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| 映画初出演ながら、浮気な夫を好演した雀々。秋野は、「ジャックとは、長い付
き合いでやりやすかったんですが、逆に教えられることが多かったです」。浜村
は、「若い頃の森繁(久彌)さん、特に『夫婦善哉』の森繁さんみたいな芝居やっ
てんなぁと思いました」と、2人とも大絶賛した |
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| 秋野暢子の鋭い(?)眼差しに圧倒される久野雅弘。会見中はほとんど喋らず、普
通の高校生といった雰囲気だったが、「ごめん」('02)で第24回ヨコハマ映画
祭・最優秀新人賞を受賞した若手実力派俳優なのだ! |
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| 大阪ならではの独特な空気感と掛け合いで、チームワークの良さがうかがえる。
この“個性のかたまり”をまとめたのは、本作で映画監督デビューとなる小林聖太
郎(一段目の一番右)。「監督さんなのに、よく走り回るなぁ、と思いました
(笑)」と、谷村美月が語る通り、小林監督は助監督時代と同じ(?)気持ちでがん
ばっていたとか |
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| 貴重なスリーショット! 浜村とテントのチョイ役ながら、強烈なインパクトを
放つ出演シーンも必見です!! 超大物たちに挟まれ、久野もタジタジ… |
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恋人がいるものの、手も繋げない奥手な高校生、賢治。彼は、不動産屋を営む母
から頼まれた父の素行調査中、浮気現場を目にしてしまう。彼は相手の女性、ゆ
かりに事情を話すが、次の日、彼女が不動産屋の面接に… (C)シマフィルム |
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【STAFF&CAST】
監督・脚本:小林聖太郎 出演:秋野暢子 桂雀々 久野雅弘 ちすん 谷村美月 テント 浜村淳 (2006/シマフィルム)83分

>> 公式サイト |
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記者会見のはずが… 司会・浜村淳の独演ショー!?

浜村淳が記者会見の司会をする!? そんな、関西人にとってすごく贅沢な会見が十三・第七藝術劇場で行われた。「十三という町が本格的に映画になりました。『ブラック・レイン』などに、チラッと登場致しますが、あれは確か松田優作にアンディ・ガルシアが殺される場面を撮ったのかな? (それで)よけい十三のイメージが悪くなりまして…、それでも何とか、十三は人情いっぱいで明るく楽しい町ですよ。というのを分かってもらいたくて・・・・・・・(ここから身内ネタが約5分/笑)」。おなじみの“さて、皆さん”は聞けなかったものの、お約束の少し長め(笑)の前フリで映画の会見が始まった。
物語の舞台は、大阪の下町・十三。彼女とキスどころか手を繋ぐこともできない奥手な高校生・賢治と、父の浮気で何度も離婚の危機を迎えている両親、3人を取り巻く個性豊かな人々の姿を人情味たっぷりに描くコメディ「かぞくのひけつ」(12/2(土)より、大阪・第七藝術劇場ほかにて公開)。2005年9月に閉館し、2005年12月にまた復活した大阪・第七藝術劇場の復活記念作品として、オール十三ロケが敢行された人情劇だ。
そんな、大阪の良さがギュッとつまった作品をPRするために、小林聖太郎監督を始め、秋野暢子、桂雀々、久野雅弘、ちすん、谷村美月、テント、浜村淳(出演もしている!)と豪華キャストが一同に顔を揃えた。 |
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記者会見のはずが… ボケと突っ込みの嵐!?

「ここにいる方しか考えられません」と小林監督が語るように、出演者も大阪出身の俳優が集められ、劇中さながらの和気あいあいとした雰囲気で会見が進められた。
「賢治を演じた久野雅博です。えーっと……」と主演の久野が口ごもると、母親役の秋野暢子から、「しっかりしぃや!」と劇中のように“大阪のオバちゃん”の突っ込みが入る。そして改めて。
「こういう場で喋るのはいつまでも緊張するんですけど…宜しくお願いします!」言葉少なく、劇中そのままといった感じの久野くん。そして“息子”に愛のムチをふるった秋野は、「実家も大阪なので、すごく楽しかったです。しかも久々に大阪のオカンの役で、のびのびやらせてもらいました」
続いて、今回映画初出演で自然な演技をみせる落語家・桂雀々が、「こんなに時間のないところを、(撮影期間が)2週間でよくやれたなと思いましたね。映画の他に落語会もやりぃの、営業も行きぃので…」そこですかさず浜村から「いかに自分が売れてるかというのを強調したいんですね(笑)」と、また共演者からの突っ込みが入る。こんな風に、突っ込みの嵐でやかましく(?)会見は進行し、雀々の愛人役、ちすんが浜村に本名を聞かれて苦笑いしたり、賢治の恋人を演じた谷村美月が地元でのリラックスした撮影現場を振り返った。そして大トリは、賢治が原因不明のオカシな病気になり、助けを求めた薬屋の主人を怪演(?)し、主題歌まで担当している芸人・テントの挨拶。「歌を歌わせてもらってます。ちょっとうさんくさい、歳もちょっと分からん役させてもらってます。(撮影は)何かちょっと緊張しながら楽しい日々をまぁ、ちょっとだけですけどね。ウイッ ウイッ ウイッ!」と意味不明なコメントと、お得意の肩をすくめるギャグを披露し、会場を盛り上(下?)げた。 |
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こうして、始めのちょっとした挨拶だけで爆笑連続の会見。キャストだけでなく、撮影中は、いろんな意味で地元の人々に協力してもらったんだとか。
秋野「衣装で良いのがなかなか揃わなかったんで、急遽、十三の商店街で衣装を選ぶことにしたんです。そしたら、夕方の7時頃でもう店が閉まりかけてたんですけど、私らが衣装探してるって知ったら全部開けてくれはって。あれには本当に感謝してます」そして、十三ならでは(?)のこんなエピソードも。「実際に、道を歩いている人がエキストラとして出てくれてはるんですけど、現場近くのスーパーに買いに来る人達が多種多様で。子供がね、何か分からないモンゴル共和国の帽子みたいなのを被ってたり(笑)。あとは、バイクのフルフェイスのヘルメットを被った人が、ま、バックはエルメスのパッチもんなんですけど(笑)、そのまま店の中入って、そのまま出てきはったんです。それ強盗でしょ(笑)!」
続けて雀々も「本当に個性豊かというか。これは十三でしかありえないな、というか、他ではないキャラクターの濃さと明るさがみんなミックスされたような感じがするんです。うぁ、こんな人いてはんねんや! という。人間そのものがストレートに出てる、(十三は)そういう町です」
2人の話から伝わるように、人情や笑いなど大阪の良さがギュッと詰まった本作。何でもありのオカシな人たちの話でとことん笑わせて、でも最後には心がじ〜んわり温かくなる。
「今回は、本当にみんなで作った感じがしましたね。監督は意識して撮られてかは分からないんですけど、演じてる側は、人と人との距離間がとてもタイトだという感じがありましたね。ものすごく近い、そんで声大きい。みたいな(笑)」 |
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会見で、監督にどうして家族の映画を作ったのか?との質問がぶつけられ、「家族っていう単位がよく分からないんです。結婚しない人とかがいたり、今の時代で変わってきてると思いまして。どうして一緒に住み続けてるのか? 疑問というか、確信が無いんですよね。結論が出ないままこの映画を撮ってました。撮ったら分かるかな?と思ってたんですけど、結局分からなかったです(笑)」と答えた監督。でも、キャスト、取材陣を含め、みんなが終始笑顔だったこの会見に、“かぞくのひけつ”が詰まっていた気がした。
(取材・文/リワークス 澤田恵都子) |
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