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| これまで、監禁されたお笑い芸人と犯人とのオカシな一夜を描いた「文金高島田二丁目」('02)などの短編映画を製作してきた監督。「今後の予定は、まだ具体的には決まってないんですが、結構笑える映画が好きなので、笑って笑って最後には感動できるような、プラスの作品が作りたいです」 |
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| YUIは、初主演とは思えないほど自然な演技で、病気を患いながらも精一杯に生きる少女を演じきった。物語の進行とともにメロディができていく主題歌「Good-bye days」は、ヒロインの哀しく温かい胸のうちを表現。YUIの澄み切った声がまた涙をそそる |
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小泉監督は、薫と孝治が夜のデートでバイクで2人乗りをするシーンが一番印象に残っているそう。「2人の距離が一気に近づいていくのを映像で見せるという意味で、とても重要なカットだと思いますね」 (c)2006「タイヨウのうた」フィルムパートナーズ |
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【小泉徳宏 プロフィール】 1980年東京都生まれ。大学進学と共に自主映画の製作を開始。2001年には自主制作映画チーム「I's film」を結成し、短編「文金高島田二丁目」('02)では、水戸短編映画祭など数々の映画祭で入賞した。「地獄甲子園」('04)の山口雄大など、数々の監督が参加したオムニバス「刑事まつり」('03)での「行列のできる刑事」では、国内外で高い評価を受ける。
【STAFF&CAST】 監督:小泉徳宏 出演:YUI 塚本高史 麻木久仁子 岸谷五朗 通山愛里 田中聡元(2006/松竹/119分)

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新人監督&女優によって温かい純愛が誕生

シンガーソングライター、YUIの初主演作「タイヨウのうた」(東京・東劇、大阪・梅田ブルク7ほかにて公開中)。太陽の光に当たれない“XP(色素性乾皮症)”という病気を患う少女と男子高生の純愛を映像化するのは、今作が長編映画デビューとなる小泉徳宏監督。若干25歳の新鋭監督が“タイヨウ”のようにまぶしい笑顔で登場した。
「踊る大捜査線」シリーズや、「ALWAYS 三丁目の夕日」('05)など、ヒット作を連発する製作プロダクション、ROBOTに所属している小泉監督は、「(長編)初監督ということでのプレッシャーはありましたが、会社を背負ってる感というか、ヒットしなきゃっていうプレッシャーは全く無かったですね。会社というよりも、まず個人として自立してないんで…。そっちが先だろ! みたいな(笑)」と、プレッシャーを笑い飛ばしてしまう度胸の持ち主。しかし、「今まで撮ってきた短編(映画)の現場とは違って、スタッフの多さとか、戸惑うこともあったんですが、2歳下の塚本(高史)くんに助けてもらいました。夜のシーンが多くてみんなが辛い時でも、彼の明るさで現場が盛り上がるんです。とにかく、温かい雰囲気で撮影は進みました。というのも、こいつ(監督)に任せっぱなしだと危ないっていう空気が流れてきたんで…俺がしっかりしなきゃ! ってみんなが思ってくれてたみたいです(笑)」と、撮影当時の苦労を語りながらも、みんなで作品を作り上げたという良い現場だったようだ。 |
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「『タイヨウのうた』は、『今のあなたはどんな感じですか?』という問いかけなんです」

「主演のYUIさんは、演技をしようという気負いがなく、カメラの前に立っても普段と変わらないというか、ごく自然にそこに立ってるって感じなんです。でも、やっぱり“YUI”という最高の素材を使う以上は絶対に歌うシーンが山場にならないと、と思いまして。役の薫自身も、歌で生きていることを実感するんで。日常生活のシーンは最低限の芝居にして、ライブのシーンになると派手な演出にしたりと、歌のシーンがメインになるようにしました」と監督の言う通り、歌っている彼女の表情が一気に輝いて見えるのが印象的だ。
最後に、「この映画は、何かの結論を出そうという映画ではなく、問いかけなんです。『薫って女の子はこんなに素直にまっすぐ生きていますけど、今のあなたはどんな感じですか?』みたいな。そんな感じに捉えてもらえれば良いと思います」と爽やかに作品の“芯”を語ってくれた。
インタビュー中も、“近所の優しいお兄さん”のような温かい雰囲気で気さくに語ってくれた小泉監督。だけど、スクリーンでは、病気と恋に正面からぶつかっていく少女の繊細な気持ちをしっかりと描ききっている。そんな内に秘められた、ただならぬ気配を感じさせる新鋭監督から目が離せない!
(取材・文/リワークス・澤田恵都子) |
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