計画所属の役者でもあり、傑作エッセイ「恋の腹痛 見ちゃイヤ!イヤ!」を発表するなど、マルチな才能を発揮し続けている。

【夏目ナナ(なつめ・なな)プロフィール】
1982年1月23日、大阪府生まれ。2004年に ソフト・オン・デマンドより独占デビュー後、関西弁で明るく元気なキャラクターが好感を持たれ1年の間に名実ともにNo.1女優としてTOPに立つ。現在では、TV・ラジオ・舞台主演等マルチな活動を精力的に行い、その勢い留まるところを知らない。2005年末にリリースされたソフト・オン・デマンド10周年記念作品「ストリッパー」(監督:TOHJIRO)では森下くるみと共演して話題を呼んだ。
>> ソフト・オン・デマンド
>> 夏目ナナのレインボー日記
>> @blog SPOTTED PRODUCTIONS
>> 「まだらの少女」井口昇監督インタビュー
>> 「恋する幼虫」井口昇監督インタビュー
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「AVはプログラム・ピクチャーだと思うんです。」
井口昇の描く"ドラマ"はAVマーケットも席巻!


「恋する幼虫」('03)などで知られる奇才・井口昇監督×夏目ナナの「最終性器!夏目ナナ 究極のエロス」('05)がソフト・オン・デマンド社の主催する2005年のSOD大賞にて最優秀レンタル稼働率と、最優秀女優賞(夏目ナナ)という2冠に輝いた。そこで今回は、ドキュメントや企画モノ主流の中、AVでは軽視されがちな「ドラマ」で勝負し続ける井口監督にお話を伺ってみた。

――夏目ナナさんと最初に組んだ「夏目ナナ 〜禁断の関係〜」('04)はドラマ性はそんなに強くない所謂”単体モノ”でしたよね?

 そうそう。夏目ナナ主演のオーソドックスな単体モノで女教師モノ。両方やったことなかったし、夏目さんはスターだからまずは王道のそういうのがやってみたかったんです。これの成績がまずまず良かったので、次はメーカー側から2作目は井口さんの好きなようにやっていいよって(笑)。それでちょうど「キル・ビル」('03)の頃だったんでそういうのどうですか?と。更にはワイヤーアクションをやってみたいとか言って来たんですよ。でも僕的には同じアクションでも「プレイガール」('69〜'74)みたいなゆる〜いパンチが繰り出されるようなやつがやりたくて(笑)。のそのそしたアクションが好きなんですよ。それでいてGパンで上半身裸の東映テイスト。夏目ナナって東映顔だなーってずっと思ってたし(笑)。関西弁なのがまたいいしね。とにかく今回は自分の好きな事をやろうと思って作り始めました。

――いやしかし冒頭、いきなり「片山由美子に捧ぐ」ってテロップで始まりますね。

 実は自分が生まれて来て一番最初に覚えてる記憶が「プレイガール」を観ている時のことなんです(笑)。それが後で顔を頼りに調べたら片山由美子の回だったんですよ。ずっとその顔が強烈に残っていて。自分にとっての女性の原点といえば片山由美子なんです。

――なるほど(笑)。作品は、井口ワールドではお馴染みのデモ田中さんが夏目ナナに局部を噛みちぎられるシーンから始まりますね。AVなのに男根断絶から始まるっていう(笑)。

 そうそう(笑)。所謂AVへのアンチテーゼがやりたいんですよ、常に。そう簡単にフェラチオから始まると思ったら甘いぜ!みたいな…(笑)それにほら、単純に夏目ナナがちぎったペニスくわえて関西弁でタンカ切るのかっこいいでしょ。

――夏目ナナの胸が銃器に変形するというアイディアは?

 あのネタは巨乳モノというお題だったこともあって考えたんだけど、「デビルマン」(コミック・'72〜'73・永井豪)とか「009ノ1」(コミック・'67〜'68・石森章太郎)みたいに身体が変形するのが単純に好きというか、これも自分の中でちゃんと定義づけられた「エロス」であり「フェチ」ですよね。「変形フェチ」っていう(笑)。ちなみに新作の「おいら女蛮」('06)でリメイクしました。今回のは更にすごいですよ。フフ…(井口監督、不敵に笑う)

――あと、歌が「人間の証明」みたいな(笑)。ハードボイルドテイストですね。

 そうそう。あと柳ジョージみたいなブルースっぽいやつとか。東映セントラルっぽいでしょ?(笑) 歩道橋で終わるあたりも(笑)自分はこういうディティールに興奮するんです。それを敢えてAVでやってみたかった。AVで男(しかもオッサン)の声の主題歌っていう(笑)俺は〜♪何とかで〜♪(井口監督、歌い出す。)

――最も衝撃だったのは組織から逃亡した夏目ナナがドッグフードを手づかみで喰らって「復讐したる…犬になったる…」というくだりなんですが。

 そうそう! これこれ! このドッグフードのくだりが一番やりたかったんですよ〜。あれを語ってくれる人が少ないんだけど…当たり前か(笑)すごく嬉しいです。あぐらかかせてやらせたくてねぇ。あれが僕の中で一番理想的な「夏目ナナ」です(笑)。

――でもちゃんと夏目ナナを可愛く見せるところもありますよね。会話中に一瞬カメラ目線で「えー?」とか言うところとか(笑)。井口テイストもちゃんとある。

 そうですね。全体的にヘビーなドラマじゃないですか。暗いし。なので前半は明るめで、茶目っ気をたっぷりと入れてバランスを取ろうと。あと夏目ナナにセーラー服を着せたかったってのもありますね。とにかく他ではやらないことをやりたいっていう(笑)。

――そんな作品がレンタル稼働率ナンバーワンだったわけなんですが(笑)、勝因は何でしょう?

 ねえ?(笑) ただ、ユーザーが単純に飢えてるんじゃないかと。普通のAVに飽きてるっていうか。ドキュメントタッチのもの、生々しいものが増える中、ライフル持ってGジャン着たのジャケットだしねぇ?(笑) 雑誌などではあまり評価を得なかったし、とにかく自分でも吃驚でしたね。受賞は。タイトルも良かったですよね。わかりやすいし。

――今後またAVを撮る機会があればやりたい企画はありますか?

 すごくいろいろあるんですが、今回の「最終性器」はカラミの途中で男死んじゃダメって言われて(笑)、途中で死ぬ方のやつはやってみたいですね。あと、AVの女の子が家に帰った後の普通の日常をドキュメンタリー風の「ドラマ」で。アートフィルム風に撮るっていう(笑)。いやでもとにかくぐちゃぐちゃなのが撮りたいね〜。ウフフ…。(井口監督、不敵に笑う)

――どれも楽しみですね〜! では最後に、AVにおける今後の抱負などをお聞かせ頂ければ。

 AVはドキュメントでもドラマでも何でも自由にできるジャンルだと思うし、今やピンク映画よりもプログラム・ピクチャー的な気がするんですよ。だからこのジャンルで出来る限りの事をもっといろんなことをやってみたいし、できるってことをアピールしていきたいですね。

 最強のオリジナリティを持ち、2006年は「恋する幼虫」以来の劇場用オリジナル作品が期待される井口昇だが、一方でAVというプログラム・ピクチャー最後の砦に立つ意識と、そこでのあらゆる挑戦を約束してくれた。そして数ある企画モノの中で、本作のようなある種監督の個性が爆発したドラマが最も良いセールスを記録したことは、AVはもちろんVシネマやピンク映画、エロス×ドラマで勝負する作家達に多いに勇気を与える物となるであろう。これからも、井口作品からは一般作はおろかAVまで1本たりとも目が離せそうにない。

インタビュー・文:直井卓俊
(SPOTTED PRODUCTIONS)



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