映画 情報 新作 試写会 上映スケジュール
ようこそ!   メンバーページ
占い
2006.5.17(水)更新
【撮影現場レポート】田端義夫の軌跡を辿る音楽ドキュメンタリー
「オース!バタヤン」の撮影が大阪の「つるっるるるるる橋」で!
【撮影現場レポート】田端義夫の軌跡を辿る音楽ドキュメンタリー「オース!バタヤン」の撮影が大阪の「つるっるるるるる橋」で!
客席に降りて、お客さんと一緒にマイクを握って熱唱するバタヤン。「握り具合はどうや?」と笑いも絶対忘れません
【撮影現場レポート】田端義夫の軌跡を辿る音楽ドキュメンタリー「オース!バタヤン」の撮影が大阪の「つるっるるるるる橋」で!
懐かしの歌謡ショーのような会場に変身をとげた、北鶴橋小学校の体育館。ここまでリアルに昭和レトロな空間が誕生するとは、驚きです
【撮影現場レポート】田端義夫の軌跡を辿る音楽ドキュメンタリー「オース!バタヤン」の撮影が大阪の「つるっるるるるる橋」で!
「バタヤンが、小指を出して『わしまだ現役やで〜』って言うのを聞くと、安心するんですわ」と浜村さん(右)。おふたりのトークは、ず〜っと笑って見ていたいと思わせる見事な掛け合いでした、拍手
【撮影現場レポート】田端義夫の軌跡を辿る音楽ドキュメンタリー「オース!バタヤン」の撮影が大阪の「つるっるるるるる橋」で!
「タカダワタル的」('05)、「ザ・ゴールデン・カップス ワンモアタイム」('05)、「不滅の男 エンケン対日本武道館」('05)に続くアルタミラピクチャーズ製作の音楽映画第4弾である本作
【撮影現場レポート】田端義夫の軌跡を辿る音楽ドキュメンタリー「オース!バタヤン」の撮影が大阪の「つるっるるるるる橋」で!
伝説を刻み続ける傷だらけのエレキギターがなんともシブイ。そして、ギターの裏面には女性の写真が貼ってあるとか、貼ってないとか・・・
【田端義夫 プロフィール】
1919年、三重県生まれ。幼少期は鶴橋で過ごす。1938年、ポリドールのテストに合格し、1939年に「島の船唄」でレコードデビュー。戦前から戦後、「かえり船」「十九の春」などで数多くのヒットを飛ばすと共に、1947年の「肉体の門」など映画出演も数多い。2004年には歌手生活65周年記念シングルとして「涙そうそう」を本人のセリフ入りでシングルカットするなど、精力的に活動中。本作の公開に合わせて新曲の発表も予定されている

MovieWalker「予告編・動画」一時閉鎖のお知らせ
MovieWalkerレポート TOPへ
バタヤンが母校で初のライブを敢行

 “バタヤン”と言われて、誰のことだかわかりますか? 戦前からのスターであり、今なお現役として活躍する唯一の歌手、バタヤンこと田端義夫。01年には歌手活動61周年(!)を記念して、BEGINの比嘉栄昇が提供した「旅の終わりに聞く歌は」を発表して話題になるなど、87歳で現役バリバリとして活躍する“日本のリアル・ブルースマン”なのだ。
 4月某日、焼肉で有名な大阪は鶴橋。そんなバタヤンの足跡を辿る音楽ドキュメンタリー「オース!バタヤン」(2007年公開予定)の撮影が、彼の母校である北鶴橋小学校(旧鶴橋第二尋常高等小学校)で行われた。これは、「タカダワタル的」('05)などに続くアルタミラピクチャーズ製作の音楽ドキュメンタリーの第4弾。この日は、地域住民を招待した「おかえりバタヤン 田端義夫オン・ステージ」を開催して、そのままライブシーンを映像に収めるという撮影だ。四方八方から11台のカメラがバタヤンを狙っているものの、本人はもちろん撮影現場特有のピリピリムードはなく、周辺住民が休みの日に小学校の体育館に集まった、というほのぼのしたレトロな空気が流れている。
漫談とライブで2度おいしい?

 今回、ステージの司会を務めるのは、バタヤンとの交流が40年にも及ぶ関西MC界の重鎮、浜村淳先生。昭和歌謡ショーよろしく、いつもの名調子で場を盛り上げ、お客さんもスタッフも一気にテンションが上がる。さぁここで、御大、田端義夫の登場です!
「オース!」という彼のトレードマークである掛け声を第一声に「いやぁほんまに懐かしいな〜。つるっるるるるる(巻き舌で)橋は、わしの第二の故郷や!」と宣言したバタヤンは、“サンボマスター”よりちょい上にギターを構え「玄海ブルース」でライブをスタート。 「最初はEマイナーやったかいな〜、え?」と毎度バックバンドにコード確認する姿には、一瞬不安がよぎったが、弾き始めればメロディや歌が自然と付いてくるあたりは、さすが大歌手。曲間も「大阪に来ると隠し子がおらんか心配や(笑)」とバタヤンが言えば「まだまだ女性の方も現役なんですな〜」と浜村さんが返すという下ネタ漫談で、お客さんをドッと笑わせる。そして終盤には壇上から降りて、お客さんの目の前で「赤とんぼ」「男の純情」などを歌うサービスも披露し、往年のファンが子供のように目を輝かせて歓喜する表情が、美しい場面としてしっかりとカメラに収められていた。
プロデューサーも認める「一番のライブ」

 今回の製作を指揮するアルタミラピクチャーズの桝井省志プロデューサーは「今まで全国で数々のライブやインタビューを撮影してきましたが、今回が一番元気でしたね。鶴橋の街並みも撮影していますが、今日のライブを見て、鶴橋という場所をベースに考えて映画を構成しようと、決めました」と力強くコメント。その言葉通り、お客さんを楽しませ、ソウルな歌をぶつけるバタヤンのエンターテイナーぶりは、完全に会場を圧倒。老若男女に元気を与えてくれるこの貴重なライブシーンと共に、下ネタがどこまで本編に入るかに注目(笑)しながら、公開を楽しみに待つことにしよう。
ライブ後、バタヤンはこう語った

 「映画というのをあまり意識しないで表現しようと思っているんです。それにしても懐かしかったね、昔の知り合いに会えるなんて感無量や。まだまだやれるもんですわ」

撮影・取材・文/リワークス三宅敏行

(C)KADOKAWA X MEDIA ALL RIGHTS RESERVED.