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2007.1.18(木)更新
【動画・独占インタビュー】
周防正行監督の社会派ドラマ「それでもボクはやってない」で
痴漢に間違われた主人公を熱演した加瀬亮を直撃!
【動画・独占インタビュー】周防正行監督の社会派ドラマ「それでもボクはやってない」で痴漢に間違われた主人公を熱演した加瀬亮を直撃!
「周防正行監督の思いの詰まった迫力のある映画になっていると思います。ぜひ劇場に足を運んで観て下さい」と本作をアピールしてくれた加瀬亮
【動画・独占インタビュー】周防正行監督の社会派ドラマ「それでもボクはやってない」で痴漢に間違われた主人公を熱演した加瀬亮を直撃!
社会派ドラマならではの面白さと、臨場感あふれる裁判シーンが展開する本作。刑事裁判がどういうものか、対応はどのようにすればいいのかなどのアドバイスも満載だ!
【動画・独占インタビュー】周防正行監督の社会派ドラマ「それでもボクはやってない」で痴漢に間違われた主人公を熱演した加瀬亮を直撃!
それにしてもあの状況の中、最後まで「やってない!」と言い貫くことができる徹平って強いですよねという著者の言葉に「そこは考えたこともなかったし、疑問にも思わなかったんです。やってないんだから『やってない!』と言い続けるのは彼にとっては当たり前のことなんですよ」と語ってくれた加瀬亮
【動画・独占インタビュー】周防正行監督の社会派ドラマ「それでもボクはやってない」で痴漢に間違われた主人公を熱演した加瀬亮を直撃!
加瀬亮演じる金子徹平は、会社の面接に向かう途中、満員電車で痴漢と間違われ現行犯逮捕されてしまう
【動画・独占インタビュー】周防正行監督の社会派ドラマ「それでもボクはやってない」で痴漢に間違われた主人公を熱演した加瀬亮を直撃!
元裁判官で弁護士の荒川(役所広司)が徹平の無実を信じて動きはじめ、ようやく心強い味方ができほっとするのもつかの間、99.9%という高い有罪率の刑事事件として起訴されてしまう
【動画・独占インタビュー】周防正行監督の社会派ドラマ「それでもボクはやってない」で痴漢に間違われた主人公を熱演した加瀬亮を直撃!
最初は徹平の無実に不信感を募らせていた須藤(瀬戸朝香)。面会を繰り返すうちに、彼の無実を確信していく
(C)2006 フジテレビジョン アルタミラピクチャーズ 東宝

【加瀬亮プロフィール】
1974年神奈川県生まれ。ワシントン州シアトル郊外で7歳まで育つ。1977年より演技を学び始め、俳優・浅野忠信の付き人となり数々の現場に参加。2000年に「五条霊戦記」でスクリーン・デビューを果たし、その後テレビ、CMと活躍の場を広げる。主な作品に「ロックンロールミシン」、「カクト」(共に2002)、「アカルイミライ」(2003)、「69 sixty nine」、「茶の味」、「誰も知らない」、「ニワトリはハダシだ」、「理由」(いずれも2004)、「パッチギ!」、「アバウト・ラブ 関於愛」、「疾走」(いずれも2005)がある。主演作に「アンテナ」(2004)、「スクラップ・ヘブン」(2005)があり、「アンテナ」では2005年度日本映画プロフェッショナル大賞主演男優賞を受賞。2006年は「好きだ、」、「ナイスの森 The First Contact」、「ハチミツとクローバー」「硫黄島の手紙」(公開中)など7作品が公開。待機作に「叫(さけび)」、「オリオン座からの招待状」があり、塚本晋也演出による舞台「哀しい予感」の出演も決まっているなど、今最も注目を集める若手実力派俳優である

【STAFF&CAST】
監督・脚本:周防正行 製作:亀山千広 撮影:栢野直樹 音楽:周防義和 出演:加瀬亮 瀬戸朝香 山本耕史 もたいまさこ 役所広司 田中哲司 光石研 尾美としのり 田口浩正 清水美砂 竹中直人(2006東宝)143分
■1月20日(土)より、シャンテ シネほかにて全国公開
>> 公式サイト
加瀬亮インタビュー(3分56秒) [それでもボクはやってない]
>> 「それでもボクはやってない」試写会イベント
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周防監督が11年ぶりに手がけた題材は裁判
直球勝負の意欲作がいよいよ公開


 痴漢に間違われ逮捕された青年の目を通して、刑事裁判の問題点を描きだした周防正行監督の最新作「それでもボクはやってない」がいよいよ公開。そこで、本作の主人公・金子徹平役を演じた若手実力派俳優の加瀬亮を直撃。飾ることなく誠実なまなざしで、撮影中のエピソードから本作で得たことまで語ってくれた。

 「Shall we ダンス?」から11年。周防正行監督が最新作で手がけたテーマは、なんと“裁判”。ある痴漢裁判の無罪判決に興味を抱いた監督が、3年もの歳月をかけて丹念に取材。刑事裁判のあり方に疑問を抱いた監督は、なんと“裁判”そのものを主役にして本作を作りあげた。そこで、まず脚本を読んだ時の感想から加瀬亮に聞いてみた。
「自分が全く無関心だった裁判制度のことが、本当に面白く、分かりやすく書かれていたので、最初は一気に読んでしまったんです。ところが、演じる側の視点で読んでみたら、登場人物たちのキャラクターがあまりにも描かれていなくて(苦笑)。監督に聞いても『大丈夫!』としか言わないので、正直なところ最初はすごく不安でした」

 とは言うものの、撮影が始まったらそんな不安はどこかに飛んでいったんだそう。
「脚本に書いてあるセリフから、徹平の言葉の選び方や喋り方が見えてきたので、そこから想像を膨らませて演じていきました。彼は、我慢のレベルが自分よりも高いし、そして物事を優しく受けとる人だなと感じました。例えばジュースがない時に『なんでジュースがないんだよ!』ではなく、『ジュースがなくて悲しいな』と受けとるんですよね。そこをベースに、あとは、とにかく『やってない!』ってことですよね。そこがブレることはなかったですし、もし長いセリフを途中で忘れたとしても、とにかく『やってない!』と言おうと決めていました(笑)」
「今までは無関心だった裁判制度
これは他人事じゃないと感じました」


 警察署の取調べでも容疑を否認し、「やってない!」と無実を訴える徹平の言葉は誰の耳にも届くことなく、自白を迫られる日々が続く。拘留生活の中で、どんどん孤独感と焦燥感に苛まれていく姿は、観るものの胸を締めつける。
「自分が言っていることを誰も信じてくれないという状況がひたすら続くので、それはやっぱり寂しいことだし、辛いことです。でも、役で感じたストレスなんて、当事者(実際の冤罪事件の被害者)の方々が体験してきた事に比べたら、やっぱり比じゃないんですよ」

 そう噛みしめるように話していたのが印象的だった彼。もし、自分が当事者の立場に立たされたらどうする?と質問すると、
「ここまでの大変さを知っちゃうと、さっさと5万円払って出てこようかなという思いにかられるんですけど(笑)、この映画をやらせてもらった以上は闘わなきゃいけないかなというのはありますね」との答えが、さらに本作で彼が得たものは、彼自身にとっても大きなものだったよう。
「これは他人事じゃない。現在、自分の居る場所のことだと感じたんです。そこに関心を持たせてくれた周防監督には感謝です。映画を観ると、いろんな疑問が生まれてくると思うんですけど、いっぺんに全部を解決する方法なんてないんですよ。犯罪も、裁判も人がやることだから、完璧を求めるのは無理なんです。ただ、こういう間違えが起きた時に、それをどう回復させるかについては、裁くのと同じぐらいの労力を使わないとダメだと思うんです。この映画は、みんなが楽しく生きていくための素敵な世界を創造する“優しさ”みたいなものが、強く見えてくるんです。それは本作を通して教えられたことですね」
「撮影現場は監督の人柄そのもの
周防監督の撮影現場は居心地が
良かったです」


 「周防正行監督のことは、監督としてだけではなく男としても素敵だなあと思うんです」と嬉しそうに頬を緩ませながら話してくれた彼、撮影現場も相当居心地が良かったよう。
「みんなが監督のことが好きなんですよ。僕は、撮影の現場っていうのは、監督の人柄だと思っているんですけど。周防監督の描きたいものがあって、彼を中心にみんながそこに向かっていく感じが僕は好きでした。もちろん緊張感もありましたけど、すごく心地良い撮影現場でした」

 先日発表された第64回ゴールデン・グローブ賞で外国語映画賞を受賞した「硫黄島からの手紙」(公開中)やベネチア映画祭で注目を集めた「叫(さけび)」など、今年も続々と主演&出演映画が目白押しの加瀬亮。おごることなく謙虚な姿勢で目の前にあることを一生懸命取り組む姿勢には、頭が下がる。彼の代表作に加わるだろう1作。題材は少々硬いけど、それでもやっぱり観て欲しい!

(取材・文/ライター 大西愛)
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