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| 「藍色夏恋」で鮮烈なデビューを飾って以来、アジア全域で目覚しい活躍ぶりを見せているチェン・ボーリン。現在主演作「幻遊伝」が公開中 |
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大人びた表情も魅力的。「幻遊伝」に続いて「暗いところで待ち合わせ」でも田中麗奈と共演している。 ヘアメイク:杉田和人(POOL) |
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| 「シュガー&スパイス 風味絶佳」でチェン・ボーリンが扮するのは、柳楽優弥扮する志郎のグランマ(夏木マリ)のボーイフレンド、マイク役! |
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| マイクのジェントルマンぶりには惚れ惚れ。まさに大人の魅力です! |
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| ■ 「シュガー&スパイス 風味絶佳」は9月16日(土)より東宝系ロードショー
(C)2006 フジテレビジョン/S・D・P/東宝 |
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【チェン・ボーリン プロフィール】 1983年、台湾・台北生まれ。カンヌ映画祭正式出品作品「藍色夏恋」(2002)で鮮烈な映画デビューを飾る。その後「五月の恋」(2004)、「the EYE3」(2005)、「ツインズ・エフェクトII 花都大戦」(2004)をはじめ、約3年間で11本の映画に出演、うち8本で主演を務める。日本のほか、香港や中国、タイ、インドネシアなど全アジアで人気を集めている若手注目スターの一人。日本では、2002年にテレビ番組「いきなり!黄金伝説」でココリコ遠藤章造と共演。日中合作映画「最後の恋、初めての恋」(2003)で渡部篤郎と、日中合作のオムニバス映画「アバウト・ラブ 関於愛」(2004)では伊東美咲と共演した。2006年には田中麗奈との主演映画2作「幻遊伝」「暗いところで待ち合わせ」(06)、江口洋介と共演した「詭絲/Silk」(06)といった映画が続々公開される
STAFF&CAST 監督:中江功 企画・プロデュース:大多亮 原作:山田詠美「風味絶佳」 出演:柳楽優弥 沢尻エリカ 夏木マリ 大泉洋 チェン・ボーリン 高岡蒼甫(2006/東宝)125分

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「夏木マリさんはすごく経験豊富な方なので、 現場でいろいろと教えてもらいました」

現在、田中麗奈との共演作「幻遊伝」が公開中の華流スター、チェン・ボーリン。とはいえ、今さら彼を“華流”というカテゴリーだけに留めてしまうのはどうかと思う。なぜなら本国台湾を拠点に、香港や中国、タイ、インドネシアなど、今や活躍するフィールドはアジア全域だからだ。 もちろん日本でも、日中合作映画「最後の恋、初めての恋」(2003)では渡部篤郎と、そして日中合作のオムニバス映画「アバウト・ラブ 関於愛」(2004)では伊東美咲と共演したりして話題に。また「幻遊伝」に続いて田中麗奈との共演作「暗いところで待ち合わせ」も待機中だ。そしてさらに! 柳楽優弥×沢尻エリカ主演のフレッシュなラブ・ストーリー「シュガー&スパイス 風味絶佳」では、夏木マリのボーイフレンド!?という役どころをスマートにこなしている。そんな成長著しいチェン・ボーリンを直撃!
「シュガー&スパイス 風味絶佳」の原作は山田詠美の短編である。ガソリンスタンドで働く少年、志郎(柳楽優弥)が、新しくバイトに入ってきた乃里子(沢尻エリカ)と出会って恋に落ちる。そのみずみずしい初恋が実に生き生きと描かれているが、まずはチェンに、本作の脚本を読んだ時の感想から聞いてみたい。 「恋をしたことのない若者が初めて恋をする物語。志郎は本当の恋がどういうものなのかを経験してないから知らない。そうすると周りの人が『恋は甘いよ』とか『辛いよ』とか教えてくれる。そして彼自身もそれが、『甘酸っぱいもの』だと経験して初めて知る。そんな過程がこの映画の中ではよく描かれていますね」
志郎と乃里子の恋愛を見守る良きアドバイザー、グランマ(志郎の祖母)役に夏木マリ。なんとチェン・ボーリンは、そんなグランマの“必需品”、すなわちボーイフレンド!?マイク役を好演している。にしても年の差から考えるとかなり斬新な設定のカップル。チェン・ボーリンは戸惑いなどを感じなかったのだろうか。 「とまどってばかりでした(笑)。でも夏木さんはすごく経験豊富なので、現場でいろいろと教えてもらいました」 たとえば具体的にどんなアドバイスを? 「いつでも男の子は紳士、ジェントルマンでいなさいと。また、背筋を伸ばし、猫背にしないこと、座るときにも背筋を伸ばしていること。そして、ちょっと微笑を浮かべるといいよって、僕のふるまいや表情などが成熟感溢れる大人の男性に見えるようにとアドバイスをしてくれました。笑う時にも『ハハハ』と大口を開けて笑ってはだめだとも言われました(笑)」 そんなアドバイスをもらったかいあり、スマートなジェントルマンとしての役作りは完璧だ。静かにグランマに寄り添う“大人な”マイクが好感度大!
ちなみに、日本でも少し前“年の差恋愛”がもてはやされたりしたが、それにしてもグランマとマイクは、祖母と孫ほど離れているが!? 「でも、グランマとマイクのふたりには、あんまり年齢なんて関係ないんじゃないかな。いっしょにいるだけで楽しい。それが大事というか」 なるほど、達観した意見である。 |
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では、素顔の夏木マリについても聞いてみたい。 「現場に来ると、とにかくまず自分を落ち着かせ、まるでヨガをやるような感じで仕事に入るんです。でも休憩に入ると、パーッとしゃべります。わりとそのメリハリがきいてる方ですね。あ、それに劇中でグランマはタバコを吸ってますが、タバコは絶対に吸いません」 続けて「夏木さんとは、仲良くなれましたか?」と聞くと 「OK、OK、イイ、友達(日本語)」と、笑顔で答えるチェンの表情が可愛い。
柳楽優弥や沢尻エリカについても「フレッシュな友達」になれたと語る。 「柳楽くんとはよく現場で話をしたりしました。あと、映画の中で、僕がマジックをやるシーンがあるんですが『え、何? 教えて〜』みたいな感じで見にきたり。奇術を習いたいとも言ってましたよ」 柳楽優弥といえば、カンヌ映画祭にて史上最年少で主演男優賞を受賞してますが、ご自身同世代のライバルとしてはいかがですか? 「そうですね。いっしょに仕事をする機会があってよかったと思ってます。すごく楽しかったから。それに、彼とは撮影の休みの日に一緒に焼肉を食べに行きました!」
本作で、「男は優しいだけじゃなくて、シュガー&スパイスが大事」といったフレーズが出てきますが、それについてはどう思われますか? 「正しいと思いますね。ふだんは男らしく、でも時には非常に優しくすると、女の子はキャーッと喜びますよね(笑)」 ということは、ご自身はできてるんですね? 「状況ニヨル(笑)」と苦笑い。
志郎と乃里子の恋愛については彼はこうも語ってくれた。 「ふたりにとっては、ある種、運命だったんでしょうね。人生においては、ちょっとした出来事で変わってしまうものってたくさんあると思うんです。その人の人生そのものを変えてしまうようなことがね。でも、それが正しいとか正しくないとかということよりも、それがタイミングや運命、定めってことなんでしょう」 |
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「ただ、真面目に仕事をして仕事が楽しければ いいかなと今は思ってます」

本作以外にも、今年は公開作が目白押しのチェン。現在田中麗奈との共演作が2本。折しもその1本「幻遊伝」が現在公開中ということで、演じた役柄について聞いてみた。 「『幻遊伝』ではひとりふた役を演じています。時代劇と現代劇が混ざり合った作品で、その両方の時代をそれぞれに生きる青年の役となってます。時代劇のパートではアクティブで、貧乏人を助けるという正義感に溢れる若者を、そして現代のパートでも向上心のある若者を演じてますが、漢方薬の勉強で弟子入りしているという設定で、どちらかというと穏やかなキャラクターを演じてます。対照的なキャラクターですが、非常にいい役どころですよ」
では、待機作の「暗いところで待ち合わせ」の方の役柄についても聞いてみたい。 「僕が演じるのは、中国人と日本人のハーフです。台詞はあまり多くなくて、キャラクター的にもけっこう陰のある役柄です。でも、彼にはこだわりがあって、あえて口には出さず心の中にぜんぶしまっているような青年です。そういうキャラクターだから、仕事場でも周りの日本人の同僚にいじめられてしまうんです。そんなある日事件が起こり、彼は周りの人からその犯人に決め付けられてしまう。もちろん、自分は殺人を犯してないのに、そんな状況に追い込まれたら逃げるしかない。そこから逃亡生活が始まり、ある盲目の少女のいる家に逃げ込みます。その少女は田中麗奈さんが演じています」
田中麗奈さんと2作で共演された感想については。 「とにかく真面目な方ですね。役者の中の役者という感じがします。芝居を演じるときにも質感ってものを大切にするタイプです。のみ込みも早いし、本当にプロですよ!」
さて、最後に改めて“華流”を背負うというプレッシャーについて聞いてみたい。 「うーん。ただ、真面目に仕事をして仕事が楽しければいいかなと今は思ってます。逆にそういうことはあまり考えない方がいいかなと。いろんなところに行って、いろんな仕事をしたい、ただそれだけです」
とはいえ、すでにアジア全域で活躍している彼。それなら次なる野望、もしくは今後の抱負についても聞いてみたい。 「音楽をもう少しやってみたいですね。今もやってますが、遊びの範囲なので。音楽でもみなさんと接する機会がもてれば嬉しいです」 こちらももちろん、ウェルカムだ!
すっかり日本でも熱烈なファンに支持されてるチェン・ボーリン。前述のとおり、右肩上がりの成長ぶりだが、注目度の大きさにつぶされることなく、順風満帆にキャリアを積み上げていってる姿勢が実に頼もしい! 風貌にもずいぶん大人の魅力が加わってきたし、演技にもますます磨きがかかってきた今日この頃。さらなる活躍が期待できそうな、2006年の下半期の出演作も断然チェックしたい。
(取材・文/MovieWalker編集部・山崎伸子) |
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