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2006.11.6(月)更新
【動画・合同インタビュー】
阿部寛主演の恋愛ドラマ「アジアンタムブルー」で
劇中曲演奏も手掛けたヒロイン・松下奈緒にインタビュー
【動画・合同インタビュー】阿部寛主演の恋愛ドラマ「アジアンタムブルー」で劇中曲演奏も手掛けたヒロイン・松下奈緒にインタビュー
「最初は、ちょっと掴み所のない感じを受けたのですが、初対面の時に感じるような印象ってそういうものですよね。実際に演じてみると、葉子は相手のことを一生懸命考えるし、大切にする女性。お茶目なところもあるし、素直で前向きな人だなって思います」と葉子のキャラクターを分析してくれた松下奈緒
【動画・合同インタビュー】阿部寛主演の恋愛ドラマ「アジアンタムブルー」で劇中曲演奏も手掛けたヒロイン・松下奈緒にインタビュー
ニース(フランス)の美しい情景が堪能できるのも、本作の見どころのひとつ。「ラストシーンは空撮が行われたのですが、完成した作品を観て感動しました」とは松下談
【動画・合同インタビュー】阿部寛主演の恋愛ドラマ「アジアンタムブルー」で劇中曲演奏も手掛けたヒロイン・松下奈緒にインタビュー
実は現役・音大生(ピアニスト)でもある彼女。本作では、彼女自身が演奏するピアノ曲も使用されている。「音楽をレコーディングしている時は、葉子に対するレクイエムを弾いている気持ちで臨んでいました」とのこと
【動画・合同インタビュー】阿部寛主演の恋愛ドラマ「アジアンタムブルー」で劇中曲演奏も手掛けたヒロイン・松下奈緒にインタビュー
葉子と出会い、献身的な愛に目覚める主人公・隆二を演じるのは阿部寛。「撮影中は、阿部さんと監督と3人でよくディスカッションをしました。一緒の時間を過ごしているだけでも学ぶことが多くて、役についてもいろいろ考えさせられました。尊敬できる役者さんです」とは松下談
【動画・合同インタビュー】阿部寛主演の恋愛ドラマ「アジアンタムブルー」で劇中曲演奏も手掛けたヒロイン・松下奈緒にインタビュー
雑誌編集者の隆ニ(阿部寛)は、モデルからの紹介で新進カメラマンの葉子(松下奈緒)と出会う。“水たまり”を被写体に選ぶ彼女に、不思議な魅力を感じる隆ニは、急速に彼女に惹かれていく
(C)2006「アジアンタムブルー」製作委員会

【松下奈緒 プロフィール】
1985年、兵庫県生まれ。3歳よりピアノをはじめ、現在は音楽大学で学ぶ現役音大生。テレビ・ドラマ「仔犬のワルツ」の天才ピアニスト役でデビュー。演奏シーンも全て演奏し、ピアニストとしての実力も発揮。以後、「人間の証明」「恋に落ちたら 僕の成功の秘密」、「トップキャスター」「タイヨウのうた」など話題のテレビ・ドラマに出演、着実に女優としてのキャリアを重ねている。また、10月18日にはピアニストとしてデビュー・アルバムとなる「dolce」が発売。本格的に音楽活動も開始している

【STAFF&CAST】
監督:藤田明二 原作:大崎善生 出演:阿部寛 松下奈緒 小島聖 佐々木蔵之介 村田雄浩 小日向文世 高島礼子(2006/角川ヘラルド映画)110分
■11月18日(土)より、恵比寿ガーデンシネマほかにて全国順次公開
>> 公式サイト

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「カメラに慣れることから始めたら、
すっかりハマってしまいました」


 ハート形の葉を涼しげに揺らし女性に人気の観葉植物“アジアンタム”。繊細ゆえに一度枯れ始めると再生できない“アジアンタムブルー”に陥るという。だが、ごくまれにその“ブルー”を抜けだし、再び青々とした葉を茂らせることがあるそう。大崎善生の同名小説を映画化した「アジアンタムブルー」は、その“ブルー”を抜け出した男女が限られた時間の中で、精一杯生きる姿を描いた大人のラブ・ストーリー。そこで公開を前に、ヒロイン・葉子を演じた松下奈緒に、役作りから映画の見どころまで語ってもらった。

 テレビ・ドラマ「恋に落ちたら 僕の成功の秘密」のヒロイン役で注目を集め、テレビ・ドラマ版「タイヨウのうた」でも印象を残す松下奈緒だが、映画は初出演。新進カメラマンの葉子を演じるため「カメラに慣れることから始めた」と、その役作りを明かす。
「葉子にとってカメラは、一番身近にあるもので唯一の表現手段だと思うんです。だから、嘘がないほうがいいと思い、カメラの扱い方から練習しました。アナログのカメラを使うのは初めての経験だったので最初は大変でした」
と話す彼女だが、すっかりカメラの魅力にハマったようで。
「ニース(フランス)には劇中用と自分用の2台を持っていくぐらい、魅力にとりつかれていましたね。実際に私自身も水たまりを撮っていたんですよ(※葉子の主な被写体は水たまり)。劇中の台詞じゃないですけど、肉眼で見るより色が鮮明で綺麗ですし、風が吹いただけでも表情が変わる。そして現像するとさらに違うものが生まれる。葉子が水たまりを撮る気持ちもよく分かりました」
「撮影が順撮りだったので、徐々に葉子になっていきました」

 役作りの中でもうひとつ彼女が直面したのが“病気”と向き合うことの難しさ。
「一番辛かったのは、『病と向き合った時に人はどうなってしまうのか?』『どう向き合えばいいのか?』という気持ちが分からなかったこと。経験したことのない気持ちだし、周囲にもそういう人はいないので、自分の感じるまま演じたんです。順撮りだったこともあって、徐々に葉子になっていってました。最後の方は、ものが喉を通らなかったり、“死”に直面しているのが自分のことのように思えて、常に心のどこかでその時のことを考えていました」
と話す彼女。強さと弱さをほどよくミックスさせ、葉子を見事に体現している。
「葉子の経験がほほえましくて、演じていて嬉しかったです」

 映画のクライマックスを飾るのは、ニースから少し離れた港町、ヴィルフランシュ・シュル・メール。彼女に滞在した感想を聞くとこんな答えが返ってきた。
「色みも綺麗でどこを撮っても絵になるし、高台から海を見下ろすと本当に水たまりみたいに見える、おもちゃ箱みたいな街です。海と地平線がどこまでも繋がっていて、夕日が本当に綺麗なんですよ」
 撮影中は、葉子自身の心境がクロスしていたこともあり「心からは楽しめなかった」と話す彼女だが、撮影終了後は、美しい街を散策してリフレッシュしていたようだ。

 青々とした新葉が芽吹き再生する“アジアンタム”のように、葉子の人生も隆ニと出会ったことでキラキラと輝きはじめる。そこで、彼女に劇中で気に入っているシーンを挙げてもらった。
「ボルシチ(ロシアの代表的なスープ料理)をふたりで作るシーン。葉子にとって隆ニは初めて出来た家族だし、家族愛的な深い絆で結ばれていると思うんです。だから、並んでボルシチを味見をするという何気ないシーンなんですけど、一番幸せそうに見えるんですよ。あと、クリスマスにお互いプレゼント交換をするシーンで、あるモノを隆ニから貰うのですが、本気で笑っています。ローラー・スケートのシーンも心から楽しんで演じていました。葉子がすごく羨ましくて、こんな幸せな日々がずっと続けばいいのにと思っていました。でも、楽しい日々があればあるほど、いなくなった時に辛い思いをする。切ないですよね。私自身は、葉子のような微笑ましい経験はないので、演じていて嬉しかったです」
「『私ならどうするのだろう?』と考えさせられる作品。ぜひ大切な人と観て欲しいです」

 松下奈緒から最後に、一言メッセージをもらった。
「映画を観終わった後『私だったらどうするのだろう?』『もし愛する人がそうなったらどう接してあげればいいのだろう?』と考えてもらえる作品になっていると思うので、ぜひ大切な人と見て欲しいです。映像も綺麗なので、スクリーンで観るのが一番ですよ!」

 ニースの美しい景色を背景に、ふたりの純粋で切ない愛の物語が、優しい音楽に乗せて描かれる大人の恋物語。深まる秋にこそオススメだ!

(取材・文/ライター大西愛)
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