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| 本作のほかに「悪夢探偵」、「長州ファイブ」、「プルコギ」、「アヒルと鴨のコインロッカー」など待機作が目白押しの松田龍平。2007年は龍平イヤーとなるか!? |
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| 「松田龍平くんとは二十数年のお付き合いですが…(笑)」と、同じ作品に出演できたことを嬉しそうに話す松田美由紀。歳を重ねても失うことのない若さと美しさは脱帽ものだ! |
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| 元モデルではなく、すっかり女優という肩書きが板に付いた市川実日子。作品の持つ詩的な雰囲気によって彼女独特の“透明感”がより引き立っています |
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| 左から・御法川修監督、松田龍平、松田美由紀、柄本明、市川実日子、片山瞳、浅見れいな |
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■「世界はときどき美しい」は春より渋谷ユーロスペースにて公開 (C)2006「世界はときどき美しい」製作委員会 |
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STAFF&CAST 監督・脚本:御法川修 ●第1章「世界はときどき美しい」 出演:松田美由紀 ●第2章「バーフライ」 出演:柄本明 ●第3章「彼女の好きな孤独」 出演:片山瞳 瀬川亮 ●第4章「スナフキン リバティ」 出演:松田龍平 浅見れいな ●第5章「生きるためのいくつかの理由」 出演:市川実日子(2006/ユナイテッドエンタテインメント)70分

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「脚本を読んで、とても優しい 雰囲気の作品だと思った」(松田龍平)

10月に開催された第19回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」に正式出品されるなど、早くも話題を集めている「世界はときどき美しい」。5つの短編からなるこの作品は、まるで詩を映像として表現しているような、ありそうでなかったアンソロジーだ。来春の公開を前に開かれた完成披露試写会でスタッフ&キャストによる舞台挨拶が行われた。
本作が劇場映画デビューとなる御法川修(みのりかわおさむ)監督。日常の中にあるありふれた風景を丁寧に切り取り、映画でありながらも詩集や写真集のような世界を描こうと思ったきっかけを次のように語った。 「普段、気付くことのない小さなものを見つめ直したいと思い作った映画です。私たちの生きる世界は大きくて曖昧なものですが、その中でささやかで大切なものを見つめ直してみたかったんです。自分の生きていることを精一杯肯定してみようと思い作りました」
そんな監督のメッセージを伝えるのは、松田龍平、市川実日子など日本映画界をリードする注目の俳優陣だ。第4章「スナフキン リバティ」で天文台に勤める柊一を演じた松田龍平は、 「脚本を読んで、とても優しい雰囲気の作品だと思いました。自分の出演する章以外のストーリーは知らなかったんですが、完成した作品を観て5つで1つの作品なんだなと感じました」と話す。また、柊一を演じるうえでイメージしたのは御法川監督だったそう。 「監督はとても気を使う方。もうちょっと堂々としていてもいいのかなと思いました(笑)」というコメントからは、御法川監督の人柄が伝わってきた。
柊一の彼女、朋子を演じた浅見れいなは、松田龍平との共演を 「最初はすごく静かな人で人見知りをする方だったので、きっと仲良くなれないな(笑)と思っていたんですが、話していくうちに同い年だったり、家が近所だということが分かって、楽しく撮影させていただきました」と振り返り、「とてもあたたかな気持ちになれる映画です」と感想を述べた。
第5章「生きるためのいくつかの理由」の市川実日子もまた 「映像の質感がとても好き。5つのストーリーの主人公たちは年齢も性別も違う人たちだけれど、彼らが大切にしていること、嬉しいと感じる風景を感じてほしいです」と作品の持つ雰囲気を語った。
本作で女優デビューを飾ったモデルの片山瞳は初演技ながらも第3章「彼女の好きな孤独」で大胆な演技を魅せた。 「この作品に出演して生きていくうえでの大切なことをたくさん学びました。撮影は緊張しっぱなしでしたが、すべてが刺激的で楽しかったです」
燻し銀の存在感を放つ柄本明は、第2章「バーフライ」で酒場を渡り歩く中年おやじを熱演。ベテラン俳優だからこそ出せるオーラを見せつけた。
そして、映画タイトルでもある第1章「世界はときどき美しい」で絵画教室のヌードモデルを仕事にしている女性を演じた主演の松田美由紀は、この作品の魅力は「映像美」にあると語る。 「ただ美しいだけでは映像美は成立しない、中身が伴わないと成立しないと思うんです。目の中に入ってくる空気感を感じてほしいです」理屈ではなくありのままを感じることが映画を楽しむ最大のコツなのだ。また、共演はなくとも同じ作品に親子揃って出演できた喜びを「こうして舞台に立っていられるだけで感無量です!」と満面の笑みで語った。
フランスの詩人、ジャック・プレベールの詩編「われらの父よ」の一節よりとられた映画タイトルをはじめ、各章に用意された印象的なフレーズ、8mmフィルムだからこそ描けた色彩と質感──5つの短編には誰もが知っている“キラキラ”と光る日常の欠片がたくさん詰まっている。「世界はときどき美しい」は、映画詩(シネポエム)という新たなジャンルの先駆者的作品となることだろう。
(取材・文/ライター新谷里映) |
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