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| 「今回はエイリアンもロボットも出てこないけれど、誰もが共感できるヒューマンドラマ。幸せになりたいという琴線に触れる作品なんだ」とウィル・スミス。 |
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| アカデミー賞で息子のジェイデンが受賞したらどんな言葉をかける?という質問には「ジェイがオスカーを獲ったら『お父さんによこしなさいっ!』って言うよ(笑)」 |
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| 毎度のことながらサービス精神旺盛のウィル・スミス。撮影時のポージングを次々と決めてくれました。さすがっ! |
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| ■「幸せのちから」は1月27日(土)より日比谷スカラ座ほかにて全国ロードショー |
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STAFF&CAST 監督:ガブリエレ・ムッチーノ 出製作・出演:ウィル・スミス 出演:サンディ・ニュートン ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス(2006米/ソニー)117分

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「今まで様々な作品に出てきたけれど この作品が最高の演技だと思うよ!」

「メン・イン・ブラック」('97)では宇宙人、「アイ,ロボット」(2004)ではロボットを相手にしたりと、アクション・ヒーローとして多くのメガヒット作に主演してきたウィル・スミス。彼が次に選んだ作品はホームレスから億万長者という夢を実現させた男のサクセス・ストーリー「幸せのちから」。全米で話題となった驚くべき実話をもとに作られた映画である。日本が大好きなウィル・スミスが日本でのプロモーションをしないわけがない!ということで、7回目の来日を果たし開催された記者会見の模様を取材した。
主人公クリス・ガードナー(ウィル・スミス)は、愛する息子のため一流証券会社の株式仲介人になることを決意するが、半年の研修期間は無給という厳しい現実が待っていた。ホームレス暮らしにまで追いつめられながらも幸せを目指して奔走する。逆境に立ち向かう男の姿、そして苦しい生活であっても深く結ばれた父子の愛に心打たれる。そんなハートウォーミングな物語をより感動的にしているのはウィル・スミス、そしてウィルの実の息子であるジェイデン・クリストファー・サイア・スミスの名演技にある。 「息子との共演は親子関係に素晴らしく良いものをもたらした。もちろん、映画にも特別な要素を加えたと思うよ。映画の中で唇と唇のキスシーンがあるけれど、あれはスミス家では日常なんだ。他の子役とあの雰囲気を出すことは難しかったかもしれないね。今まで様々な作品に出てきたけれどこの作品が最高の演技だと思うよ!」と大満足。ちなみにジェイデンは、縁故採用ではなくオーディションで役を勝ち取っている。さすがウィルの息子!
妻であり女優のジェイダ・ピンケット・スミスは、ウィルがジェイデンにプレッシャーを与えすぎていないか心配していたそう。 「『セットにいる限りジェイはあなたの息子じゃない、共演者なのよ。役者として問題があるときはそれを監督に、それ以外で問題のときは母(私)に言ってね』と妻に言われたよ(笑)。だから『僕のシーンをジェイが全部盗んでいく!』って言ってやったんだ」と会場を笑わせつつも、 「ジェイは人間の感情を読み取ることに長けている。自分の経験していないことであっても──例えば駅のトイレのシーンでは実際にその場に連れて行って説明をすると、その状況、その時の感情を理解するんだ。すごい才能だよ!」とベタ褒め(笑)。
“絶対に諦めない”という揺るぎない信念のもとクリスは人生最大のチャレンジに立ち向かっていく。それは研修者20名が競う、たった1名の正社員枠を勝ち取ること──。 「俳優は演じる役のすべてを経験しているわけじゃない。でも役の中のたった1つでもいい、共通する部分を探してそこから広げていくんだ。僕もクリスも信心深い家庭で育ったという環境が似ていた。それは本気で信じればどんなことでも実現するということ。もちろん、競争の激しい現代社会ではその信念を貫くことは難しいかもしれない。でも、その中で生き抜いていく最大の道具は“希望”を持つこと。希望があるから明日を迎えられると思うんだ。狭い宇宙の中で希望を持つことだけは自分の思い通りになるんだよ!」 また、ウィル自身も独身時代にクリスのようにすべてを失った経験があったことを明かした。
クリス・ガードナー本人と実際に会った印象については 「なんて穏やかな人なんだろう!と思ったよ。大きなトラウマがあるはずなのにそれを全く見せない人。彼は苦労を乗り越えた目をしているんだ。そういう素晴らしい目を持った人を僕はあと2人知っている。モハメド・アリとネルソン・マンデラ大統領だ」 彼ら同様、ウィル・スミスもまたその素晴らしき“目”をスクリーンに映し出し、観客を感動へと導くことだろう。惜しくもゴールデン・グローブ賞は逃したが、これからのアカデミー賞を始めとする映画賞レースでどう評価を受けるのか楽しみである。
最後に今後の役者人生について訊ねてみた。 「アメリカは夏に公開されるブロックバスター映画(超大作もの)と、秋冬に公開される地味なアートフィルムの2つに分かれているけれど、僕としてはその2つをブレンドさせていきたいんだ。それが僕のゴールだね。『グラディエーター』(2000)や『フォレスト・ガンプ 一期一会』('94)のような映画に出演していきたい」と新たな目標を掲げるウィル・スミスだが、本作「幸せのちから」も十分それらに続く名作となるはず!
(取材・文/ライター新谷里映) |
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