ルーブル美術館を思わせる装飾がされた記者会見会場に、2大スターが登場!

世界中でベストセラーとなっている「ダ・ヴィンチ・コード」。歴史ファンや美術ファンでなくとも、その内容に興味がそそられるはず! その待望の映画がいよいよ5/20(土)に全世界同時公開される。この公開に先駆け、名優トム・ハンクスと演技派ジャン・レノの2大スターが揃って来日した。
抜群の前評判と話題性で、会場には多くの報道陣が詰め掛けた。金属探知機での持ち物検査や携帯電話の持ち込み禁止などの厳重なセキュリティ・チェック、人数が多くてスペースに入りきらずギュウギュウに詰められたスチール・カメラマンらなどから、何かものものしい、ピリピリした、それでいてワクワク感も感じられる雰囲気が場内を満たしていた。
ルーブル美術館が本作の舞台のひとつであることにちなんで、壇上にはルーブル美術館の象徴でもあるガラスのピラミッドのオブジェが設置されていた。また、会場の左右の壁には、「モナ・リザ」や「最後の晩餐」など、レオナルド・ダ・ヴィンチが遺した作品のバックドロップが掛けられており、レーザー光線が飛び交い作品を照らすというかなり派手かつ豪華な舞台演出。
そんな中、2大スターがついに登場! 今までの空気が一変! 今作で初顔合わせとなる2人は「コンニチハ」「イラッシャイ」と日本語で挨拶し、和やかな会見となった。 |
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「最初はあまり興味がありませんでした。ですが、本を読んでからすぐ出演をOKしました」 (トム・ハンクス)

「ダ・ヴィンチ・コード」は、ルーブル美術館で起きた殺人事件の現場に遺されたメッセージの謎を解き明かすサスペンス・ミステリー。本作の撮影は極秘裏に進行され、なかなか全貌がつかめていなかった。この会見で35分間の特別ダイジェスト版映像が披露されたが、いまだに全編の映像は知れ渡っていない。
謎に包まれているこの映画。出演依頼を受けた時の印象をトムが語ってくれた。
「ロン・ハワード(監督)から電話がありましたが、最初はあまり興味がありませんでした。ですが、本を読んでからすぐ出演をOKしました」
ジャンはすでに原作を読んでいたようで、
「とても面白いと思っていました。でもまさか自分がその映画に出演するとは思っていませんでした。しかも、それから電話が掛かってきて、監督がロン・ハワードで主演がトム・ハンクスと聞きました。撮影中、私が幸運だなぁと思ったのは、ルーブルの絵画を観ながら、トム・ハンクスという偉大な俳優と3週間過ごせたことです」
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主人公ラングドン、ファーシュ警部の役作り

原作が複雑な上、宗教象徴学者という主人公のラングドンを演じるにあたってトムは、
「ラングドンは、専門知識を持っている。だから、私もすべて知っている“フリ”をしました。実生活でもそうしていますけど(笑)」とご愛嬌。
原作でのラングドンは“ツイードを来たハリソン・フォード”という記述に関する質問にも、
「ハリソンはクール、とてもクールな男ですよ。だけど、私のほうがチャーミングだと思いますが」と気の利いた返答に、場内からは拍手が上がった。
ラングドンを追うファーシュ警部役のジャンは、
「私はシンプルに考えました。(ファーシュ警部は)“規律”や“厳しさ”を重んじる役柄だと思ったのです。(物語が進行するにつれ)どうやって内面にヒビが入ったような性質を見せられるかを考えました」と穏やかに語った。うわー、渋カッコよさが漂ってます。 |
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「トムは、以前から俳優として素晴らしいと思っていましたが、今は人間として尊敬しています」 (ジャン・レノ)

ジャンと共演した印象についてトムは、
「(ジャンは)最初は怖かった。『RONIN』('98)や『レオン』('94)では人を撃ったり、殴ったり、カーチェイスしたりしていたので、とても怖かった。でも実際に会ってみたら、ジャン・レノはジャン・レノでした。(私といる時は)私を撃たない、私を殴らない、カーチェイスもしないと約束してくれた。ありがたかったよ(笑)」
ジャンは、その言葉に微笑を浮かべながら、
「それは、君がいいギャラをくれたからさ(笑)」とユーモア返しをしつつ、
「トムは偉大な俳優です。とても簡単に演じているように見える。だけど、そう見えるのは、彼が偉大な俳優だという証拠なのです。稀な才能、稀なヒューマニティを持っている。以前から俳優として素晴らしいと思っていましたが、今は人間として尊敬しています」と誉め讃えた。すると突然トムが立ち上がり、直角90度深々とジャンに感謝の意を込めて頭を下げ、『イチバン!』と叫んで喜びを露わにし、場内は一際大きな笑いと拍手に包まれた。
ある意味、“封印”されたものがテーマだと言える本作だが、自身が役作りにおいてどんな封印をしたのかと尋ねられたトムは、
「私は、自分の過去を思い出しながら役作りをします。自分の過去の一部分を秘密にして演じることはできず、(封印はしないで)それを見せていくことが俳優の仕事だと思います」
これには、ジャンも同感で、
「他人の人生を演じるにあたっては、自分を分析する必要があります。いい俳優とは、自分に正直な人だと思うし、それは正しいと思います」と俳優のあり方について言及。
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夜のルーブル美術館でローラースケート?

また、キツキツのスケジュールで撮影をしていた合間、夜のルーブル美術館の広くて長い廊下をローラースケートで走り回っていた(!)という話が飛び出し、場内を驚かせた。
「もちろん、そんなことはしていませんよ(笑&場内安堵)。夜はお客さんがいないので、ひとりで館内を回れるというかなり特殊な体験をしました」と、今回の撮影がご機嫌なものだった様子。
ルーブル美術館での歴史的な撮影で対峙した、この2大スターの魅力が存分に発揮されていること間違いなしの「ダ・ヴィンチ・コード」。しかも、5/17(水)にはカンヌ映画祭のオープニング作品として上映が決定した。ましてや、原作がベストセラーの衝撃作なので、ストーリーは折り紙付きだ。永きに渡り隠され続けてきた謎が明かされるこの超話題作。あとは公開を待つばかりだ!
(取材・文/MovieWalker堀田正幸) |